
モンステラの種類
実際に自ら育てる33種類のモンステラをご紹介
モンステラデリシオーサ
Monstera Deliciosa
モンステラデリシオーサは、モンステラの仲間の中では最も大きな葉を持ち、成熟した株では一枚の葉の大きさが1メートル近くにもなります。成熟した葉にはモンステラらしく深い切れ目が入り、沢山の穴があきます。ハワイアン雑貨等で見かけるモンステラは、モンステラデリシオーサの大きな葉がモチーフにされている事が多いです。一般家庭では、モンステラの葉は1メートルまで大きくする事はできないとよく見かけますが、我が家のモンステラデリシオーサは、一枚の葉のサイズが1メートルまである株も存在します。私が実際に育てている株を中心に、モンステラデリシオーサの仲間をご紹介致します。
モンステラデリシオーサの詳細については、以下のページでまとめています。
上記でご紹介したモンステラデリシオーサの種類は、日本で販売されている主な種類です。海外では新しいモンステラデリシオーサの仲間が次々と誕生しており、日本ではなかなか見かける事ができない以下の様なモンステラも販売されています。品種改良には詳しく無いのですが、もし自然界に存在しないモンステラが人間の手によって生み出され、高額販売されているとなるとそれでよいのか?と疑問を抱くところもあります。個人的に斑入りのモンステラは、安くて丈夫で育てやすいイエローモンスターで充分です。イエローモンスターも斑が定着しやすい様に品種改良された種類?なのかもですけれど。
- Monstera shamrock shake(モンステラシャムロックシェイク)
- Monstera Masterpiece(モンステラマスターピース)
- Monstera Bulbasaur(モンステラバルバソー)
- Monstera Devil(モンステラデビル)
- Monstera Ocean mint(モンステラオーシャンミント)
- Monstera deliciosa White lava(モンステラデリシオーサホワイトラバ)
- Monstera Viet Truong Sa
- Monstera Deliciosa Tricolor(モンステラデリシオーサトリカラー)
- Monstera Thai Constellation Creme Brulee(モンステラタイコンステレーションクリームブリュレ)
- Monstera Thai Constellation Green snow(モンステラタイコンステレーショングリーンスノー)
- Monstera Thai Constellation Electrolyte(モンステラタイコンステレーションエレクトロライト)
- Monstera Thai Constellation Medusa(モンステラタイコンステレーションメデューサ)
- Monstera Yellow Thai Constellation(モンステライエロータイコンステレーション)
- Monstera Siam(モンステラシアム)
上記のモンステラは、一体どんなモンステラなんだろう?と気になられた方がいると思うので、一部のモンステラの価格と合わせて以下のページでまとめています。
モンステラボルシギアナ
Monstera Borsigiana
モンステラボルシギアナは、楕円形の葉に穴があく種類がメインとなります。その為、モンステラデリシオーサの様に、コンパクタ、シエラナ、スケルトン、タイコンステレーション、マクロコズムといった上記でご紹介した豊富な種類はありません。白斑であればホワイトタイガー(アルボ)、黄斑であればオーレアと呼ばれる種類に分類されています。中にはレアな種類として、一株で白斑と緑斑の両方を持ち合わせるセブブルーミントや、デリシオーサとボルシギアナ両方の特徴を持つモンステラデリシオーサボルシギアナミント(モンステラデリシオーサミントブラジリアンフォーム、モンステラボルシギアナミントという様な名前で呼ばれている事もあります。)も実際に育てているとボルシギアナの特徴が強いと感じる為、ボルシギアナの種類の括りでご紹介します。
モンステラボルシギアナの詳細については、以下のページでまとめています。
デリシオーサとボルシギアナの違い
上記でご紹介したモンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナはとても似ています。それぞれの違いについては、以下のページでまとめています。
その他のモンステラ
Other
モンステラといえば、上記でご紹介したデリシオーサとボルシギアナが一般的ですが、モンステラの種類には、以下の通り様々な種類があります。マドカズラで有名なモンステラアダンソニーもモンステラの種類となります。私は専門家では無く、素人の愛好家ですので間違いがあればその都度修正していきます。
斑入りモンステラの種類
Variegated
斑入りのモンステラは、モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、sp. ペルー、レクレリアナといったモンステラの種類で見かける事があります。斑の色は、白斑、黄斑、緑斑、ミントなどがあります。また葉への斑の入り方によって、ハーフムーン、フルムーン、散斑などの呼び名があります。それぞれの内容について、以下のページでまとめています。
斑の色の種類
斑入りのモンステラで見かける斑の種類は、白色(白斑)、黄色(黄斑)、緑色(緑斑)、ミント色(ミント斑)です。
斑の入り方の種類
斑入りのモンステラは、斑の入り方によって、フルムーン、ハーフムーン、散斑の呼び名があります。
斑入りモンステラの種類は、以下のページでまとめています。
よくある質問
モンステラの種類について寄せられた質問と回答
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モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナはそれぞれ別々の種類のモンステラでしょうか?
