モンステラ気根のパワーがものすごく強い為、細い支柱は捻じ曲げてしまいます。モンステラボルシギアナはそれほどパワーを感じないのですが、モンステラデリシオーサの仲間は、どれもパワーがすごくて、細い支柱ネトロンパイプ)はグニャグニャに曲げてしまいます。そんな中でもモンステラシエラナは、モンステラデリシオーサの仲間の中ではも細いですし、ネトロンパイプ支柱を捻じ曲げる程の力は無いと思っていたのですが、やはりモンステラデリシオーサの仲間、2メートル近くまで育てていると、支柱を捻じ曲げてしまう力を持ち合わせている事が判明しました。

支柱を捻じ曲げるモンステラシエラナ(2024年11月7日撮影)

先日既に社会人の27歳の長女と22歳の長男がモンステラを育てている事務所にお茶しに来たのですが(ちなみに大きく成人した子供たちがいますが私はまだ40代です)、その際にモンステラの大きさが分かるように身長183cmの長男とモンステラを並べて撮影してみました。中央が2メートル50センチ近くまで成長しているモンステラボルシギアナセブブルーミント、向かって右が187センチの高さまで成長したモンステラシエラナです。

モンステラシエラナ

モンステラボルシギアナセブブルーミントは、正面・裏側・横側どこから見ても支柱は曲がっていないのですが、モンステラシエラナは裏側から見ると支柱が捻じ曲げられている事が確認できます。

モンステラシエラナ

ネトロンパイプが曲がらない様に、支柱を設置した当初から緑の園芸用支柱を黒いネトロンパイプ支柱に括り付けていたのですが、写真の通り緑の園芸用支柱は真っ直ぐなのに対して、黒いネトロンパイプ支柱はグニャリと歪に捻じ曲げられている事が確認できます。

モンステラシエラナはまだよい方で、モンステラマイクロコズムモンステラスケルトンなどは、一枚ののサイズが1メートルになるまで育て上げると、細いネトロンパイプ支柱だともの凄いパワーでグニャグニャに捻じ曲げてしまいます。最低でもEP-125(内径:12.8センチ、外径:14.0センチ)のネトロンパイプで支柱を立てた方が安心できます。モンステラシエラナだからまだこれほどの捻じれで済んでいます。

以下の写真は背面から見た上部のネトロンパイプの捻じれです。こちらも歪に捻れてきているのが確認できます。

モンステラシエラナ

ただ正面や横から見ると支柱の捻じれが目立ちません。

モンステラシエラナ
モンステラシエラナ

モンステラは長い時間をかけて美しく仕立てながら、大きく育てた方が魅力が増します。

このモンステラシエラナはもうそろそろで天井に到着しそうなので、次回カットして育てる際にはもう少し太めのネトロンパイプの支柱で育ててみたいと思います。

私が普段利用しているネトロンパイプの支柱は、以下のページでまとめています。

モンステラシエラナとは?

モンステラデリシオーサシエラナは、メキシコのオアハカの一部のエリアに自生しているモンステラの個体群です。耳がフラットなモンステラがシエラナとして販売されている事がありますが、オアハカの一部エリアに自生する個体群でなければそのモンステラはシエラナでは無いそうです。詳細については、以下のページでまとめています。