モンステラオブリクア(Monstera obliqua)は、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートと比較するとその違いは一目瞭然で、縦長に伸びる葉に、大きく開いた穴。葉には凸凹した波の様な形状が入ります。私はこの不思議な形状の葉を眺めていると、ドクロにも見えてきてしまいます。モンステラを代表するデリシオーサやボルシギアナ、他のモンステラの種類と比較しても、モンスター(オバケ)な雰囲気をとても感じてしまいます。実際に栽培しているとなんとなく爬虫類を栽培しているような感覚にもなってくる不思議な観葉植物です。オブリクアは、栽培環境の条件(光、温度、湿度等)が良いと葉を立ち上げ、大きく穴を広げながら成長します。逆に適さない栽培環境だと、ランナー(ツル)を適した栽培環境まで伸ばし、そこで新芽を出して成長するという話を聞いた事があります。
目次
現在栽培しているモンステラオブリクアの種類
以下は私が栽培しているモンステラオブリクアです。栽培開始当初は給水プランター、水苔、植物育成ライトを使って屋内栽培で開始しましたが、春から夏の成長期にかけては、鉢植えに変更し屋外栽培へと切り替えた事でもの凄い勢いで増殖しながら成長しました。以下の写真は栽培開始当初と成長期に撮影した同一株となります。
以下は夏の成長期に入る前にオブリクアの株分けを行った際に撮影した写真です。
モンステラオブリクアの株分
2021年10月3日(過去記事はこちら)より水苔で約7ヶ月間栽培してきたモンステラオブリクアですが、子株がだいぶ成長してきたので、更なる成長を促す為、2022年7月19日、株分けして鉢植えに変更してみました。詳細については、以下のページで詳しくまとめています。
水苔による栽培開始、成長期前の株分けからの鉢植えへの変更を経て、成長したオブリクアの一年後の様子について以下にまとめています。
一年後の成長の様子
モンステラオブリクアを一年間栽培した結果は以下の通りです。一年でここまで成長したポイントは、2022年7月19日にモンステラオブリクアを株分けして鉢植えに変更した事だと思います。
栽培開始当初の姿
2021年10月3日、モンステラオブリクアを栽培開始した当初に撮影した写真です(過去の栽培記録はこちら)。栽培を開始した当初は、葉が一枚しかありませんでした。
一年後の姿
2022年9月15日、モンステラオブリクアを栽培開始して一年後に撮影した写真です。向かって左側にある枯れかかっている葉が栽培開始当初に撮影した葉です。
一年間のモンステラオブリクアの成長の様子については、以下のページでまとめています。
冬のオブリクア
2021年10月3日(過去の栽培記録はこちら)に購入したオブリクアは、一年目の冬はひたすらランナー(ツル)だけを伸ばしていました。
2022年7月19日(過去の栽培記録はこちら)に株分を行い鉢植えにした状態で二年目の冬を迎えたのですが、二年目の冬はとてもよく成長してくれました。
一年目の冬、二年目の冬共に同じ室内で、暖房は一切付けず15℃以上の温度および70%前後の湿度を保ちながら、サーキュレーターを24時間回した状態でした。唯一、一年目と二年目で違いがあった点とすれば、一年目の冬は水苔で栽培していたのに対して、二年目の冬は鉢植えで栽培していました。私の栽培環境下においては、水苔よりも用土の方がどのモンステラもよく成長しれくれます。オブリクアの栽培は難しいと思っていたのですが、他のモンステラの種類と同じ栽培環境で、冬でも何も問題無く大きく成長する事を実際に確認できました。
続いてモンステラオブリクアの特長についてご紹介致します。
モンステラオブリクアの特長
モンステラオブリクアの特長をまとめると以下の通りとなります。
- 葉にあく大きな穴と凸凹した波状の凹凸がある。
- 栽培環境の条件(光、温度、湿度等)が良いと葉を立ち上げ、大きく穴を広げながら成長する。逆に適さない栽培環境だと、ランナー(ツル)を適した栽培環境まで伸ばし、そこで新芽を出して成長する。
- 水苔で育てるよりも鉢植え(土)で育てた方が発育がよい(水苔から鉢植えに切り替えた際の栽培記録はこちら)。
モンステラオブリクアに似た種類
モンステラオブリクアは、マドカズラとの違いを比較される事があります。モンステラオブリクアに似た、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートの特長の比較について以下のページでまとめています。
関連記事:オブリクア、マドカズラ、アクミナータ、エスケレートの違い
私が栽培しているモンステラオブリクアの栽培記録を以下にまとめています。
モンステラオブリクアの栽培記録
以下は私が栽培しているモンステラオブリクアの栽培記録です。
