2025年、首都圏(湘南エリア)の一般的なマンションの庭および室内環境において、複数株のモンステラが開花に至りました。本ページでは、2025年に実際に開花を確認したモンステラの花を、栽培環境・管理条件とあわせて記録としてまとめています。
モンステラは本来、沖縄などの温暖な地域や大規模温室での栽培が適していると考えられがちですが、今回の結果は、首都圏マンションの庭でも、越冬・開花・交配まで到達可能であることを示す一例となりました。
過去には、より天井高のある戸建て住宅や温室環境への移行も検討しましたが、実際の栽培結果を踏まえると、首都圏マンション特有の安定した居住環境は、モンステラの生育・開花において合理的かつ再現性の高い条件であると考えるようになりました。
また、モンステラの需要は東名阪エリアに集中しており、こうした都市部の一般的な住環境で開花・交配まで到達した事例を蓄積・公開することは、今後モンステラ栽培に取り組む方々にとっても有意義な情報になると考えています。2025年は、そうした都市型栽培環境の中で、最も多くのモンステラの花と向き合う一年となりました。
目次
- 1 2025年に開花したモンステラの花
- 2 モンステラの開花までの栽培記録
- 2.0.0.1 2025年に開花したモンステラの花New!!
- 2.0.0.2 開花第5弾!モンステラ・スケルトン 2025年、最後の開花記録
- 2.0.0.3 開花第4弾!モンステラスケルトンの開花と交配|屋外栽培で迎える秋の最終章
- 2.0.0.4 開花第3弾!モンステラスケルトンに30センチ超の大輪が咲く
- 2.0.0.5 開花第2弾!モンステラスケルトンに再び綺麗な花が開花
- 2.0.0.6 世界初!?モンステラスケルトンがついに開花・交配開始
- 2.0.0.7 花が咲くまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽をトップカット
- 2.0.0.8 モンステラは大きく成熟した株でないと花が咲かないという情報は事実でしょうか?
- 2.0.0.9 全長35センチを超えてきた巨大なモンステラスケルトンの花芽(蕾)
- 2.0.0.10 なんと!発熱するモンステラの花
- 2.0.0.11 本格的に姿を現したモンステラスケルトンの花芽(蕾)
- 2.0.0.12 未成熟な子株のホワイトタイガーからの花芽(蕾)を確認
- 2.0.0.13 庭で地植え栽培中の斑入りのモンステラがついに開花
- 2.0.0.14 開花直前、斑入りのモンステラの蕾
- 2.0.0.15 モンステラの交配に向け同時開花直前のモンステラスケルトンと斑入りのオーレア
- 2.0.0.16 モンステラスケルトンからついに花芽(蕾)が誕生
- 2.0.0.17 脇芽からも花芽(蕾)が展開するカオスな成長をするモンステラ
- 2.0.0.18 鮮やかな黄斑が入ったモンステラオーレアの斑入りの蕾
2025年に開花したモンステラの花
本章では、2025年に実際に開花を確認したモンステラの花について、株ごとに記録として整理しています。
斑入りのモンステラ(モンステラオーレア)1株目の開花
2025年7月31日、マンションの庭において、最初に開花を確認したのは斑入りのモンステラ(モンステラ・オーレア)でした。

本株の開花過程については、「モンステラに花を咲かせる方法」を解説した別ページにて、管理環境・生育状況・花序の変化を時系列で詳しく記録しています。
2025年7月31日以降、このモンステラオーレアには、1株で10個もの花が開花しました。現在では元気に結実に至っています。

