モンステラの種類
自ら育てる31種類のモンステラをご紹介
モンステラデリシオーサ
Monstera Deliciosa
モンステラデリシオーサは、モンステラの仲間の中では最も大きな葉を持ち、成熟した株では一枚の葉の大きさが1メートル近くにもなります。成熟した葉にはモンステラらしく深い切れ目が入り、沢山の穴があきます。ハワイアン雑貨等で見かけるモンステラは、モンステラデリシオーサの大きな葉がモチーフにされている事が多いです。一般家庭では、モンステラの葉は1メートルまで大きくする事はできないとよく見かけますが、我が家のモンステラデリシオーサは、一枚の葉のサイズが1メートルまである株も存在します。私が実際に育てている株を中心に、モンステラデリシオーサの仲間をご紹介致します。
デリシオーサ
モンステラの中で最も大きく成長するモンステラデリシオーサ。葉に開く穴と深い切れ込みが魅力的です。
コンパクタ
モンステラコンパクタは、成長しても大きくならない小型のモンステラデリシオーサとして販売されています。
シエラナ
デリシオーサとボルシギアナの特徴を持つ不思議なモンステラ。成熟時のフォルムがとても美しいです。
スケルトン
モンステラスケルトンは、葉の深い切れ込みが特徴的なモンステラです。とても貴重なモンステラです。
ナローリーフ
通常モンステラデリシオーサの葉は丸みを帯びていますが、ナローリーフは葉が縦に細長いのが特長です。
ホワイトティアーズ
種類がよく分からない斑入りのモンステラデリシオーサについてご紹介していきます。おそらくホワイトティアーズだと思われます。
実生株
実生とは、種子から発芽させた株になります。中でも斑入りのモンステラデリシオーサは人気です。
上記でご紹介したモンステラデリシオーサの種類は、日本で販売されている主な種類です。海外では新しいモンステラデリシオーサの仲間が次々と誕生しており、日本ではなかなか見かける事ができない以下の様なモンステラも販売されています。品種改良には詳しく無いのですが、もし自然界に存在しないモンステラが人間の手によって生み出され、高額販売されているとなるとそれでよいのか?と疑問を抱くところもあります。個人的に斑入りのモンステラは、安くて丈夫で育てやすいイエローモンスターで充分です。イエローモンスターも斑が定着しやすい様に品種改良された種類?なのかもですけれど。
- Monstera shamrock shake(モンステラシャムロックシェイク)
- Monstera Masterpiece(モンステラマスターピース)
- Monstera Bulbasaur(モンステラバルバソー)
- Monstera Devil(モンステラデビル)
- Monstera Ocean mint(モンステラオーシャンミント)
- Monstera deliciosa White lava(モンステラデリシオーサホワイトラバ)
- Monstera Viet Truong Sa
- Monstera Deliciosa Tricolor(モンステラデリシオーサトリカラー)
- Monstera Thai Constellation Creme Brulee(モンステラタイコンステレーションクリームブリュレ)
- Monstera Thai Constellation Green snow(モンステラタイコンステレーショングリーンスノー)
- Monstera Thai Constellation Electrolyte(モンステラタイコンステレーションエレクトロライト)
- Monstera Thai Constellation Medusa(モンステラタイコンステレーションメデューサ)
- Monstera Yellow Thai Constellation(モンステライエロータイコンステレーション)
- Monstera Siam(モンステラシアム)
上記のモンステラは、一体どんなモンステラなんだろう?と気になられた方がいると思うので、一部のモンステラの価格と合わせて以下のページでまとめています。
モンステラボルシギアナ
Monstera Borsigiana
モンステラボルシギアナは、楕円形の葉に穴があく種類がメインとなります。その為、モンステラデリシオーサの様に、コンパクタ、シエラナ、スケルトン、タイコンステレーション、マクロコズムといった上記でご紹介した豊富な種類はありません。白斑であればホワイトタイガー(アルボ)、黄斑であればオーレアと呼ばれる種類に分類されています。中にはレアな種類として、一株で白斑と緑斑の両方を持ち合わせるセブブルーミントや、デリシオーサとボルシギアナ両方の特徴を持つモンステラデリシオーサボルシギアナミント(モンステラデリシオーサミントブラジリアンフォーム、モンステラボルシギアナミントという様な名前で呼ばれている事もあります。)も実際に育てているとボルシギアナの特徴が強いと感じる為、ボルシギアナの種類の括りでご紹介します。
ホワイトタイガー(アルボ)
ホワイトタイガーは、モンステラボルシギアナに白斑が入ったモンステラです。
オーレア
モンステラオーレは、モンステラボルシギアナに黄斑が入ったモンステラです。
セブブルーミント
セブブルーミントは、モンステラボルシギアナに白斑と緑斑が入るモンステラです。
ブラジリアンフォーム
ブラジリアンフォームは、ボルシギアナの特徴が強い株にミント斑が入るモンステラです。
デリシオーサとボルシギアナの違い
上記でご紹介したモンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナはとても似ています。それぞれの違いについては、以下のページでまとめています。