春になりぐんぐん成長するモンステラオブリクア
冬の期間も窓際で成長を続けていたモンステラオブリクアですが、春になり新しい葉を開くペースが上がってきました。この株は一年を通じて常に成長し続けています。見た目が他のモンステラの種類と比較するとかなり特異なので、栽培は難し […]
冬でも大きく成長したモンステラオブリクア
2021年10月3日(過去の栽培記録はこちら)より栽培しているモンステラオブリクアですが、栽培一年目の冬はひたすらランナー(ツル)だけが伸び、新しい葉が出る事は無く2022年5月30日(過去の栽培記録はこちら)、栽培7ヵ […]
11月でも窓際で成長を続けるモンステラオブリクア
11月下旬となり外はだいぶ寒くなってきましたが、モンステラオブリクアは屋内栽培で成長しています。2022年10月21日(過去の栽培記録はこちら)から葉の数が増えました。 11月でも成長するモンステラオブリクア(2022年 […]
一夏でもの凄い成長したモンステラオブリクア
そろそろモンステラオブリクアの成長が止まる冬がやってきますが、モンステラオブリクアは一夏だけでもの凄い成長しました。 以下の写真は夏直前の2022年5月30日(過去の栽培記録はこちら)に撮影した写真です。 モンステラオブ […]
モンステラオブリクアの紅葉
夏が終わり、秋が近づくに連れてモンステラオブリクアの葉が紅葉してきました。というのは冗談で、ちょうど一年前の2021年10月3日(過去記事はこちら)に栽培を開始した際にあったモンステラオブリクアの葉が役目を終えて黄色く枯 […]
一年で成長したモンステラオブリクアの姿
モンステラオブリクアを2021年10月3日(過去記事はこちら)から栽培を開始してそろそろ1年が経過します。栽培開始当初は、給水プランターと水苔で栽培を開始しました。 モンステラオブリクアの一年後の成長した姿(2022年9 […]
水苔から鉢植えに切り替えてから明らかに成長速度が上がったモンステラオブリクア
ちょうど一ヶ月前の2022年7月19日(過去記事はこちら)に、水苔から鉢植え栽培へと切り替えたモンステラオブリクアですが、この一ヶ月でもの凄い成長しました。 モンステラオブリクアは水苔より用土で成長(2022年8月28日 […]
モンステラオブリクアを株分けして鉢植えに変更
2021年10月3日(過去記事はこちら)より水苔で栽培してきたモンステラオブリクアですが、子株がだいぶ成長してきたので、更なる成長を促す為、鉢植えに変更しようと思い水苔から掘り起こしてみました。 モンステラオブリクアの株 […]
関連記事:モンステラオブリクアの栽培記録を全て確認する
モンステラオブリクアを栽培する際には特に特別な栽培環境は不要で、モンステラの人気種となるモンステラデリシオーサやモンステラボルシギアナなどの栽培環境があれば育ちます。私がモンステラオブリクアを育てている栽培環境を以下にまとめています。
モンステラオブリクアの栽培環境
私がモンステラオブリクアを栽培しているモンステラの栽培環境については以下のページでご紹介しています。
上記の栽培環境でモンステラオブリクアを栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品について以下にまとめています。
モンステラオブリクアの栽培用品
私がモンステラオブリクアを栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品については以下のページでご紹介しています。
モンステラオブリクアのご紹介は以上です。続いてモンステラサブピンナータについてご紹介致します。その他のモンステラの種類については、以下のページでご紹介しています。
モンステラの種類
モンステラの種類は、一般的な人気の種類(モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ)と、その他の種類(sp. ペルー、アカコヤグエンシス、アクミナータ、アダンソニー(マドカズラ)、エスケレート、オブリクア、サブピンナータ、シルテペカナ、スタンデリアナ、スプルセアナ、ドゥビア、ピンナッティパルティタ、レクレリアナ)に分けられます。更にモンステラデリシオーサの仲間は、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株と様々な種類があります。特に人気のモンステラは、斑入りのモンステラです。斑が入るモンステラの種類は、モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、sp. ペルー、レクレリアナなどです。
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