斑入りのモンステラ(モンステラオーレア)2株目の開花
2025年8月5日、7月31日に開花した株とは別個体のモンステラ・オーレアが開花しました。

この開花をきっかけに、「モンステラの花はどのような香りがするのか」という質問を多数いただきました。しかし、モンステラの受粉戦略は香りに依存するものではなく、花序の構造や開花時の温度変化(発熱)によって、特定の昆虫を誘引する仕組みを持っています。
この点について記事としてまとめたところ、大きな反響がありました。
なお、モンステラの花が発熱するという現象について、日本国内の生産者・園芸店・植物園などでほとんど言及されてこなかった点は、今でも不思議に感じています。
このテーマについては、2026年以降、YouTubeなどの媒体で取り上げられる可能性もあると考えていますが、どのような形で扱われるのか、今後の動向も観察していきたいと思います。
以下は2025年8月5日付のXでの言及です。モンステラの発熱について実際の開花時の観察が掲載されています。
モンステラって、風媒花や昆虫媒花ではなく、甲虫類(カメムシやゾウムシ類)による受粉を行う植物の為、開花してもほとんど匂いません。その代わり発熱してこれら昆虫をおびき寄せます。実際に本日早朝、庭で開花した花に触れてみたら本当に温かくて、笑ってしまいました。https://t.co/HCo6A6qAX3 pic.twitter.com/O8a8TafaAW
— 私のモンステラ (@mymonstera) August 4, 2025
また、「なぜInstagramをやらないのか」と質問されることがありますが、Instagramは投稿内で栽培記録のURLをアクティブに掲載できない仕様であること、そして人との距離感が近すぎる点が自分の性格に合わないためです。
私はモンステラそのものには強い関心がありますが、人とのつながりを広げたい欲求はありません。情報発信に関しても、拡散力はInstagramよりXの方が明確に高いと感じています。ただし、情報は「必要な人に届けばそれで十分」であり、フォロワー数やいいね数といった可視化された数字には関心がありません。
ビジネス目的であっても、見るべき指標は表に出る数字ではなく、表に現れないエンゲージメントです。可視化された数字の多くは、プラットフォーム側の設計であることに、早い段階で気づいた方がよいと感じています。
なお、この斑入りのモンステラ・オーレアは、最終的に5つの果実を結実しました。

斑入りのモンステラ(ホワイトタイガー/アルボ)の開花
2025年9月4日、続いて斑入りのモンステラ(ホワイトタイガー/アルボ)が開花しました。写真の通り、花序はわずか約15cmほどと非常に小さなものでした。

この開花を受け、「モンステラは十分に成熟した大型株でなければ花が咲かない」という情報の真偽について疑問を持ち、検証記事をまとめています。
モンステラ・デリシオーサ(ノーマル)の開花
Xでは報告していましたが、栽培記録としては未掲載だったものとして、2025年10月10日にノーマルのモンステラ・デリシオーサが開花しました。
この株は、2021年に私がモンステラ栽培の楽しさに気づかせてくれた個体であり、ノーマルであっても強い思い入れがあります。近年、いわゆる「レア」とされるモンステラが、売り手側の意図によって過剰評価される傾向があります。しかし、ノーマル個体であっても価値が低いわけではありません。購入者の立場となり、その株を手にした背景や時間の積み重ねに目を向けるべきだと考えています。



開花まで成熟したモンステラの気根は非常に力強く、自然のエネルギーが前面に出た状態になります。このレベルに達した株に対して、一般的な支柱はほとんど機能しません。

モンステラの気根については、以下のページで詳しくまとめています。
モンステラスケルトンの開花
2025年において、最も力を入れて取り組んだのが、モンステラ・スケルトンと斑入りモンステラの交配です。
モンステラの開花は「狙ってできるものではない」と思われがちですが、スケルトンと複数の斑入り株を同時期に開花させることで、交配にまで至ることができました。
栽培者の欲望が強いほど開花を「狙いたく」なりますが、その姿勢ではモンステラは花を咲かせません。もしくは開花に至っても1株で5~10個の結実に至る事もありません。モンステラの開花は、狙うのではなく、モンステラの特性を読み解き、環境を整え、誘発することで結果がついてきます。恵まれた温暖な地域や温室では無く、屋外の庭でモンステラの開花・交配を実現させています。
モンステラ・スケルトンは、2025年に合計5回の開花を確認しました。
- 1回目の開花:2025年9月4日(開花時の栽培記録はこちら)
- 2回目の開花:2025年9月15日(開花時の栽培記録はこちら)
- 3回目の開花:2025年9月23日(開花時の栽培記録はこちら)
- 4回目の開花:2025年10月6日(開花時の栽培記録はこちら)
- 5回目の開花:2025年10月15日(開花時の栽培記録はこちら)
高さ35センチにもおよぶモンステラスケルトンの花と庭で遭遇できた事は、とても神秘的な体験でした。





