モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)

Monstera Albo White Tiger

概要

Overview

ホワイトタイガーは、モンステラボルシギアナで見かける霜降りの様な細かいが入るモンステラです。ハーフムーンの株も見かける事があります。海外ではアルボの名称で呼ばれているのを見かける事があります。上品な印象を受ける斑入りのモンステラの為、女性ファンが多いモンステラに感じます。綺麗な斑入りであるほど価格が高くなる傾向がありますが、ホワイトタイガーの白斑はとても傷みやすく枯れやすいです。生産者が育てる様な環境に変化が生じ辛い温室で地植えにて育てれば綺麗に大きく成長すると思いますが、日本の四季の変化をダイレクトに受け、冷暖房等による環境が変動しやすい一般家庭での栽培においては、綺麗に大きく年単位で長期栽培する事は難しいと感じるモンステラの種類です。一時期、白勝ちとの呼び名で白斑が強いホワイトタイガーが販売されているのをよく見かけましたが、白斑が強く出る株ほど年単位で綺麗な葉姿を維持しながら育てる事はとても困難です。ホワイトタイガーの白斑は、いずれ傷んでしまう認識の為、現在は全ての株を地植えにて栽培しています。以下のページでは、私が栽培するモンステラボルシギアナのホワイトタイガー個体をご紹介しています。

特徴

Features

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)の主な特徴をご紹介致します。

01

霜降りの斑が入る株

モンステラボルシギアナ(ホワイトタイガー)
霜降りのモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)

モンステラホワイトタイガー(アルボ)で見かける機会が多いのが、緑色のに霜降り状の白斑が入る株です。育てていると白斑が強めに出たり、時には白斑一色のフルムーンになってしまう事もあります。室内栽培で白斑箇所を傷めずに綺麗な状態を維持しながら、年単位での栽培が出来た事がありません。その為、白斑部分がいつ傷んでもよい様に、現在は通年にて地植え栽培を行っています。

02

ハーフムーンの斑が入る株

ハーフムーンのモンステラ
ハーフムーンのモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)

霜降りの斑入りよりも見かける事が少ないハーフムーンのモンステラホワイトタイガー(アルボ)です。やはり白斑部分な傷みやすく、綺麗な状態を維持しながら年単位での栽培は私は出来た事がありません。こちらの株も現在は、通年地植え栽培を行っています。ハーフムーンは、ハーフで開き続ける事は稀で、1/4に白斑が入る状態や、白斑が入らない緑一色のになってしまう事もあります。ハーフムーンのモンステラについては、以下のページでまとめています。

03

いずれ葉が傷む

モンステラホワイトタイガー(アルボ)はとても美しいのですが、長い期間栽培を行っていると必ず白斑が傷んできてしまいます。白斑が傷んでしまうタイミングは、私の経験上、屋外栽培から屋内栽培へと栽培環境を切り替えた際や、冬場に葉水によるストレスを与えたタイミング等です。どんなに気を使っても必ずといっていいほど、白斑部分は私の栽培環境ですと傷んでしまいます。どうしてもモンステラホワイトタイガー(アルボ)を栽培したい場合は、白斑が緑が多い株を選んだ方が、が傷む事なく綺麗に育てやすいです。

斑が傷んで枯れまくりのホワイトタイガー
デリシオーサの仲間なのに節間が長い

黄斑オーレア斑入りの面積が広く、が鮮やかな株であればあるほど同様の現象が発生する事を過去の栽培経験上確認しています。オーレアについては、以下のページでまとめています。

FQA

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)について寄せられた質問と回答

葉水は行っていますか?

我が家の栽培環境ですと、葉水を行わなくてもモンステラは美しく育つ為、葉水は行っていません。行っていた時期もあるのですが、葉水を行うと特にモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)は、が茶色く変色して傷んでしまった事があります。葉水を行う事によりモンステラにストレスを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。

葉の白斑が傷んでしまったモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)を復活させる方法はありますか?

