私が実際に行っているベランダ、テラスへの遮光ネットの設置方法についてご紹介致します。私はモンステラ屋外栽培に遮光ネットを利用していますが、遮光ネットの張り方については、他の観葉植物を育てる際も同様の手順です。遮光ネットは、屋外で観葉植物を育てる際に厄介な葉焼けを防ぎながら成長を促せます。観葉植物の成長期となる5月)、6月7月8月)、9月10月)は、室内栽培も可能ですが、屋外で栽培した方が株がとても元気に育つので私は遮光ネットを設置した屋外栽培を行っています。遮光ネットの設置方法については、設置場所の状態によって色々と変化してくると思います。以下でご紹介する遮光ネットの設置方法は、あくまで私がモンステラを栽培しているマンションのテラスでの方法となりますので参考情報としてご覧くださいませ。

遮光ネットの設置方法

ベランダ、テラスに遮光ネットを設置する際、洗濯を干す為の物干しスタンドを利用されている方も多いかと思うのですが、洗濯を干す為の物干しスタンドに遮光ネットを設置してしまうと、洗濯物が干せなくなってしまいます。また、洗濯を干す為の物干しスタンドに遮光ネットを設置すると、遮光ネットと天井の間に隙間が出来てしまい陽射の角度によっては、直射日光が直接観葉植物に当たってしまい葉焼けしてしまう事があります。その為、私は天井の高さまで遮光ネットが設置できるように、突っ張り棒を活用しています。以下に実際の設置方法をご紹介致します。

遮光ネットの設置方法

以下は遮光ネットを実際に設置した場面です。巾4メートル×高さ2メートル(遮光率50%)の遮光ネットを私は利用しています。

ベランダ、テラスに設置した遮光ネット

遮光ネットの遮光率には様々な種類がありますが、遮光率が高すぎてしまうと、遮光ネットを設置しているテラスに面した部屋が暗くなってしまいます。また、遮光ネットは黒色がよく販売されているのですが、黒色の遮光ネットは見た目が悪い為、私はベージュ色の遮光ネットを利用しています。遮光ネットを利用しない際には、丸めて中央上部で固定する様にしています。

ベランダ、テラスに設置した遮光ネット

Jフックが付いたゴムロープを利用すると綺麗にまとまります。

Jフックが付いたゴムロープ

【手順1】突っ張り棒の取付

巾4メートル×高さ2メートル(遮光率50%)の遮光ネットを取り付けたい為、まずは突っ張り棒をベランダ、テラスの左右に設置し、長さ5メートルの物干し竿を設置します。突っ張り棒の取付がゆるいと、強風時に倒れてしまうので、しっかりと固定します。

遮光ネットを固定する突っ張り棒

遮光ネットを固定する突っ張り棒

【手順2】遮光ネット上部の固定

遮光ネットゴム製のバンジーコードで固定していきます。

ゴム製のバンジーコード

ゴム製のバンジーコードを利用すると、物干し竿遮光ネットの間を隙間なく設置できるので、直射日光を遮断する事ができてとても便利です。

遮光ネット上部の固定

遮光ネット上部に穴がある箇所全てにゴム製のバンジーコードを通し、物干し竿と固定します。

遮光ネット上部の固定

風通しをよくしたい為、遮光ネットの高さは地面すれすれでは無く、少し空きが出来るように、高さ2メートルの遮光ネットを利用しています。

遮光ネット上部の固定

【手順3】遮光ネット下部の固定

遮光ネット上部の固定が終わったら、遮光ネット下部の固定をしていきます。遮光ネット下部にも上部と同じ様に穴がありますので、遮光ネットを固定する為のカラビナ付きのロープラチェットを取り付けます。

遮光ネット下部の固定

遮光ネット下部の固定

カラビナ付きのロープラチェットは、キャンプの際、テントやタープを張る際に利用するロープで、簡単に長さ調整できるのでとても便利です。

遮光ネットの下部にカラビナ付きのロープラチェットを取り付けたら、フェンスとカラビナ付きのロープラチェットを接続します。

カラビナ付きのロープラチェット

この際、フェンスとカラビナ付きのロープラチェットの間にゴム製のバンジーコードを挟みます。

遮光ネット下部の固定

これは強風対策になります。強風で遮光ネットが煽られると、突っ張り棒ごと倒れてしまい、下で育てている観葉植物に傷を付けてしまう危険性があります。フェンスとカラビナ付きのロープラチェットの間にゴム製のバンジーコードを挟む事により遊びができる為、強風で遮光ネットが煽られても倒れ辛くなります。

