モンステラは様々な種類がありますが、中には何の種類なのか判別が付きにくい場合があります。特にモンステラオブリクア、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートはとても区別が付きにくいモンステラの種類です。特に小さい株になると、ほとんど違いが区別できない場合があります。成熟株になってくるほど、葉にそれぞれの特長が出て来るので判別が容易になってきます。私が実際に栽培しているモンステラオブリクア、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートの写真をもとにそれぞれの違いについて確認してみたいと思います。
モンステラオブリクア
モンステラオブリクア(Monstera obliqua)は、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートと比較するとその違いは一目瞭然で、縦長に伸びる葉に、大きく開いた穴。葉には凸凹した波の様な形状が入ります。私はこの不思議な形状の葉を眺めていると、ドクロにも見えてきてしまいます。モンステラを代表するデリシオーサやボルシギアナ、他のモンステラの種類と比較しても、モンスター(オバケ)な雰囲気をとても感じてしまいます。実際に栽培しているとなんとなく爬虫類を栽培しているような感覚にもなってくる不思議な観葉植物です。オブリクアは、栽培環境の条件(光、温度、湿度等)が良いと葉を立ち上げ、大きく穴を広げながら成長します。逆に適さない栽培環境だと、ランナー(ツル)を適した栽培環境まで伸ばし、そこで新芽を出して成長するという話を聞いた事があります。モンステラオブリクアの詳細については、以下のページでまとめています。
マドカズラ
モンステラアダンソニー(Monstera adansonii)は、マドカズラです。日本の画像検索で”モンステラアダンソニー”で検索すると、モンステラデリシオーサの写真が沢山表示されますが、海外(英語圏)の画像検索で”Monstera adansonii”で検索するとマドカズラの写真が沢山表示されます。その為、本サイトではモンステラアダンソニー(Monstera adansonii)をマドカズラとして表示しています。モンステラアダンソニー(マドカズラ)は、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートと比較すると違いの説明ができない程とてもよく似ています。モンステラアダンソニー(マドカズラ)は、この3種類の中で一番安価に販売されており、ホームセンターやネット通販でいつても手に入るポピュラーな観葉植物です。栽培環境や栽培用品については、他のモンステラの種類と変わりなく、丈夫で栽培し易いモンステラです。マドカズラの詳細については、以下のページでまとめています。
モンステラアクミナータ
モンステラアクミナータ(Monstera acuminata)は、モンステラアダンソニー(マドカズラ)に似たモンステラの種類です。モンステラアダンソニー(マドカズラ)との違いは、言葉で表現する事は難しく、実際にモンステラアクミナータの特長が出ている葉を見てもらう事でその違いを感じてもらうしか無い気がします。今後、株が成熟していく過程において、モンステラアクミナータらしい特長が出て来る場合は改めて本ページに追記していきたいと思います。モンステラアクミナータの詳細については、以下のページでまとめています。
モンステラエスケレート
モンステラエスケレート(Monstera esqueleto)は、モンステラアダンソニー(マドカズラ)にとてもよく似ています。海外のサイトを見ていると、特に小さい個体の場合、モンステラアダンソニー(マドカズラ)と区別できずに販売されている事がよくあるとの記載を目にします。ただし、大きく成長したモンステラエスケレート(Monstera esqueleto)とモンステラアダンソニー(マドカズラ)を比較すると、葉に開く穴の大きさが明らかにモンステラエスケレート(Monstera esqueleto)の方が大きいです。海外のサイトで大きく成長したモンステラエスケレート(Monstera esqueleto)の写真を見ると、まるで巨大なモンステラオブリクア(Monstera obliqua)の様な姿にも見えます。
以上がモンステラオブリクア、モンステラアダンソニー(マドカズラ)、モンステラアクミナータ、モンステラエスケレートの違いになります。
モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについて
またモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナについても違いがよく比較されます。モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの違いの詳細については、以下のページでまとめています。