モンステラスケルトン
Monstera Deliciosa Skeleton
目次
- 1 概要
- 2 特徴
- 3 FQA
- 4 栽培難易度
- 4.0.0.1 栽培を開始して約2年が経過するモンステラスケルトン。トップカットよりボトムカットの方が大きく成長。
- 4.0.0.2 約75センチ、11もの切れ込みが入った葉が開いたモンステラスケルトン
- 4.0.0.3 モンステラスケルトンを直径15cmの極太支柱へ植え替え
- 4.0.0.4 トップカットのモンステラスケルトンに約1ヶ月半ぶりに新しい葉
- 4.0.0.5 切れ込みの数が異常に多いモンステラスケルトンの新しい葉
- 4.0.0.6 切れ込み穴あきが激しくなってきたモンステラスケルトン
- 4.0.0.7 成長したモンステラスケルトンの葉が美しい
- 4.0.0.8 トップカットのモンステラスケルトンに約3ヵ月ぶりに新しい葉が開く
- 4.0.1 ※モンステラスケルトン購入時の注意
- 5 モンステラデリシオーサ
概要
Overview
モンステラスケルトンは、モンステラデリシオーサの仲間です。写真は私が栽培しているモンステラスケルトンの名で購入して育てている株です。一般家庭で植木鉢で育てるモンステラは大きく成長しないと言われている事をよく見かけますが、こちらのモンステラスケルトンのトップの葉は、既に70cm前後近くあります。元々こちらの株はボトムカットの小さな苗から育てたのですが、1年4ヵ月程でとても大きく育ちました。モンステラスケルトンの特徴は、葉の深い切れ込みと穴あきです。切れ込みがとても深い為、葉に穴があくスペースがほとんど無いのにも関わらず、成熟した葉は無数の穴があきます。葉にあく穴の数が多いモンステラといえばモンステラマクロコズムですが、マクロコズム程穴の数は多くはありません。ただ写真をご覧の通り、シャープな葉がとても美しいモンステラです。
現在栽培しているモンステラスケルトン
現在栽培しているモンステラスケルトンの名で販売されていた株は、元々同じ一つの株をトップカットとボトムカットの二つに分けた株を栽培しています。
トップカットのモンステラスケルトン
(2022年2月24日に撮影)
2022年2月24日より栽培を開始したトップカットのモンステラスケルトンです。栽培を開始した2022年2月24日に撮影しました。水耕栽培から開始したのですが、根が出るまで3ヵ月もの期間を要しました。過去に栽培したモンステラの株の中でも特に成長が遅いと感じる株でした。まだ小さな苗の頃は、写真の通りモンステラシエラナの様に耳がフラット気味です。
トップカットのモンステラスケルトン
(2023年7月8日に撮影)
2023年7月8日に撮影したトップカットから育てているモンステラスケルトンの写真です。2022年2月24日より栽培を開始して、1年5ヵ月後に撮影した写真です。
ボトムカットのモンステラスケルトン
(2022年5月10日に撮影)
2022年5月10日より栽培を開始したボトムカットのモンステラスケルトンです。栽培を開始した2022年5月10日に撮影しました。
ボトムカットのモンステラスケルトン
(2023年9月7日に撮影)
2023年9月7日に撮影したボトムカットから育てているモンステラスケルトンの写真です。2022年5月10日より栽培を開始して、1年4ヵ月後に撮影した写真です。
特徴
Features
モンステラスケルトンの主な特徴をご紹介致します。
01
02
スケルトンの様に個性的なモンステラ
モンステラは斑入りも人気ですが、スケルトンの様にシルエットが特徴的なモンステラデリシオーサの仲間がいます。中でもモンステラコンパクタ、モンステラマクロコズム、モンステラシエラナはとても個性的で、大きく育てれば育てるほど、とても美しい株へと成長していきます。私が育てているモンステラコンパクタ、モンステラマクロコズム、モンステラシエラナについて以下のページでご紹介しています。
コンパクタ
マクロコズム
シエラナ
FQA
モンステラスケルトンについて寄せられた質問と回答
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他のモンステラと比較して栽培の難しさはありますか?
