モンステラを栽培していると、が広がり樹形が崩れる事があります。原因は様々あると思うのですが、「日当たりが悪い」、「風通しが悪い」、「高い場所で育てている」この3つのうち全てが当てはまる場合、もしくはいずれかが当てはまる場合、モンステラを広げ樹形を崩す気がしています。以下は実際に樹形を崩した羅紗葉のモンステラです。

葉が広がり樹形が崩れたモンステラ

以下は2022年10月4日(過去の栽培記録はこちら)に撮影した羅紗葉のモンステラです。とても美しく扇形に広がっています。

樹形が綺麗に整ったモンステラ

そして以下は上記写真を撮影した5ヵ月後の2023年3月2日に撮影した樹形が崩れた羅紗葉のモンステラです。

樹形が崩れたモンステラ

モンステラデリシオーサの仲間を育てる際、もしかして支柱を立てると崩れる?とも思ったのですが、以下の様に支柱を立てて育てているモンステラデリシオーサの仲間であるマクロコズムタイコンステレーションは、支柱を立てながら育てていても樹形が崩れていないので、原因は他にあります。

モンステラの葉が広がり樹形が崩れた原因

モンステラが広がり樹形が崩れた原因は、恐らく以下の3点のうち全てが当てはまる場合、もしくはいずれかが当てはまった場合に発生するのでは無いかと思っています。

  • 日当たりが悪い場所で育てた場合
  • 風通しが悪い場所で育てた場合
  • 高さのある場所で育てた場合

モンステラは地表から光を求めて上へ上へと成長します。暗く風通しが悪く、高さのある場所で育てていたら、樹形が崩れて当然だと思います。

樹形が崩れたモンステラを仕立て直し

樹形が崩れてしまったモンステラですが、モンステラが成長しやすい風通しがよい地表の明るい場所に配置してあげれば、崩れた樹形は復活すると思うのですが、この羅紗葉のモンステラは思い切って葉柄剪定(カット)して幹立ち(幹上がり)に仕立ててみました。

見た目が悪いと思うのは人目線であり、植物側からすると生きていく為に必要な葉柄だと思うので、あまり剪定(カット)はしたくなかったのですが、今回は思い切って剪定(カット)してしまいました。剪定(カット)後、新しいが展開してきて、現在の様子は以下の樹形となっています。

樹形を整えたモンステラ

支柱も今はいらないかなっと思ったので外しています。

モンステラの幹立ち(幹上がり)は、よくっぱ1枚から3枚で仕立てられているのをよく見かけるのですが、上記にも記載した通り、モンステラにとっては必要な葉柄を見た目が悪いからと人間の勝手な判断で剪定(カット)してしまうのは、植物本来の美しさを楽しむ観葉では無いと個人的には思っています。

モンステラの仕立て方をご紹介しているページでは、を一枚もカットせずに支柱を使ってに仕立てているモンステラもあります。モンステラの仕立て方に興味がある方は以下のページも合わせてご覧くださいませ。

関連記事:モンステラの仕立て方

引き続き成長に変化がありましたら、モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の栽培記録ページでご紹介致します。

本ページで紹介している羅紗葉モンステラの栽培記録

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

関連記事:モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録


モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株

とても珍しい実生(みしょう)から育ったモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株です。奇形と呼ばれる実生のモンステラデリシオーサが販売されているのを見かける事がありますが、こちらのデリシオーサは、大きく成長した葉も含め全てが羅紗葉となっています。羅紗葉とは、葉の表裏両面が凸凹、ゴツゴツとした荒地になっている葉です。実生のモンステラの場合、始めの数枚の葉は羅紗葉の事がありますが、切れ込みが入る大きな葉になるにつれて羅紗葉は消えていきます。羅紗とは、厚手の紡毛糸で織られた織物です。投資好きな私としては、人気があり価格も高額な天津蘭(ホワイトモンスター)やミント斑のデリシオーサよりも、多くの人がこの存在に気が付けていない数が極端に少ないモンステラの方が希少価値は高いと感じています。和風な雰囲気がとても似合う羅紗葉モンステラ、とても魅力的でお気に入りの個体です。和風な雰囲気という点ですと、とても肉厚な葉に散り斑が入るこちらも珍しいと思われるタイコンステレーション散り斑変異株も栽培しています。

関連記事:モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株

モンステラデリシオーサ

モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きなを持ち、自然界では1メートル以上の巨大なを持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株コンパクタイエローマリリンイエローモンスタータイコンステレーションマクロコズムスケルトン福助ナローリーフ奇形株羅紗葉変異株斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。

関連記事:モンステラデリシオーサ

モンステラデリシオーサの種類

デリシオーサは、実生株コンパクタイエローマリリンイエローモンスタータイコンステレーションマクロコズムスケルトン福助ナローリーフ奇形株羅紗葉変異株斑入りなど魅力的で変わった種類があります。

実生株

モンステラデリシオーサの実生株

実生とは、種子から発芽させた株になります。中でも斑入りモンステラデリシオーサは人気です。

実生株

コンパクタ

モンステラコンパクタ

コンパクタは、成長しても大きくならない小型のモンステラデリシオーサとして販売されています。

コンパクタ

イエローマリリン

モンステライエローマリリン

イエローマリリンは、黄斑が入ったモンステラです。イエローモンスターよりも鮮やかな黄斑が入ります

イエローマリリン

イエローモンスター

モンステライエローモンスター

イエローモンスターは、クリーム色に近い黄斑散斑が特徴的なモンステラです。

イエローモンスター

タイコンステレーション

モンステラタイコンステレーション

タイコンステレーションは、モンステラの大きな葉に星空を散りばめた様な散斑が入るモンステラです。

タイコンステレーション

マクロコズム

モンステラマクロコズム

マクロコズムは、に鋭い切れ込みと穴が多く開いたとても魅力的なモンステラです。

マクロコズム

スケルトン

モンステラスケルトン

スケルトンは、マクロコズムとシエラナを合わせた様なの形状をしているのが特長のモンステラです。

スケルトン

福助

モンステラデリシオーサ(福助)

がコンパクトで選抜丸葉のモンステラを福助に見立て命名されたモンステラです。

福助

ナローリーフ

モンステラデリシオーサナローリーフ

通常モンステラデリシオーサは丸みを帯びていますが、ナローリーフはが縦に細長いのが特長です。

ナローリーフ

奇形株

モンステラデリシオーサ奇形株

デリシオーサは奇形の実生株が販売されています。羅紗葉散り斑変異株福助ナローリーフなども広域では奇形の括りに入るのかもしれません。

奇形株

羅紗葉変異株

羅紗葉モンステラ

とても珍しい実生(みしょう)から育ったモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株です。モンステラの大きなが全て羅紗葉となっています。

羅紗葉変異株

斑入り

モンステラホワイトティアーズ

本ページでは種類がよく分からない斑入りモンステラデリシオーサについてご紹介していきます。

斑入り

私のモンステラ

私が栽培しているモンステラの種類モンステラの栽培環境モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。

モンステラの種類

モンステラの種類

私が栽培しているモンステラの種類をご紹介します。モンステラの名称は全て購入時の名称になります。

モンステラの種類

モンステラの栽培環境

モンステラの栽培環境

私がモンステラを栽培しているマンションの栽培環境を以下のページでご紹介しています。

モンステラの栽培環境

モンステラの栽培用品

モンステラの栽培用品

私がマンションでモンステラを栽培する際、利用している栽培用品を以下のページでご紹介しています。

モンステラの栽培用品