モンステラの屋外栽培は、モンステラを状態よく育てる為にとても大切です。モンステラは温暖な屋外で、温度湿度、風を感じる事で成長が促されます。私の栽培環境では、5月)、6月7月8月)、9月10月)に屋外栽培を行っています。最低気温が15℃前後となるタイミングで屋内栽培へ切り替えている為、状況によっては10月下旬に屋内栽培へと切り替える場合もあります。気温が低下する停滞期のモンステラと、気温が上昇する成長期のモンステラを比較すると、成長の違いは一目瞭然で、温暖な気候の方がとてもよく育ちます。モンステラを屋外栽培している期間、モンステラは水、肥料共にとてもよく吸収します。栽培しているモンステラの状態をよく確認しながら、たっぷりの葉水水やり肥料を適量与える事で、モンステラは更に成長します。また、屋外栽培においてモンステラの病気は付きものです。病気にさせない為の殺虫殺菌によるメンテナンス、病気になってしまった際のケアはとても大切です。屋外栽培は葉焼けし易い期間でもある事から、日当たりが良い場所での遮光ネットは必須です。モンステラの状態をよく観察しながら、温暖な成長期に適切なケアを行ってあげる事でモンステラは状態よく成長します。

モンステラの屋外栽培環境

以下は遮光率50%の遮光ネットを利用してマンションのテラスで栽培しているモンステラです。

2021年の様子

2021年の屋外栽培の様子

2021年よりモンステラの栽培を開始したのですが、上記の写真は初めてモンステラの屋外栽培を行った際に撮影した写真です。

2022年の様子

2022年の屋外栽培の様子

2021年からモンステラの栽培を開始して、ちょうど一年後の屋外栽培時に撮影した写真です。どのモンステラもとても大きく成長してきました。モンステラの屋外栽培の際、斑入りモンステラ葉焼けを心配される方がいると思うのですが、遮光ネットを利用する事で葉焼けを防止させながら、斑入りモンステラを大きく成長させる事ができます。写真は私が実際にマンションのテラスで栽培している斑入りモンステラです。

2023年の様子

2023年の屋外栽培の様子

2021年の成長期、2022年の成長期と屋外栽培を続けてきました。2023年は3回目のモンステラの屋外栽培になります。2021年から遮光率50%の遮光ネットを使い続けてきていますが、特に問題無く元気にモンステラは成長しています。2023年の屋外栽培では、支柱を2メートルに変更したモンステラが何株か出てきました。

2メートルの支柱に切り替えた後のモンステラ

関連記事:2メートルの支柱に切り替えた後のモンステラ

屋外栽培には遮光ネットが必要

モンステラ屋外栽培する際、直射日光による葉焼けを防ぐ為、遮光ネットが必要となってきます。遮光ネットには、様々な遮光率のタイプが販売されており、自らの栽培環境下でモンステラ栽培をするに適した遮光ネットを選ぶ必要があります。初めて遮光ネットを購入する際、私自身も遮光率何%(パーセント)の遮光ネットを購入すればよいのか迷ったのですが、遮光率50%(パーセント)の遮光ネットでを無事に乗り切る事ができました。また遮光ネットの色は黒が一般的なのですが、白や麻布の様な色合いなどもあります。私が実際に利用している遮光ネットは以下のページでまとめています。

関連記事:遮光ネット(モンステラ栽培用)

遮光ネットの設置方法

ベランダ、テラスに設置した遮光ネット

私が実際に行っているベランダ、テラスへの遮光ネットの設置方法についてご紹介致します。私はモンステラ屋外栽培に遮光ネットを利用していますが、遮光ネットの張り方については、他の観葉植物を育てる際も同様の手順です。遮光ネットは、屋外で観葉植物を育てる際に厄介な葉焼けを防ぎながら成長を促せます。観葉植物の成長期となる5月)、6月7月8月)、9月10月)は、室内栽培も可能ですが、屋外で栽培した方が株がとても元気に育つので私は遮光ネットを設置した屋外栽培を行っています。遮光ネットの設置方法については、設置場所の状態によって色々と変化してくると思います。以下でご紹介する遮光ネットの設置方法は、あくまで私がモンステラを栽培しているマンションのテラスでの方法となりますので参考情報としてご覧くださいませ。