先行開花していた斑入りモンステラとの交配も、すべて達成しています。最終的に、モンステラ・スケルトンは5つの果実を結実しています。
私は老後までまだ20年ほどあります。それまでに斑入りのスケルトンが1株でも誕生すれば十分だと考えています。そして、その1株を大切に育てながら、静かに園芸を楽しむ老後を迎えたいと思っています。
人は作為によって失い、天地は作為なくして成る。
人間の作為や過剰な欲望は、自然環境の破壊や人間関係の複雑化、心の平安の喪失を招くことがあります。現代の園芸にも、どこか無理が生じているように感じる事があります。他者の株や出会いに触れることも有意義ですが、自ら育てる植物と向き合う時間を増やすことは、無理のない生き方の一助になると感じています。私にとっては、それが最も心地よい園芸の在り方です。
2025年、モンステラスケルトンは、庭で約2メートル50センチぐらいのサイズに成長しました。そしてスケルトンの向かって左下にはコンパクタ、右下にはシエラナを地植えで追加しました。

2026年も、マイペースにモンステラと寄り添いながら、マンションの庭で新たな花を咲かせていきたいと思います。
モンステラの開花までの栽培記録
モンステラが花を咲かせるまでの栽培記録を詳しくまとめています
2025年に開花したモンステラの花New!!
2025年、首都圏(湘南エリア)の一般的なマンションの庭および室内環境において、複数株のモンステラが開花に至りました。本ページでは、2025年に実際に開花を確認したモンステラの花を、栽培環境・管理条件とあわせて記録として […]
開花第5弾!モンステラ・スケルトン 2025年、最後の開花記録
2025年10月15日、5番目となるモンステラ・スケルトン(Monstera Skeleton)の花が開花しました。これが今季最後の開花となります。今年は同一株から計5つの花が開花し、それぞれで斑入りモンステラ(オーレア […]
開花第4弾!モンステラスケルトンの開花と交配|屋外栽培で迎える秋の最終章
2025年9月4日(過去の栽培記録はこちら)より開花が始まったモンステラスケルトンに、4番目となる花が開花しました。実際にモンステラを開花させ交配を行っていると、花を咲かせた当事者だからこそ分かる様々な出来事に出会えます […]
開花第3弾!モンステラスケルトンに30センチ超の大輪が咲く
2025年9月4日、15日に続き、モンステラスケルトンに30センチを超える花が再び開花しました。まるで交配や撮影を拒むかのように、今回は真後ろを向いて花を咲かせています。私がモンステラの開花・交配を行っているのは、湘南方 […]
開花第2弾!モンステラスケルトンに再び綺麗な花が開花
2025年9月4日(過去の栽培記録はこちら)に続き、モンステラスケルトンの花が再び開花しました。今回も30センチを超える非常に大きな花です。 前回の記事では「世界初!?モンステラスケルトンがついに開花・交配開始」と題しま […]
世界初!?モンステラスケルトンがついに開花・交配開始
2022年5月10日(過去の栽培記録はこちら)よりボトムカットからの鉢植えでの栽培を開始し、2024年5月6日(過去の栽培記録はこちら)には地植えへと移行。その後、2025年4月1日(過去の栽培記録はこちら)に屋外越冬に […]
花が咲くまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽をトップカット
2025年8月24日ついに花が咲くまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽をトップカットしました。脇芽をカットした一番の理由が、脇芽が邪魔をして花芽(蕾)が上に成長できずに暴れ始めた為です。モンステラのカット(剪定)ページ […]