遮光ネット下部の固定

ロープラチェットの長さ調整をします。遊びを持たせておいた方が強風に耐えられるので、遮光ネットはピンと張らず、少しゆとりがある状態でロープの長さ調整を行います。

遮光ネット下部の固定

私の場合フェンスを活用しましたが、フェンス等無い場合は、シェードウェイトを利用して遮光ネットを固定します。

遮光ネットの取付完了

上記手順1~3で遮光ネットの設置ができます。

テラスに取り付けた遮光ネット

本環境を一度作ってしまえば、遮光ネットの遮光率を変更したい場合、簡単に遮光ネットの交換もできるのでとても便利です。以下の写真は、8月の厳しいの暑さに備える為、2023年7月31日に遮光率50%の遮光ネットから、遮光率90%の遮光ネットに張り替えた際に撮影した写真です。

モンステラ用の遮光ネット

関連記事:一般家庭では緑多めの黄斑のモンステラの方がやっぱり育てやすい

モンステラの屋外栽培

テラスに取り付けた遮光ネット

モンステラの屋外栽培は、モンステラを状態よく育てる為にとても大切です。モンステラは温暖な屋外で、温度湿度、風を感じる事で成長が促されます。私の栽培環境では、5月)、6月7月8月)、9月10月)に屋外栽培を行っています。最低気温が15℃前後となるタイミングで屋内栽培へ切り替えている為、状況によっては10月下旬に屋内栽培へと切り替える場合もあります。気温が低下する停滞期のモンステラと、気温が上昇する成長期のモンステラを比較すると、成長の違いは一目瞭然で、温暖な気候の方がとてもよく育ちます。モンステラを屋外栽培している期間、モンステラは水、肥料共にとてもよく吸収します。栽培しているモンステラの状態をよく確認しながら、たっぷりの葉水水やり肥料を適量与える事で、モンステラは更に成長します。また、屋外栽培においてモンステラの病気は付きものです。病気にさせない為の殺虫殺菌によるメンテナンス、病気になってしまった際のケアはとても大切です。屋外栽培は葉焼けし易い期間でもある事から、日当たりが良い場所での遮光ネットは必須です。モンステラの状態をよく観察しながら、温暖な成長期に適切なケアを行ってあげる事でモンステラは状態よく成長します。

関連記事:モンステラの屋外栽培

遮光ネット設置に必要なアイテム

遮光ネットの設置は、必要なアイテムさえ揃えてしまえばとても簡単です。上記手順で設置する際に私が使ったアイテムは以下の通りとなります。

突っ張り棒

突っ張り棒

2.0m~3.4m対応の突っ張り棒です。屋外対応しています。

突っ張り棒の詳細

ロングアーム

ロングアーム

物干し竿を突っ張り棒に通す為の専用ロングアームです。

ロングアームの詳細

ショートフック

ショートフック

突っ張り棒とロングアーム接続用のショートフックです。

ショートフックの詳細

物干し竿

物干し竿

3.0mから5.8mに伸縮できるステンレス製の物干し竿です。

物干し竿5.8メートルの詳細

遮光ネット

遮光ネット(遮光率50%)

遮光率50%の遮光ネットです。様々なサイズがあります。

遮光ネット(遮光率50%)の詳細

Jフックゴムロープ

Jフックゴムロープ

遮光ネットを利用しない際に利用しているJ型フックです。

Jフックゴムロープの詳細

ゴム製バンジーコード

ゴム製バンジーコード

遮光ネットの固定用に利用しているバンジーコードです。

ゴム製バンジーコードの詳細

ロープラチェット

カラビナ付きロープラチェット

遮光ネットの固定用に利用しているロープラチェットです。

カラビナ付きロープラチェットの詳細

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