2025年3月10日(過去の栽培記録はこちら)より栽培を開始しているモンステラの組織培養株(メリクロン株)に新しい葉が展開してきました。組織培養株(メリクロン株)は、モンステラデリシオーサのミント斑(具体的な種類は不明)と、グリーンスノーの名前で販売されていた2種類の組織培養株(メリクロン株)の2種類を育てているのですが、モンステラデリシオーサのミント斑(具体的な種類は不明)の新しい葉が開きました。グリーンスノーについても新しい芽がちょこんと出てきました。

栽培2ヵ月で新しい葉が出てきたモンステラの組織培養株(メリクロン株)(2025年5月2日の様子)

2025年3月10日(過去の栽培記録はこちら)より栽培を開始しているモンステラの組織培養株(メリクロン株)です。向かって左側がモンステラデリシオーサのミント斑(具体的な種類は不明)、右側がグリーンスノーの名前で購入した株になります。

モンステラデリシオーサのミント斑(具体的な種類は不明)側に新しい葉が開きました。

グリーンスノーについても新しい芽がちょこんと出てきました。

これから成長期となりますが、モンステラの組織培養株(メリクロン株)はどれぐらいの期間でどれほど成長するのかを確認したいきたいと思います。

モンステラの組織培養株(メリクロン株)の栽培記録

Plant Cultivation Record

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラの組織培養株(メリクロン株)の栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

2025年5月2日

栽培2ヵ月で新しい葉が出てきたモンステラの組織培養株(メリクロン株)New!!

2025年3月10日

モンステラの組織培養株(メリクロン株)の栽培開始

モンステラの組織培養株(メリクロン株)の栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

モンステラの組織培養株(メリクロン株)とは?

組織培養(Tissue Culture)とは、植物の一部(茎、葉、根など)から細胞や小さな組織を取り出し、無菌状態で培養して新しい植物を人工的に増やす栽培技術です。クリーンな培養室で微細な組織を増殖させることから、「クローン栽培」とも呼ばれます。組織培養の中でも、植物の「分裂組織(メリステム)」から得たクローン苗を特に「メリクロン苗(Mericlone)」と呼びます。「メリクロン」は、「メリステム(Meristem)(=成長点)」+「クローン(Clone)」を組み合わせた造語です。成長点には病原体が入り込みにくく、特にウイルスに感染していない健康な細胞が含まれているため、そこから増やした苗は病気に強く、形質も安定していると言われています。そのため、高品質な苗を大量生産できる方法として、メリクロンは洋ランや観葉植物の分野で広く用いられてきました。モンステラもその一つで、安定した斑入り模様や葉の形状を再現するために利用されています。こうした組織培養苗は、最初は完全に管理された無菌環境で育てられているため、いきなり外の環境に出すと枯れてしまう恐れがあります。そのため、「順化(じゅんか)」という段階を経る必要があります。順化とは、培養環境から通常の栽培環境(空気中・土・自然光など)に植物を少しずつ慣らしていくプロセスです。これを丁寧に行うことで、組織培養苗は安定して成長できるようになります。モンステラの順化については、恐らく他の方々が解説していると思いますので、本サイトでは、順化を経たモンステラの組織培養株(メリクロン株)が果たしてちゃんと成長するのか?について栽培記録でご紹介していきたいと思います。