ハーフムーンのモンステラは、半月の様に葉の半分が緑、葉の半分に斑が入るモンステラの呼び名です。特にハーフムーンと呼ばれるモンステラは、葉の半分に入る斑が安定して連続で開く株の事を呼ぶ様です。斑入りのモンステラを栽培していると、葉の半分に白斑、黄緑斑、黄斑、散斑などがたまに入る事がありますが、一貫性無く葉の半分に斑が入ったモンステラは、たまたまハーフムーンの葉が開いただけという事になるそうです。それだけハーフムーンの斑を安定させる事は難しい様です。フリマアプリやネットオークションなどで、ハーフムーンのモンステラとして購入してもハーフムーンの斑が安定せず、フルムーンになってしまったり、緑一色の葉になってしまったりする事があります。ハーフムーンのモンステラは必ず茎の半分の斑が入ります。斑が乱れた場合は、緑と斑がちょうど半分の箇所で切り戻す事によって、ハーフムーンの葉が再び開く可能性が高くなるとされています。
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ハーフムーン・モンステラの特長
以下の写真は、私が栽培しているハーフムーンのモンステラボルシギアナです。トップ2枚の葉がほぼ完全にハーフムーンの状態で開いています。下の葉は白斑の方が強めに入っています。このまま連続して葉の半分に斑が安定して入ってくれると、ハーフムーンの名にふさわしい株になってくれます。
以下の写真は、トップカットにしたハーフムーンのモンステラです。茎の背面が緑、茎の前面に白斑がちょうど半分の割合で入っているハーフムーンの優良株です。ハーフムーンの葉を安定して連続で開くモンステラの株は、必ず茎のちょうど半分に斑が入っています。
私が栽培しているモンステラボルシギアナの詳細については、以下のページで詳しくまとめています。
以下の写真は、ハーフムーンのモンステラアダンソニー(マドカズラ)です。元株の葉は白斑の方が強く入っているのですが、茎を緑と白斑がちょうど半分になる箇所でミッドカットして育てた為、ハーフムーンの葉が連続で開く、安定した斑入りマドカズラとして成長しています。
私が栽培しているモンステラアダンソニー(マドカズラ)の詳細については、以下のページで詳しくまとめています。
たまたまハーフムーンの葉が開いたモンステラ
上記で記載した通り、モンステラのハーフムーンは、ハーフの斑が安定して連続で入る株の事を呼びますが、斑入りのモンステラを栽培していると、たまたまハーフムーンの葉が開く事があります。フリマサービスやオークションサービスで、これらのモンステラがハーフムーンとして販売されていますが、たまたまハーフムーンの葉が開いた株であって、ハーフムーンの葉が安定している訳ではありません。その為、ハーフムーンの葉の次の葉は、フルムーンになったり、斑が入らない緑一色になってしまう事もあります。以下は、たまたまハーフムーンの葉が開いたモンステラの写真となります。
上記の通り、斑入りのモンステラを栽培していると、たまにハーフムーンの葉が開きます。ただし安定はまったくしていません。フリマサービスやオークションサービスでハーフムーンのモンステラを購入したはずなのに、ハーフムーンの葉が安定しなかったり、開かない場合は、たまたまハーフムーンの葉が開いた株を購入してしまった事になります。私自身も同じ経験があります。安定したハーフムーンのモンステラを購入する場合は、信頼と実績のある生産者さんから購入するのがおすすめです。ハーフムーンだと思って購入してしまったお金があれば、ハーフムーンが安定したモンステラの株が購入できてしまいます。私が栽培している斑入りのモンステラについては、以下のページでまとめています。
2枚おきにハーフムーンの葉が開くイエローモンスター
以下のイエローモンスターは、連続してハーフムーンの葉は開かないのですが、2枚おきにハーフムーンの葉が必ず開くという規則性があります。完全に連続したハーフムーンの株では無いのですが、斑の入り方に規則性があるとても綺麗な株です。
私が栽培しているイエローモンスターの詳細については、以下のページで詳しくまとめています。
ハーフムーン・モンステラの特徴をまとめると以下の通りとなります。
- ハーフムーンと呼ばれるモンステラは、葉の半分に入る斑が安定して連続で開く株。
- 斑が乱れた場合は、緑と斑がちょうど半分の箇所で切り戻す事によって、ハーフムーンの葉が再び開く可能性が高くなる。
- 斑入りのモンステラは、葉焼けし易い為、成長期(春・夏・秋)に屋外環境で栽培する際には遮光ネットは必須。
ハーフムーン・モンステラの栽培記録
以下は私が栽培しているハーフムーン・モンステラの栽培記録です。
ハーフムーンが崩れてきた斑入りのマドカズラ
2022年3月27日(過去の栽培記録はこちら)より水耕栽培(水挿し)から育てた斑入りのマドカズラですが、常に繰り返していたハーフムーンの葉が崩れて、白斑が多くなってきました。葉のサイズが突然大きくなってきたので、春を感じ […]
ハーフムーンのモンステラから出てきた緑一色の葉
ハーフムーンが続いていたモンステラボルシギアナから緑一色の葉が開いてきました。かなり強くハーフムーンの斑が入る株でも緑一色の葉が出て来る事が確認できました。個人的には緑が多い株の方が育てやすいので、白一色のフルムーンにな […]
冬の葉水で葉を枯らしながらも成長した斑入りのマドカズラ
2022年3月27日(過去の栽培記録はこちら)より水耕栽培(水挿し)から育てた斑入りのマドカズラですが、ハーフムーンの葉を常に繰り返しながら冬の期間も成長しました。下葉が枯れているのは、寒い冬の期間中に傷みやすい斑入りの […]
綺麗なハーフムーンの葉が開いてきた斑入りのモンステラ
2022年12月15日(過去の栽培記録はこちら)に前回の葉が開いてから約2ヶ月で、モンステラボルシギアナの次の葉が開いてきました。今回はとても綺麗な穴のあいたハーフムーンの葉です。 綺麗なハーフムーンの葉が開いてきた斑入 […]
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ハーフムーン・モンステラの栽培環境
ハーフムーン・モンステラ(モンステラボルシギアナ)を状態良く栽培する為には、成長期となる春・夏・秋に屋外環境で育て、冬の間は屋内環境でしっかりと休眠させる事が大切です。住んでる場所の気候によって、モンステラボルシギアナの栽培に適した環境作りは異なります。以下では、私が住んでいるエリアで、モンステラボルシギアナを栽培する際の環境についてご紹介しています。
ハーフムーン・モンステラの栽培用品
ハーフムーン・モンステラ(モンステラボルシギアナ)は、モンステラデリシオーサと異なり、栽培初期の段階から上へ上へと成長していきます。上に成長する程、茎が太くなり、葉のサイズが大きくなっていきます。その為、モンステラボルシギアナを栽培する際には支柱を使うと状態よく栽培する事ができます。また成長期となる春・夏・秋には肥料を与えます。斑入りモンステラボルシギアナを春・夏・秋に、屋外で栽培する際には、葉焼け防止用に遮光ネットが必須です。私がモンステラボルシギアナを栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品については以下のページでご紹介しています。
斑入りモンステラ
斑入りモンステラは、モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、sp. ペルーといったモンステラの種類で見かける事があります。斑の色は、白斑、黄緑斑、黄斑、ミント色などがあります。また葉への斑の入り方によって、ハーフムーン、フルムーン、ホワイトタイガー、オーレア、散斑などの呼び名があります。それぞれの内容について、以下のページでまとめています。
斑入りモンステラ