モンステラの茎は、連なる節(葉柄、気根が伸び、成長点がある箇所)の集合体です。新鮮なモンステラの茎を茎伏せ、挿し木、水耕栽培(水挿し)する事でモンステラを容易に増やす事ができます。モンステラの茎は、人間に例えると背骨の様な存在です。大きく成長したモンステラの茎を確認すると、根本部分は細いのにも関わらず上に行くに連れて大きく太くなっていきます。また、モンステラの茎は斑入りが定着したモンステラを判別する為の基準でもあり、斑入りが定着したモンステラは必ず茎の部分にまで斑がビッチリと入ります。斑が消えず、全ての葉に斑が入るモンステラを入手したい場合は、茎に入る斑の状態を確認します。
モンステラの茎
実際にモンステラの茎を使い、挿し木や水耕栽培(水挿し)を行いながら現在栽培中のモンステラをご紹介いたします。
挿し木
葉に穴が多く開くモンステラデリシオーサの茎です。”マクロコズム風”なモンステラとして、ネット上で販売されていたので、茎伏せ用に購入しました。あまりにも大きかった為、茎伏せでは無く挿し木として2021年10月13日より育てています。栽培開始当初の様子は、以下の栽培記録に掲載しています。
”マクロコズム風”の名で販売されていたモンステラの茎を実際に購入
水耕栽培(水挿し)
斑入りボルシギアナの茎です。カットされたばかりのとても鮮度の高い茎は、水に付けると早ければ2、3日で発根を目視確認できるようになります。以下でご紹介する斑入りボルシギアナの鮮度の高い茎は、水耕栽培(水挿し)を開始して4日目で気根から出てきた新しい根を確認する事ができました。詳細は以下のページでアップしています。
モンステラの各部の名称
モンステラの各部の名称は、主に葉、葉柄、茎、節、成長点、気根、根となります。モンステラを水耕栽培(水挿し)、挿し木、茎伏せで増やす際、各部の名称を知っておく必要があります。
モンステラの各部の名称