とても珍しい実生(みしょう)から育ったモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株です。奇形と呼ばれる実生のモンステラデリシオーサが販売されているのを見かける事がありますが、こちらのデリシオーサは、大きく成長し切れ込みが入り、穴が開いた葉を含めた全ての葉が羅紗葉となっています。また斑が維持されやすいモンステラは、葉柄や茎にまで斑が入りますが、こちらの羅紗葉のモンステラは、葉柄や茎にまでゴツゴツしたシワが入っています。羅紗葉とは、葉の表裏両面が凸凹、ゴツゴツとした荒地になっている葉です。実生のモンステラの場合、始めの数枚の葉は羅紗葉の事がありますが、切れ込みが入る大きな葉になるにつれて羅紗葉は消えていきます。羅紗とは、厚手の紡毛糸で織られた織物です。和風な雰囲気がとても似合う羅紗葉モンステラ、とても魅力的でお気に入りの個体です。和風な雰囲気という点ですと、とても肉厚な葉に散り斑が入るこちらも珍しいと思われるタイコンステレーション散り斑変異株も栽培しています。
目次
現在栽培しているモンステラ羅紗葉変異株の種類
私が現在栽培しているモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の写真です。トップの切れ込みが入り穴の開いた大きな葉までとても肉厚で凹凸がある珍しい羅紗葉をしています。実生から育っており、展開する葉は全てが羅紗葉です。成長の様子については、モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の栽培記録ページでご紹介していきます。
斑が安定したモンステラは、葉柄や茎にまで斑が入りますが、羅紗葉が安定したモンステラは、葉柄や茎までゴツゴツしたシワが入っています。
続いてモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の特長についてご紹介致します。
モンステラ羅紗葉変異株の特長
モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の特長をまとめると以下の通りとなります。
- 実生から展開する葉が全てとても肉厚な羅紗葉。
- 斑が維持されやすいモンステラの様に葉柄や茎までシワが入る。
- 羅紗だけにとても和風な雰囲気のモンステラ。
- 大きく育った全ての葉が羅紗葉のままのモンステラはとても数が少なく貴重。
- モンステラボルシギアナと比較すると茎の節間の長さが短い。
- 成熟した株には、葉と葉柄の間にシワ(フリル)が出て来る。
モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの違いについては、以下のページでまとめています。
関連記事:モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについて
モンステラ羅紗葉変異株の栽培記録
以下は私が栽培しているモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の栽培記録です。
関連記事:モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録を全て確認する
モンステラ羅紗葉変異株の栽培環境
私がモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株を栽培しているモンステラの栽培環境については以下のページでご紹介しています。
モンステラ羅紗葉変異株の栽培用品
私がモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株を栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品については以下のページでご紹介しています。
モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株のご紹介は以上です。続いてモンステラデリシオーサ斑入りについてご紹介致します。その他のモンステラデリシオーサの種類については、以下のページでご紹介しています。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。