モンステラの支柱仕立ては、モンステラをより自然環境に近い状態で育てたい場合に行っています。幹立ち(幹上がり)で仕立てる時の様に、モンステラの葉を剪定(カット)する必要も無く、ワイルドな雰囲気でモンステラを育てる事ができます。またモンステラの支柱仕立ては、全てのモンステラの種類において行える仕立て方法になります。また、モンステラデリシオーサを根立ち(根上がり)、幹立ち(幹上がり)に仕立てて育てているとやがて支柱が必要となる場合があります。実際私は、根立ち(根上がり)、幹立ち(幹上がり)に仕立てて育てていたモンステラデリシオーサの樹形を整える為に、支柱仕立てに切り替えた事が何度もあります。
支柱で仕立てたモンステラ
私が実際に支柱で仕立てながら育てているモンステラをご紹介致します。
支柱で仕立てたモンステラボルシギアナ
まずは、2メートルの支柱を使って育てているモンステラボルシギアナです。2023年5月1日(過去の栽培記録はこちら)に撮影した写真になります。
モンステラボルシギアナは、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめている通り、モンステラデリシオーサよりも上へ上へと登る性質が強いモンステラです。以下の写真の通り、大量の気根を支柱の中に伸ばしながら上へ上へと成長していきます。
この支柱の中に大量の気根を伸ばす性質はモンステラボルシギアナに限らず、モンステラデリシオーサでも栽培していると観察できる姿です。詳細は、モンステラの気根のページでまとめています。
斑入りのモンステラ(ホワイトタイガー)も支柱を使って大きく成長させる事ができます。以下の写真は、2022年9月27日(過去の栽培記録はこちら)に撮影しました。
支柱で仕立てたモンステラデリシオーサ
以下は支柱で仕立てたモンステラデリシオーサの仲間であるモンステラマクロコズムです。
根立ち(根上がり)、幹立ち(幹上がり)の仕立て方ですと、どうしてもモンステラの大切な葉を人間の手によって剪定(カット)しがちになってしまいますが、モンステラにとっては必要であるはずの葉を人の手によって見た目が悪いからと剪定(カット)してしまっては、本来観葉植物で一番大切な観葉の部分も損ねてしまう事になります。モンステラの葉のページで、様々なモンステラの種類の葉をまとめていますが、モンステラの葉は、他の観葉植物には無い大きさと形状が魅力的なのにも関わらず、仕立てで剪定(カット)してしまうのはとても勿体無いと私は思います。
以下は支柱仕立てで育てているモンステラデリシオーサの仲間であるタイコンステレーション(イエローモンスター)です。
もともと根立ち(根上がり)で育てていたのですが、支柱仕立てにしないと倒れてしまいそうな為、2022年11月17日(過去の栽培記録はこちら)に根立ち(根上がり)から支柱仕立てに切り替えました。根立ち(根上がり)の詳細については、以下のページでまとめています。
透水管・ネトロンパイプ・プラ支柱(モンステラ栽培用)
上記でご紹介したモンステラは、全て透水管・ネトロンパイプ・プラ支柱を使って支柱仕立てを行っています。透水管・ネトロンパイプ・プラ支柱の詳細については、以下のページでまとめています。
モンステラの仕立て方
モンステラの仕立てを行う際には、まずはモンステラの樹形が崩れる原因を把握しておく必要があります。折角綺麗に仕立て上げても、樹形が崩れてしまったら仕立てる意味が無くなってしまうからです。またモンステラを仕立てる際には、場合によって剪定(カット)をする必要があるので、剪定(カット)方法についても確認しておく必要があります。そしてモンステラを仕立てる種類は、主に支柱で仕立てる方法、根立ち(根上がり)で仕立てる方法、幹立ち(幹上がり)で仕立てる方法の3種類があります。モンステラの仕立て方について以下のページでご紹介していきます。