2023年4月4日(過去の栽培記録はこちら)、約5ヵ月ぶりに新しい葉が開いたモンステラマクロコズムですが、今回は約一ヶ月で新しい葉が開きました。モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページにも記載したのですが、海外の情報を見ているとモンステラデリシオーサよりもモンステラボルシギアナの方が成長が早いとの記載を見かける事があります。私の栽培環境ですと、モンステラデリシオーサに関しては冬の期間は成長がピタッと止まり停滞期に入るのに対して、モンステラボルシギアナは冬の期間も約2ヶ月おきに新しい葉を開きます。これが春、夏、秋にかけての成長期に入ると、モンステラデリシオーサもモンステラボルシギアナもほぼ同じ速度で成長します。モンステラデリシオーサの仲間の方が気温の低下に敏感?なのかもと思う事があります。
目次
前回から約一ヶ月で新しい葉が開いたモンステラマクロコズム
今回開いた新しい葉です。
穴多めですが、過去に開いた葉の様に、もっと切り絵の様にレース状に穴があいて欲しいなっと思っています。
以下は前々回5ヵ月ぶりに開いた葉なのですが、あまり穴が多くありません。しかしとても巨大です。
気根もとても充実してきました。モンステラボルシギアナもそうですが、気根が充実してくると大きな葉が開き樹形が整ってきます。よい株は気根作りからと思っています。
モンステラの気根については、以下のページでまとめています。
今回新しい葉を開いたモンステラマクロコズムの株全体を撮影するとこんな感じです。根立ち(根上がり)や幹立ち(幹上がり)では無く、支柱仕立てにすると樹形も乱れず剪定(カット)せずに大きく成長してくれるので、自然界本来のモンステラの姿を観葉する事ができてよいなっと思っています。モンステラが成長すれば、正面から見るとモンステラに隠れて支柱も目立たなくなってきます。
5月に入りモンステラマクロコズムの成長もとても早くなってきました。
上記でご紹介したモンステラマクロコズムの栽培を開始して約一年が経過しました。一年前と一年後でモンステラマクロコズムがどれほど成長したのか?が確認できるように、一年間の成長記録を以下にまとめておきました。
本ページで紹介しているモンステラマクロコズムの栽培記録
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサマクロコズム栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
- 2024年7月21日 :大株へと成長したモンステラマクロコズム
- 2023年7月1日 :気根で支柱が変形してしまうほど元気なマクロコズムに新しい葉が開く
- 2023年5月6日 :モンステラマクロコズム、一年間の成長記録
- 2023年5月6日 :前回から約一ヶ月で新しい葉が開いたマクロコズムの気根が充実
- 2023年4月4日 :約5ヵ月ぶりに開いたモンステラマクロコズムの新しい葉
- 2023年2月17日 :冬に太い気根を伸ばしたモンステラマクロコズム
- 2022年11月10日 :穴のあいた大きな葉を広げた後、沢山の気根が出てきたモンステラマクロコズム
- 2022年9月11日 :モンステラマクロコズムの葉が9月の陽射で葉焼け
- 2022年8月18日 :激しく沢山穴のあいたモンステラの葉
- 2022年8月14日 :約3ヵ月ぶりに出てきたマクロコズムの新しい葉
- 2022年6月23日 :なぜモンステラマクロコズムの繊細な葉は綺麗に開くのか?
- 2022年5月23日 :モンステラデリシオーサ、マクロコズム、コンパクタを比較
- 2022年5月15日 :切れ込み深い葉に穴が沢山開いたモンステラマクロコズムの新しい葉
- 2022年5月11日 :トップカットのモンステラマクロコズムから開いてきた繊細で美しい新葉
- 2022年4月24日 :トップカットのモンステラマクロコズムを購入
モンステラデリシオーサマクロコズム栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラデリシオーサマクロコズム
モンステラデリシオーサマクロコズムは、モンステラデリシオーサの変異個体と記載された日本国内のページをよく見かけます。フリマサービス、オークションサイト等では、「葉に穴が多く開いたデリシオーサ=マクロコズム」、「茎が太いモンステラ=マクロコズム」やマクロコズムとは明示せず「マクロコズム風なモンステラ」と掲載され販売されているモンステラを見かける事もあります。マクロコズムと同じ様に、モンステラデリシオーサコンパクタも”コンパクタ”と名前を付ければ高値で売れる事から、「本当にこのモンステラってコンパクタなんだろうか?」と思うモンステラもコンパクタとしてよく販売されているのをみかけます。私が現在栽培しているモンステラデリシオーサマクロコズムは、関西方面で有名な園芸店さんでマクロコズムとして販売されていたモンステラの幹上がり(ミッドカット)とトップカットの株分け個体となります。購入者(栽培者)の立場からすると、小さい頃の葉の形状は、モンステラデリシオーサコンパクタとして販売されている個体にもとても似ています(比較写真はこちら)。マクロコズム( macrocosm )の意味は”大宇宙”です。モンステラデリシオーサの仲間には、タイコンステレーション( constellation )という星座を意味する言葉を持つ種類もいます。モンステラの大きな葉や穴、斑を夜空に見立てたネーミングはとてもお洒落に感じます。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
モンステラデリシオーサの種類
デリシオーサは、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなど魅力的で変わった種類があります。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。