観葉植物の中でも個性的なモンステラの葉は、ハワイアン雑貨のモチーフにもされている事から世界中の人々から親しまれています。まさに観葉の名にふさわしい南国をイメージする葉です。イラストやデザイン等でよく見かけるモンステラの葉は、モンステラを代表する人気種であるモンステラデリシオーサやモンステラボルシギアナの葉です。特に成熟したモンステラデリシオーサの葉は、1メートルを超え、葉の切れ込みが深くなり、葉にあく穴の数も多くなります。モンステラの葉というと、丸葉に切れ込みが入り、穴があく形をイメージされる方々が多いと思いますが、モンステラの葉はモンステラの種類によって様々です。また斑入りの葉は、緑一色では無く黄色や白色が混ざり、とても美しく見ていて飽きません。私が栽培している様々なモンステラの種類から、特に個性的な葉をご紹介致します。
モンステラの葉
モンステラの葉について、モンステラの種類別、斑入り別にご紹介いたします。
モンステラの種類別による葉の形状の違い
モンステラの種類別による葉の形状の違いです。モンステラの葉は、成長と共に変化する種類も多い為、写真サイズの株時における葉の形状としてご確認下さい。
大きな丸い葉のモンステラ
穴の数が多い葉のモンステラ
楕円形や細長い葉のモンステラ
斑入り別による葉の模様の違い
斑の色別による違い
斑の種類別による違い
珍しいモンステラの葉
葉に開く穴の数が多い、葉の切れ込みが深い、形が歪な奇形のモンステラ等は、検索すれば出てきます。以下でご紹介するモンステラは、現在栽培中の羅紗葉のモンステラです。厚手の織物の一種の事を羅紗(ラシャ)と呼び、表裏凸凹した肉厚な葉の事を”羅紗葉”というそうです。羅紗葉は観葉植物全般での呼び名のようですが、モンステラの大きな葉が羅紗葉の状態を保ちながら成長する事はかなり稀なようです。
モンステラの各部の名称
モンステラの各部の名称は、主に葉、葉柄、茎、節、成長点、気根、根となります。モンステラを水耕栽培(水挿し)、挿し木、茎伏せで増やす際、各部の名称を知っておく必要があります。
モンステラの各部の名称