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トップカットのモンステラスケルトンは、水耕栽培(水挿し)で栽培を開始したのですが、根が出るまでに三ヵ月もかかりました。これは株による違いなのか?冬の寒い2月に水耕栽培(水挿し)を開始した為なのかは不明なのですが、最初の根が出るまでにとても時間がかかりました(当時の栽培記録はこちら)。成長してしまえばとても丈夫なモンステラデリシオーサの仲間ですので、特に難しい事は無く栽培は容易です。
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モンステラスケルトンの葉はどれぐらいのサイズになりますか?
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モンステラスケルトンは、モンステラデリシオーサの仲間の為、モンステラボルシギアナと比較してとても葉が大きく成長します。私が育てているモンステラスケルトンの1枚の葉のサイズは、90センチから1メートルあります。
上記のモンステラは大きくさせる事を前提に育てているのですが、室内用に肥料をあまり与えず葉のサイズが60センチまでとなる様に育てる事も可能です。以下のスケルトンは室内用サイズに仕立てながら育てている株になります。
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メルカリでスケルトンの名前で子株が販売されているのですが、葉に切れ込みが無い為、本物のスケルトンなのか判断が付きません。葉に切れ込みが無いスケルトンの写真がありましたら見せていただく事は可能でしょうか?
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本物のモンステラなのか判別が付かない場合は購入しない方が無難です。手に入れたい気持ちが高ぶっているかと思いますが、高価な買い物ですので本物と確実に判断できる株を購入する事をおすすめします。以下の写真は、私が育てていたモンステラスケルトンの子株です。葉に切れ目がまだ無い時の写真を参考情報として掲載させていただきます。
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本物と偽物の区別の付け方はありますか?
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モンステラスケルトンの名付け親である希少植物、観葉植物専門店でおなじみの「Urban Jungle(アーバンジャングル)」さんより、モンステラスケルトンの希少性、本物と偽物の区別の付け方について以下のコメントをいただきましたのでシェアさせていただきます。
スケルトンでしたか。
— Urbanjungle (@urbanjungle1985) July 10, 2023
知多で40年モンステラやってた農家さんが選別した品種です。本当にこれだけ特別に違った品種ということで親木を残されていました。まだ世界に50株もない品種だと思います。こんなこと今更言うのは私が名前付けた品種だからですね。 pic.twitter.com/dWpDc36qnW
— Urbanjungle (@urbanjungle1985) October 19, 2023スケルトンと呼ばれる品種は写真の親木からの分け木のみで実生の株でスケルトンという株は存在しないそうです。つまり実生株のスケルトンという時点でその株は本物のスケルトンでは無いという事です。
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モンステラスケルトンの株分け販売はしていますか?
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私は販売よりも育てる事を専門にしている為、部屋に入らないほど大きく成長してしまった際には、販売する可能性があります。株分け販売する際には、フリマやオークションサイトからの販売では無く、本サイトから販売いたします。
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モンステラスケルトンの栽培環境を教えていただく事はできますか?
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私はモンステラスケルトンをごく一般的なマンションで育てています。栽培環境については、モンステラの栽培環境のページをご確認ください。
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モンステラスケルトンを育てるのに必要な機材・用品等はありますか?