白斑が茶色く傷んでしまったモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)を復活させる方法があるとしたら、カット(剪定)してトップカットを水挿しにしたり、ミドルカットを茎伏せにしてリセットさせるしか方法は無いと思います。一度茶色く傷んでしまった株は、茶色い傷みが進行していきます。私はモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)の白斑は必ず傷むものという認識があるので、屋内環境では栽培せず、屋外で通年を通じて地植え栽培しています。地植えであれば、観葉重視というよりも大きくたくましく育って欲しい育成重視となる為、が茶色く傷んでも立派に育ってもらえれば問題無いという気持ちの方が強くなります。

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)の栽培環境を教えていただく事はできますか?

私はモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)をごく一般的なマンションで育てています。栽培環境については、モンステラの栽培環境のページをご確認ください。

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)を育てるのに必要な機材・用品等はありますか?

特にモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)の栽培だからと言って特別な機材や用品は使っていません。私は全てネット通販で購入できる栽培用品しか使っていません。特別な肥料や土等を使わなくても、モンステラは立派に大きく成長します。私が普段モンステラを育てる際に使っている栽培用品については、栽培用品のページをご確認ください。

栽培難易度

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)を実際に栽培して感じた栽培難易度

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)は入手しやすい斑入りのモンステラです。緑が強めの株は育てやすいですが、白斑が強い株は、白斑箇所がいずれ傷んでしまいます。初めて斑入りのモンステラを購入される方が、2万~3万円の白斑の斑入りのモンステラに手を出すと、後々が傷み、後悔する事となります。もし長期で育てたい場合は、白斑があまり入らない緑多めの株がおすすめです。

入手難易度

販売価格

観葉度

育てやすさ

初心者へのオススメ度

栽培記録

Growth Record

以下は私が栽培しているモンステラ ホワイトタイガー(アルボ)の栽培記録です。

斑が傷んで枯れまくりのホワイトタイガー
斑が傷んで枯れまくりの斑入りのモンステラ

このホワイトタイガーの斑が傷み枯れ始めたのは、2022年11月11日(過去の栽培記録はこちら)。斑の枯れが進行し始めたのが2022年12月11日(過去の栽培記録はこちら)です。斑の枯れが進行してから半年以上が経過し、枯れ […]

もっと見る
斑入りモンステラの成長速度の比較
斑入りモンステラの成長速度について

斑入りモンステラとして多く一般的に流通しているモンステラボルシギアナのホワイトタイガー(アルボ)ですが、斑入りで緑の部分が少ない株と、緑が多い株と比較すると成長速度に違いがあるのか?を確認する為、同一栽培環境下で同じ条件 […]

もっと見る
白多めから緑多めの葉が開いてきた斑入りのモンステラ
白多めから緑多めの葉が開いてきた斑入りのモンステラ

ホワイトタイガーに新しい葉が出てきました。今までは白斑多めだったのですが、今回は緑多めの葉が開いてきました。白斑が多めになってしまうと、緑多めには戻らない?と思っていたのですが、緑多めの葉が開きました。斑入りモンステラの […]

もっと見る
2月に出てきた斑入りモンステラの新しい葉
2月に出てきた斑入りモンステラの新しい葉

ホワイトタイガーに新しい葉が出てきました。一つ前の葉は2022年12月11日に開いたので、約2ヶ月ぶりの新葉となります。一部白斑に枯れがあるのは、冬に行った葉水のせいで傷みやすい斑入り部分が枯れてしまいました。途中で気が […]

もっと見る
モンステラのトップの葉
モンステラボルシギアナの葉を大きく成長させる方法

モンステラボルシギアナの葉を大きく成長させる方法は、モンステラデリシオーサの葉を大きく成長させる方法と変わりありません。栽培しているモンステラの茎を観察していると、葉が小さく切れ目も少ない頃の茎は細く、葉が大きく切れ目と […]

もっと見る
先が真っ黒だったモンステラの葉が開く
葉の先が真っ黒だったモンステラの葉が開く

2022年11月22日(過去の栽培記録はこちら)にご紹介した先が真っ黒な新葉が出てきたモンステラの葉が開きました。 葉の先が真っ黒なモンステラの葉(2022年12月14日の様子) 先が真っ黒に枯れていたので、先の部分が無 […]

もっと見る