その他のモンステラ
Other
モンステラといえば、上記でご紹介したデリシオーサとボルシギアナが一般的ですが、モンステラの種類には、以下の通り様々な種類があります。マドカズラで有名なモンステラアダンソニーもモンステラの種類となります。私は専門家では無く、素人の愛好家ですので間違いがあればその都度修正していきます。
sp. ペルー
デコボコとした葉が特徴のsp. ペルー(ジェイドシャトルコック)。斑入り個体が美しいです。
アカコヤグエンシス
あまり流通しない珍しいモンステラアカコヤグエンシス。細長い葉が特徴的なモンステラです。
アクミナータ
モンステラアダンソニー(マドカズラ)に似たモンステラアクミナータ。珍しいモンステラです。
アダンソニー
モンステラアダンソニーはマドカズラの名で流通しているモンステラ。安価で入手しやすいです。
エスケレート
モンステラアダンソニー(マドカズラ)に似たモンステラエスケレート。成長時の葉が印象的です。
ピナッティパルティタ
成長すると凸凹した葉に切れ込みが入るピナッティパルティタ。ジェイドウィングとも呼ばれます。
斑入りモンステラの種類
Other
斑入りのモンステラは、モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、sp. ペルー、レクレリアナといったモンステラの種類で見かける事があります。斑の色は、白斑、黄斑、緑斑、ミントなどがあります。また葉への斑の入り方によって、ハーフムーン、フルムーン、散斑などの呼び名があります。それぞれの内容について、以下のページでまとめています。
斑の色の種類
斑入りのモンステラで見かける斑の種類は、白色(白斑)、黄色(黄斑)、緑色(緑斑)、ミント色(ミント斑)です。
白斑
白斑のモンステラは、デリシオーサ、ボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、スタンデリアナ(ハネカズラ)、レクレリアナで見かけた事があります。
黄斑
黄斑のモンステラは、デリシオーサ、ボルシギアナ、sp. ペルー、アダンソニー(マドカズラ)、スタンデリアナ(ハネカズラ)、レクレリアナで見かけた事があります。
緑斑
緑斑のモンステラは、デリシオーサ、セブブルーミントで見かけた事があります。
ミント斑
ミント斑のモンステラは、デリシオーサ、ボルシギアナ、ブラジリアンフォームで見かけた事があります。
斑の入り方の種類
斑入りのモンステラは、斑の入り方によって、フルムーン、ハーフムーン、散斑の呼び名があります。
フルムーン
フルムーンとは、葉一面に斑が入る株です。とても葉が傷みやすく育てにくい株です。
ハーフムーン
ハーフムーンとは、葉の半分に斑が入る株です。
散斑
散り斑とは、スプレーで塗料を吹き付けた様な模様の入る株です。
斑入りモンステラの種類は、以下のページでまとめています。
育てやすく観葉価値が高いモンステラ
These are recommended Monsteras.
上記で様々な種類のモンステラをご紹介しましたが、実際に私も育てている一般家庭において、育てやすく観葉価値も高いと個人的に感じたモンステラの種類を以下にご紹介します。なお、モンステラの株選びでは、以下の点もとても大切だと実際に育ててきて感じました。
- 斑が入りすぎる斑入りのモンステラ(特にボルシギアナの仲間)は傷みやすいので絶対に株選びから避けた方がよいです。私も鮮やかな斑を持つ高額なモンステラを購入してとても残念な気持ちになった事があります。
- ボルシギアナよりもデリシオーサの方が葉が肉厚なので育てやすいです。ただしデリシオーサは横に広がりながら成長するので場所を取る点はデメリットです。何株も所有してしまうと育てきれなくなってしまいます。
- 福助の様な丸葉のモンステラは、未成熟時は可愛いのですが、成熟するにつれ普通のモンステラとの見栄えに差が感じられず、個人的には観葉価値の高さをあまり感じる事ができませんでした。魅力的な株に出会えれば改めてご紹介します。
- 奇形株は、モンステラらしい丸葉であると成熟時の観葉価値を感じられるのですが、あまりにも乱れすぎる株は避けた方が無難な気がします。乱れすぎると「このモンステラは一体何なんだろう?」と違和感を感じてしまいました。海外で人為的に生み出される自然界には存在しない様な過剰な斑入りのモンステラも同じく違和感を感じてしまいます。何事もほどほどに自然のままの姿が一番美しいと感じます。これも個人的な感想です。
- モンステラの羅紗葉は、とても珍しいのですが成熟株になればなるほど通常のモンステラの様にツルツルの葉に戻ってしまいました。1メートル近い葉になっても羅紗葉を維持する株には出会えた事がありません。
- 根が細いモンステラの種類(特にマドカズラ系の子株)は環境の変化にとても弱い為、冬や季節の変わり目にダメージを受けやすく大きく育てるのが難しいです。特に初心者の方は、寒くなる直前に根が細いモンステラを入手してしまうと、環境の変化が大きい冬場を乗り切る事が難しい為、選ばない方が無難です。
モンステラには様々な種類がありますが、上記の点を踏まえて、育てやすいと感じたモンステラの種類は以下の通りとなります。年単位で栽培できている事を証明する為に、栽培を開始した日付を記載しています。詳細を確認していただければ、それぞれのモンステラの現時点での株の成長・成育状態を確認する事ができます。
上記のモンステラは全て温室等の特別な環境では無く、一般家庭(マンション)で育てています。私がモンステラを育てている栽培環境、栽培時に使っている用品、そして栽培記録は以下のページでまとめています。