葉の形がとても良いモンステラマクロコズムを購入しました。モンステラマクロコズムは、葉っぱに開く穴の数が多いモンステラデリシオーサの仲間です。フリマサービスやオークションサービスでは、穴が沢山開くモンステラ=(イコール)マクロコズムの名で販売されているのをよく見かけます。モンステラデリシオーサマクロコズムのページでご紹介している通り、私はマクロコズムの名で販売されているモンステラを試しに色々と購入してきたのですが、そのほとんどが単なる穴が多く開いたモンステラデリシオーサでした。特に一般人がフリマサービスやオークションサービスで、”本物のマクロコズム”と記載され販売しているモンステラは、実際に色々と購入してみて確認したところ、全てが葉に開く穴の数が多いモンステラデリシオーサでした。
目次
トップカットのモンステラマクロコズムの栽培開始(2022年4月24日の様子)
マクロコズムを購入する際には、名の知れた園芸店でちゃんと購入しないと、無駄なお金を使う事になると次第に気が付き、マクロコズムのトップカット苗を関西方面にある某有名店で購入しました。通常の販売価格はとても高額だったのですが、お安く購入させていただく事ができました。
現在、一番上の葉です。
これから葉が大きく展開するにつれ、穴の数が増えて行く片鱗が伺えます。
マクロコズムは、葉に開く穴の数が多いという特徴と合わせて、葉に深い切れ込みが入り、成長と共にもの凄く細い葉が出て来ます。
上記の写真は、今回購入したマクロコズムの細い葉ですが、以下の写真は元々既に栽培している幹上がりのマクロコズムです。やはりこちらのモンステラにも、マクロコズムの特徴であるとても細い葉が出て来ました。
上記モンステラについての詳細は、以下のページでご紹介しています。
こちらは、現在展開中の葉です。まだ丸まったままですが、沢山の切れ込みと穴が開いた葉が開こうとしている事が確認できます。
モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてまとめたページでご紹介している通り、モンステラデリシオーサには、葉と葉柄部のつなぎ目に「フリル」と呼ばれる波打つシワが入りますが、こちらのマクロコズムの一番最新の葉のみ「フリル」が確認できる為、成熟個体への成長過程である事が伺えます。
本ページに掲載されている写真を撮影した時は、まだモンステラマクロコズムの新しい葉が開き始めたばかりだったのですが、5月に入り徐々に新しい葉が開き始めました。詳細は以下のページにアップしました。
次の栽培記録:トップカットのモンステラマクロコズムから開いてきた繊細で美しい新葉
本ページで紹介しているモンステラマクロコズムの栽培記録
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサマクロコズム栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
- 2024年7月21日 :大株へと成長したモンステラマクロコズム
- 2023年7月1日 :気根で支柱が変形してしまうほど元気なマクロコズムに新しい葉が開く
- 2023年5月6日 :モンステラマクロコズム、一年間の成長記録
- 2023年5月6日 :前回から約一ヶ月で新しい葉が開いたマクロコズムの気根が充実
- 2023年4月4日 :約5ヵ月ぶりに開いたモンステラマクロコズムの新しい葉
- 2023年2月17日 :冬に太い気根を伸ばしたモンステラマクロコズム
- 2022年11月10日 :穴のあいた大きな葉を広げた後、沢山の気根が出てきたモンステラマクロコズム
- 2022年9月11日 :モンステラマクロコズムの葉が9月の陽射で葉焼け
- 2022年8月18日 :激しく沢山穴のあいたモンステラの葉
- 2022年8月14日 :約3ヵ月ぶりに出てきたマクロコズムの新しい葉
- 2022年6月23日 :なぜモンステラマクロコズムの繊細な葉は綺麗に開くのか?
- 2022年5月23日 :モンステラデリシオーサ、マクロコズム、コンパクタを比較
- 2022年5月15日 :切れ込み深い葉に穴が沢山開いたモンステラマクロコズムの新しい葉
- 2022年5月11日 :トップカットのモンステラマクロコズムから開いてきた繊細で美しい新葉
- 2022年4月24日 :トップカットのモンステラマクロコズムを購入
モンステラデリシオーサマクロコズム栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラデリシオーサマクロコズム
モンステラデリシオーサマクロコズムは、モンステラデリシオーサの変異個体と記載された日本国内のページをよく見かけます。フリマサービス、オークションサイト等では、「葉に穴が多く開いたデリシオーサ=マクロコズム」、「茎が太いモンステラ=マクロコズム」やマクロコズムとは明示せず「マクロコズム風なモンステラ」と掲載され販売されているモンステラを見かける事もあります。マクロコズムと同じ様に、モンステラデリシオーサコンパクタも”コンパクタ”と名前を付ければ高値で売れる事から、「本当にこのモンステラってコンパクタなんだろうか?」と思うモンステラもコンパクタとしてよく販売されているのをみかけます。私が現在栽培しているモンステラデリシオーサマクロコズムは、関西方面で有名な園芸店さんでマクロコズムとして販売されていたモンステラの幹上がり(ミッドカット)とトップカットの株分け個体となります。購入者(栽培者)の立場からすると、小さい頃の葉の形状は、モンステラデリシオーサコンパクタとして販売されている個体にもとても似ています(比較写真はこちら)。マクロコズム( macrocosm )の意味は”大宇宙”です。モンステラデリシオーサの仲間には、タイコンステレーション( constellation )という星座を意味する言葉を持つ種類もいます。モンステラの大きな葉や穴、斑を夜空に見立てたネーミングはとてもお洒落に感じます。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
モンステラデリシオーサの種類
デリシオーサは、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなど魅力的で変わった種類があります。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。