白斑でフルムーンのモンステラは、育たないとよく言われていますが、育たないと言われているモンステラに肥料を与え育て続けたらどの様な姿になるのか?をヒメモンステラ(ラフィドフォラ テトラスペルマ)で実験してみました。ちなみにラフィドフォラとモンステラはどちらもサトイモ科の観葉植物ですが、モンステラはモンステラ属、ラフィドフォラはラフィドフォラ属に分類されます。その為、本サイトでご紹介しております以下、モンステラの種類ページには、ラフィドフォラ属に分類されるヒメモンステラは含まれていません。モンステラ属のみを紹介しているページとなります。

フルムーンのモンステラを育て続けるとどうなるのか?(2025年7月2日)

以下は白斑のフルムーンでいっぱいになったヒメモンステラです。

本来は以下写真の株元の通り、緑多めのフルミントです。突然、真っ白な全斑になってしまいました。

茎もご覧の通り真っ白です。

白斑のフルムーンのヒメモンステラを約半年間、肥料を与え続け育てたところもの凄い数のトップの分岐が発生しました。成長したいけれど真っ白な全斑で登れない、成長したいけれど真っ白な全斑で登れない、成長したいけれど真っ白な全斑で登れない・・・という状況を何度も繰り返している様子が伺えます。

斑入りのモンステラは、突然全斑になったり、突然斑が無くなり緑一色になる事もあります。人手で斑をコントロールする事は不可能です。切り戻す事で本来の斑入りの葉に戻ると言われている事もありますが、100%戻る保証なんてありません。私も何度も切り戻していますが、上手く行った事もあれば、上手く行かなかった事もあります。そして上手く行っても再び真っ白な全斑になったり、緑一色になったりを繰り返します。

斑入りのモンステラを年単位で長期間思い通りに成長させる事はとても難しいです。このフルムーンのヒメモンステラは、切り戻す事によってフルミントの葉に戻す事ができるのか?を引き続き検証していきたいと思います。

フルムーン(全斑)のモンステラとは?

フルムーン(全斑)のモンステラは、葉っぱ本来の緑の部分が一切無いモンステラです。白斑、黄斑、ミント斑など様々な全斑のモンステラが現れます。私の過去の経験上、白斑、黄斑のフルムーンが発生し、株の下葉に緑が強く出る葉が無いと、光合成する事が出来ない為、株全体が弱ってしまいます。斑が株全体に入る斑入りのモンステラは、育てる事がとても難しいです。