関連記事:観葉植物を育てる際の遮光ネットの設置方法

屋外栽培の注意点

私がモンステラを屋外栽培する際に注意している主な点は以下になります。

モンステラを屋外で栽培していると、葉焼け葉先の変色薬害風・当たり傷等から、カイガラムシによる被害すす病虫に葉が食べられるといった被害にあう確率が高まります。私が屋外栽培をしていて遭遇したモンステラの病気・薬害・被害については、以下のページでまとめています。

関連記事:モンステラの病気・薬害・被害

屋外栽培のメリット

私が住む鎌倉方面の知り合いで、一年中モンステラを屋外栽培されている方がいるのですが、その方は「モンステラは雪や霜に注意すれば一年中屋外栽培ができる」と言います。地植えされ一年中屋外で栽培されるモンステラは、とても大きく成長し実も成っています。屋外栽培で実が成るまで大きく育ったモンステラを眺めていると、大きく元気なモンステラを育てる為には、やはり屋外の方が適していると感じます。

屋外栽培を行う季節

モンステラは寒さに強い観葉植物ですが、私が住む鎌倉方面では、最低気温が10度前後となってくる11月下旬を目途に室内へ移動するようにしています。ただし、毎年気温の変化は変わるので、その時の状況によって室内へ取り込む時期を早めたり、遅めたりしています。主にモンステラを屋外栽培している5月)、6月7月8月)、9月10月11月)の様子を以下のページでまとめています。

モンステラが越冬(冬越し)できるかを約1年半かけて確認

地植えで育てているモンステラ

モンステラはとても丈夫な観葉植物です。屋外栽培では、最低気温が15℃を下回る11月前後に屋内栽培へと切り替えるのが一般的ですが、一年を通じて屋外栽培できるのか?について検証してみました。検証期間は、2021年9月6日から2023年5月4日までの約1年半となります。以下に掲載している情報は、鎌倉方面で育てている内容となります。他のエリアでは検証結果が異なる場合があります。

関連記事:モンステラが越冬(冬越し)できるかを約1年半かけて確認

屋外栽培にあると便利な栽培用品

以下はモンステラ屋外で栽培)する際にあると便利だと感じた用品です。

肥料

肥料(モンステラ栽培用)

モンステラの栽培で利用しているおすすめの肥料の種類と与えている時期をご紹介します。

支柱

支柱・モスポール・ヘゴ(モンステラ栽培用)

支柱は、園芸用支柱ココナッツ支柱モスポール・ヘゴ支柱をそれぞれ使い分けています。

遮光ネット

遮光ネット(モンステラ栽培用)

モンステラ屋外で栽培する際には、葉焼け防止用に遮光ネットが必須です。

木酢液

木酢液

特に室内栽培時に植木鉢からのコバエ発生防止の為、木酢液にかけています。

殺虫殺菌剤

殺虫殺菌剤

利用する事はほぼ無いのですが必要時すぐに利用できるように殺虫殺菌剤を保管しています。

オルトラン

オルトラン(浸透移行性殺虫剤)

を食べる害虫、汁を吸う害虫、土にもぐる害虫を同時に防除できる粒状の殺虫剤です。

植木鉢用台

植木鉢用台

植木鉢を自由に動かせる様に軽くて安価なスツールを植木鉢用の台として利用しています。

上記以外でモンステラを栽培する際にあると便利な用品については、以下のページで詳しくまとめています。

モンステラの栽培環境

私がモンステラを栽培しているマンションの栽培環境について以下のページでご紹介しています。

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