モンステラは大きく成熟した株でないと花が咲かないという情報は事実でしょうか?
2025年8月1日(過去の栽培記録はこちら)に、明らかに未成熟と思われる高さ90センチしか無いホワイトタイガーから花芽(蕾)が出ました。モンステラは大きく成熟しないと花芽(蕾)が出ない認識でいたので、なぜこんなに小さなモ […]
全長35センチを超えてきた巨大なモンステラスケルトンの花芽(蕾)
2025年7月21日(過去の栽培記録はこちら)に花芽(蕾)を確認したモンステラスケルトンですが、花芽(蕾)の全長が35センチを超えてきました。巨大なトウモロコシサイズの花が咲きそうです。既に開花済みの斑入りのモンステラ( […]
なんと!発熱するモンステラの花
2025年7月31日(過去の栽培記録はこちら)に開花したオーレアに引き続き、別株の斑入りのモンステラ(オーレア)の花が開花しました。モンステラの開花後、何人かの方から「モンステラの花って匂いあるんですか?」と質問されたの […]
本格的に姿を現したモンステラスケルトンの花芽(蕾)
2025年7月21日(過去の栽培記録はこちら)に花芽(蕾)を確認したマンションの庭で育てているモンステラスケルトンですが、かなり花芽(蕾)が成長してきました。バナナサイズでは無く、トウモロコシサイズな巨大な花に成長しそう […]
未成熟な子株のホワイトタイガーからの花芽(蕾)を確認
2023年10月16日(過去の栽培記録はこちら)にマンションの庭への地植え栽培へと移行、2023年から2024年にかけての冬、2024年から2025年の冬と2回の越冬を行ったホワイトタイガーから、本日(2025年8月1日 […]
庭で地植え栽培中の斑入りのモンステラがついに開花
2021年9月からモンステラ栽培を開始して今年で約4年。本株は2023年5月3日(過去の栽培記録はこちら)から栽培を開始して約2年。湘南エリアのマンションの屋根の無い庭で、斑入りのモンステラの越冬および開花に成功しました […]
開花直前、斑入りのモンステラの蕾
いよいよ庭で育てている斑入りのモンステラ(オーレア)が開花直前までやってきました。3日前の2025年7月27日(過去の栽培記録はこちら)に確認した時は、ここまでの大きさには成長していなかったのですが、開花に向けて一気に成 […]
モンステラの交配に向け同時開花直前のモンステラスケルトンと斑入りのオーレア
モンステラは観葉植物として人気がありますが、日本の首都圏以北では、室内・屋外を問わず一般家庭で花を咲かせるのは非常に稀です。その理由は、モンステラが開花するためには「高温多湿」、「十分な日照」、「長い生育期間」といった条 […]
モンステラスケルトンからついに花芽(蕾)が誕生
2022年5月10日(過去の栽培記録はこちら)より栽培を開始し、2024年5月6日(過去の栽培記録はこちら)に地植え栽培へと移行させ、2024年から2025年の冬を一度屋外越冬させたモンステラスケルトンからついに花芽(蕾 […]
脇芽からも花芽(蕾)が展開するカオスな成長をするモンステラ
「植物が花を咲かせる時は体力を使うので肥料が必要」という言葉を耳にしたり目にしたりする事があるのですが、開花に向けてカオスに成長するモンステラの草姿を観察していると、「子孫を残す為、自らが持つエネルギーを全開放してくるの […]
鮮やかな黄斑が入ったモンステラオーレアの斑入りの蕾
2025年7月2日(過去の栽培記録はこちら)の栽培記録で掲載した全斑(フルムーン)に近い葉が固まり、鮮やかな黄斑の葉が姿を現しました。ここまで鮮やかな黄斑が入った大きなオーレアの葉はなかなか見かける事が無いと思います。こ […]



















