モンステラボルシギアナを大きく成長させる方法は、モンステラデリシオーサの葉を大きく成長させる方法と変わりありません。栽培しているモンステラを観察していると、が小さく切れ目も少ない頃のは細く、が大きく切れ目と穴の数が増える頃のは太くなります。その為、モンステラを大きく育てる為には、まずはを太く成長させる必要があります。モンステラを太く成長させるのに効果的なのが支柱です。自然界のモンステラは、周辺の木々に気根を伸ばしながら掴まり、上へと成長しながらを大きく成長させていきます。このモンステラの成長に適した環境を支柱を使って作りだす事によって、栽培環境下においてモンステラを大きく成長させます。植木鉢での室内環境では、モンステラは大きく成長させる事が出来ないとの情報を日本国内ではよく目の当たりにしますが、海外の情報を見ていると、支柱を使った植木鉢でとても大きく成長させているモンステラを数多く見かけます。モンステラはとても丈夫な環境植物なので、私が住んでいる関東地方であれば、支柱を使う事によってある程度大きく成長させる事ができるのでは?と思っています。モンステラの葉を大きく成長させる方法のページでまとめている通り、モンステラは自然界において周辺の木々等に気根でしがみ付きながら大きく成長します。この周辺の木々の代わりが支柱になります。

モンステラボルシギアナの葉を大きく成長させる方法(2023年1月4日撮影)

以下は2023年1月4日に撮影したがあまり入っていない斑入りモンステラです。支柱を伝って上に登るほど切れ目が入った大きなが開き穴があいている事が確認できます。株元にある切れ目が多く穴があいているは、トップカット時の親株のとなります。

斑があまり入っていない斑入りモンステラ

2022年11月23日(過去の栽培記録はこちら)に新しいが開いてから、約一ヶ月で次の新しいが開きました。12月1月になってもよく成長しています。2月は一年を通じて最も寒くなる季節なので、今後は成長速度が鈍ってくるかもしれません。私がモンステラを栽培している室内環境における12月1月2月3月4月温度は、暖房無しで15℃以上を常時キープし、湿度は、加湿器で60%~70%に常時維持しています。

トップで開くは、大きく切れ目が多く穴もあいています。

モンステラのトップの葉
モンステラのトップの葉

上部へ登るほどは太いです。

上に登るほど太くなるモンステラの茎

株元のはとても細いです。

株元になるほど細くなるモンステラの茎

以下は2023年1月4日に撮影したが多いホワイトタイガーです。こちらの株も支柱を伝って上に登るほど切れ目が入った大きなが開き穴があいている事が確認できます。株元にある切れ目が多く穴があいているは、トップカット時の親株のとなります。

モンステラホワイトタイガー

一部に枯れがありますが、これは室内葉水を行った為となります。どうも葉水を行うと、特に斑入りが痛みやすい為、現在は室内栽培における葉水を行わない様にしています。

こちらの株も上部へ登るほどは太いです。

上に登るほど太くなるモンステラの茎

株元のはとても細いです。

株元になるほど細くなるモンステラの茎

モンステラは、気根で上へ上へとよじ登れる環境を作ってあげると上記の写真の通り大きく成長してくれます。

モンステラ用の支柱(透水管・ネトロンパイプ・プラ支柱)

上記で私が利用している支柱は以下のプラ支柱となります。前面がカットされていない以下のプラ支柱を購入し、栽培するモンステラのサイズに合わせて前面開口部分を自らプラスチック切断用の電動カッターでカットして利用しています。プラ支柱をなるべく精度高くカットする際には、マスキングテーププラ支柱に張ってからカットすると真っすぐカットし易いです。

モンステラ用プラ支柱
モンステラ用プラ支柱
モンステラ用プラ支柱

※最近は支柱が必要となる事が多いので、Yahoo!ショッピングで4メートルの透水管を直接購入して好みの形状にDIYしています。

透水管・ネトロンパイプ・プラ支柱の詳細については、以下のページでまとめています。

2021年11月3日(過去の栽培記録はこちら)から育てている微妙にが入るモンステラボルシギアナですが、1メートルの支柱を登り切りました。詳細は以下のページにアップしました。

次の栽培記録:モンステラボルシギアナが1メートルの支柱を登りきる

モンステラボルシギアナ(ホワイトタイガー)の栽培記録

Plant Cultivation Record

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラボルシギアナの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

2023年5月1日

2メートルの支柱に切り替えた後のモンステラ

2023年4月30日

モンステラを2メートルの支柱に切り替える前の様子

2023年4月6日

モンステラボルシギアナが1メートルの支柱を登りきる

2023年1月4日

モンステラボルシギアナの葉を大きく成長させる方法

2022年12月12日

モンステラを大きく育てるのに支柱はかかせない

2022年11月23日

新しく開いた穴のあいたモンステラボルシギアナの葉

2022年10月16日

一年でどこまで成長する?緑多目の斑入りモンステラの栽培記録

2022年9月9日

緑が多目の斑入りモンステラ

2022年3月25日

トップカットの斑入りモンステラボルシギアナに2枚目の新しい葉が開く

2021年12月26日

水平に気根を伸ばす斑入りモンステラボルシギアナ

2021年12月14日

どんどん成長する斑入りモンステラボルシギアナの気根

2021年11月21日

斑入りモンステラボルシギアナの新しい葉っぱが開く

2021年11月11日

新芽を伸ばす斑入りモンステラボルシギアナ

2021年11月3日

爽やかなライムグリーンが美しい斑入りモンステラボルシギアナのトップカット

モンステラボルシギアナの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

モンステラ ホワイトタイガー(アルボ)とは?

ホワイトタイガーは、モンステラボルシギアナで見かける霜降りの様な細かいが入るモンステラです。ハーフムーンの株も見かける事があります。海外ではアルボの名称で呼ばれているのを見かける事があります。上品な印象を受ける斑入りのモンステラの為、女性ファンが多いモンステラに感じます。綺麗な斑入りであるほど価格が高くなる傾向がありますが、ホワイトタイガーの白斑はとても傷みやすく枯れやすいです。生産者が育てる様な環境に変化が生じ辛い温室で地植えにて育てれば綺麗に大きく成長すると思いますが、日本の四季の変化をダイレクトに受け、冷暖房等による環境が変動しやすい一般家庭での栽培においては、綺麗に大きく年単位で長期栽培する事は難しいと感じるモンステラの種類です。一時期、白勝ちとの呼び名で白斑が強いホワイトタイガーが販売されているのをよく見かけましたが、白斑が強く出る株ほど年単位で綺麗な葉姿を維持しながら育てる事はとても困難です。ホワイトタイガーの白斑は、いずれ傷んでしまう認識の為、現在は全ての株を地植えにて栽培しています。以下のページでは、私が栽培するモンステラボルシギアナのホワイトタイガー個体をご紹介しています。