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特にモンステラスケルトンの栽培だからと言って特別な機材や用品は使っていません。私は全てネット通販で購入できる栽培用品しか使っていません。特別な肥料や土等を使わなくても、モンステラは立派に大きく成長します。私が普段モンステラを育てる際に使っている栽培用品については、栽培用品のページをご確認ください。
栽培難易度
モンステラスケルトンを実際に栽培して感じた栽培難易度
モンステラスケルトンは、緑一色のモンステラなのでとても栽培し易いです。ただし発根していない状態での天芽の挿し木、茎伏せからの栽培開始は、難易度が高いので初心者の方は、発根済みの株を選ぶ事がおすすめです。葉に穴があり、切れ込みもとても深い形の良い丸葉のスケルトンはとても高額です。形の崩れた奇形気味のデリシオーサがスケルトンの名で高額販売されているのをよく見かけるので、例え名の知れた販売店や、販売実績がありそうな店舗でも、来歴をちゃんと調べ状態がよい株を購入した方がよいモンステラです。
入手難易度
販売価格
観葉度
育てやすさ
初心者へのオススメ度
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栽培記録
Growth Record
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以下は私が栽培しているモンステラデリシオーサスケルトンの栽培記録です。
栽培を開始して約2年が経過するモンステラスケルトン。トップカットよりボトムカットの方が大きく成長。
我家には現在2株のモンステラスケルトンがいます。写真ではそれぞれ別々の株となっておりますが、元々は1株をトップカットとボトムカットに分けて育てているので、それぞれ同じ株から分けられた株分け個体となります。トップカット側の […]
約75センチ、11もの切れ込みが入った葉が開いたモンステラスケルトン
「モンステラは一般家庭の植木鉢では大きく成長しない」と言われる事がありますが、私が育てているモンステラスケルトンは、2022年5月10日(過去の栽培記録はこちら)から切れ目無しの小さなボトムカットの苗から栽培を開始し、わ […]
モンステラスケルトンを直径15cmの極太支柱へ植え替え
2022年5月10日(過去の栽培記録はこちら)よりボトムカットから育てているモンステラスケルトンが大きく成長し、今まで使っていた内径約8センチの支柱が気根で捻じ曲げられてしまう為、内径約15センチの支柱へ切り替えを行いま […]
トップカットのモンステラスケルトンに約1ヶ月半ぶりに新しい葉
2023年5月24日(過去の栽培記録はこちら)に前回の新しい葉が開いたトップカットのモンステラスケルトンに新しい葉が開いてきました。このトップカットのモンステラスケルトンは成長がとても遅いと思っていたのですが、今回は約1 […]
切れ込みの数が異常に多いモンステラスケルトンの新しい葉
2023年6月4日(過去の栽培記録はこちら)に前回の新しい葉が開ききってから約一ヶ月。モンステラスケルトンの次の新しい葉が開いてきました。今回は切れ込みの数が異常に多い葉が開きそうです。葉っぱ半分の切れ込みだけで、9?1 […]
切れ込み穴あきが激しくなってきたモンステラスケルトン
2023年5月25日(過去の栽培記録はこちら)に開き始めたボトムカットから育てているモンステラスケルトンの新しい葉が開ききりました。今回開いた新しい葉は、過去開いた葉の中で一番大きく、切れ込み穴あきが激しくなってきました […]
成長したモンステラスケルトンの葉が美しい
2023年4月5日(過去の栽培記録はこちら)に新しい葉が開いてから約1ヶ月半で、ボトムカットから育てているモンステラスケルトンに新しい葉が開いてきました。 成長したモンステラスケルトンの葉が美しい(2023年5月25日の […]
トップカットのモンステラスケルトンに約3ヵ月ぶりに新しい葉が開く
トップカットのモンステラスケルトンに新しい葉が開きました。前回開いたのが2023年2月15日(過去の栽培記録はこちら)だったので、約3ヵ月ぶりに新しい葉が開きました。 トップカットのモンステラスケルトンに約3ヵ月ぶりに新 […]
※モンステラスケルトン購入時の注意
偽物の購入にはご注意ください。特に葉に切れ目が入っていない子株や茎だけの出品株は、本物の判断が付かないので要注意です。高額である場合はもちろんの事、安価であっても親株の写真やロカリティ(採取地)、来歴も確実に出品者に確認する事をおすすめします。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。