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学術的な視点でのモンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの違いについては私は分かりません。ただし、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの名前で販売されているモンステラを実際に年単位で成熟するまで育ててみると、それぞれに違いがある事が確認できます。栽培過程で目視確認できる事実ベースで確認できた点については以下のページでまとめています。なお私は植物の専門家ではありませんので、参考情報としてご確認ください。
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なぜモンステラの種類を紹介するページなのにヒメモンステラが含まれていないのでしょうか?
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ヒメモンステラ(正式名称:ラフィドフォラ・テトラスペルマ)は、サトイモ科(Araceae)のラフィドフォラ属(Rhaphidophora)です。モンステラは、サトイモ科(Araceae)のモンステラ属(Monstera)です。本ページでは、モンステラ属(Monstera)に属しているモンステラの種類をまとめている為、ヒメモンステラについての記載がありません。
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モンステラの種類を一通り実際に育ててみて、このモンステラは育てやすい、このモンステラは育てにくいなどあったら教えてもらえますでしょうか?
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本ページに記載しているモンステラは全て実際に自ら育ててみたモンステラになりますが、育てやすのはモンステラの種類の代表的な種類であるモンステラデリシオーサになります。ただしモンステラデリシオーサは、大切に育てると私の屋内栽培環境での鉢植え栽培だと3年で一枚の葉のサイズが60センチまで成長してしまいます。屋外環境での地植え栽培だと一枚の葉のサイズが1メートルまで成長してしまいます。また横に大きく広がりながら縦へと成長する為、大きなスペースが必要となってきてしまいます。この点、モンステラボルシギアナについては、モンステラデリシオーサほど一枚の葉のサイズは大きくならないのと、横に広がりすぎず縦に成長するので、モンステラデリシオーサほどスペースが必要となりません。育てにくいモンステラは、斑入りのモンステラです。特に黄斑、白斑が鮮やかに入る斑入りのモンステラは、葉が傷みやすく長年維持する事がとても難しいです。
育てやすく観葉価値が高いモンステラ
These are recommended Monsteras.
上記で様々な種類のモンステラをご紹介しましたが、実際に私も育てている一般家庭において、育てやすく観葉価値も高いと個人的に感じたモンステラの種類を以下にご紹介します。なお、モンステラの株選びでは、以下の点もとても大切だと実際に育ててきて感じました。
- 斑が入りすぎる斑入りのモンステラ(特にボルシギアナの仲間)は傷みやすいので絶対に株選びから避けた方がよいです。私も鮮やかな斑を持つ高額なモンステラを購入してとても残念な気持ちになった事があります。
- ボルシギアナよりもデリシオーサの方が葉が肉厚なので育てやすいです。ただしデリシオーサは横に広がりながら成長するので場所を取る点はデメリットです。何株も所有してしまうと育てきれなくなってしまいます。
- 福助の様な丸葉のモンステラは、未成熟時は可愛いのですが、成熟するにつれ普通のモンステラとの見栄えに差が感じられず、個人的には観葉価値の高さをあまり感じる事ができませんでした。魅力的な株に出会えれば改めてご紹介します。
- 奇形株は、モンステラらしい丸葉であると成熟時の観葉価値を感じられるのですが、あまりにも乱れすぎる株は避けた方が無難な気がします。乱れすぎると「このモンステラは一体何なんだろう?」と違和感を感じてしまいました。海外で人為的に生み出される自然界には存在しない様な過剰な斑入りのモンステラも同じく違和感を感じてしまいます。何事もほどほどに自然のままの姿が一番美しいと感じます。これも個人的な感想です。
- モンステラの羅紗葉は、とても珍しいのですが成熟株になればなるほど通常のモンステラの様にツルツルの葉に戻ってしまいました。1メートル近い葉になっても羅紗葉を維持する株には出会えた事がありません。
- 根が細いモンステラの種類(特にマドカズラ系の子株)は環境の変化にとても弱い為、冬や季節の変わり目にダメージを受けやすく大きく育てるのが難しいです。特に初心者の方は、寒くなる直前に根が細いモンステラを入手してしまうと、環境の変化が大きい冬場を乗り切る事が難しい為、選ばない方が無難です。
モンステラには様々な種類がありますが、上記の点を踏まえて、育てやすいと感じたモンステラの種類は以下の通りとなります。年単位で栽培できている事を証明する為に、栽培を開始した日付を記載しています。詳細を確認していただければ、それぞれのモンステラの現時点での株の成長・成育状態を確認する事ができます。