モンステラの幹立ち(幹上がり)とは、モンステラの上部の葉を1~3枚残して、下葉をカット(剪定)し、幹(茎)で立ち上げた仕立て方です。主にモンステラデリシオーサで仕立てます。モンステラデリシオーサは、屋内栽培環境下においても一枚の葉の長辺サイズが70センチ近くまで生長します。下葉をカット(剪定)せずに育てていると、かなりの場所を取る事から幹立ち(幹上がり)に仕立てた方がお部屋がスッキリとします。盆栽風のカッコいい仕立て方の為、人気があります。

以下は実際に幹立ち(幹上がり)に仕立てたモンステラデリシオーサです。こちらは成熟しても手の平サイズのとても珍しいモンステラデリシオーサの実生株です。植木鉢を乗せる鉢台は古材の一枚板とアイアンを溶接して自作しています。

幹立ち(幹上がり)に仕立てたモンステラ

手の平サイズのモンステラデリシオーサ

トップの一枚の葉のみを残して幹立ち(幹上がり)に仕立てたモンステラデリシオーサです。モンステラを幹立ち(幹上がり)に仕立てる際には、トップの葉を1~3枚残して仕立てます。

手の平サイズのモンステラ

大きく育ったモンステラはとても魅力的なのですが、その反面場所を取るデメリットがあります。そんな時は、下葉をカット(剪定)し幹立ち(幹上がり)に仕立て上げる事でとてもスッキリします。こちらのモンステラは成熟しても手の平サイズにしかならない実生のモンステラデリシオーサになります。

自作の鉢台

モンステラをお洒落に仕立てたら、鉢台もお洒落に仕立てたくなった為、古材の一枚板にアイアンの脚を溶接してDIYしました。

幹立ち(幹上がり)の仕立て方

様々な幹立ち(幹上がり)の仕立て方

モンステラの幹立ち(幹上がり)は、トップの葉1~3枚程度残して仕立てる方法です。しかし、仕立て方は自由で、脇芽を残して仕立てる方法や、下葉をカットせずに全ての葉をそのまま残すなど工夫次第で様々な仕立て方ができます。美しく仕立てたモンステラはとても魅力的です。

01 脇芽を残した仕立て

幹立ち(幹上がり)で仕立てながら株元の脇芽を活かし上下で葉を開かせた仕立て方です。斑入りのモンステラで仕立てています。

モンステラデリシオーサタイコンステレーション ( Monstera​ Deliciosa Thai Constellation )


安価で丈夫な斑入りモンステラの代表種

02 下葉を残した仕立て

下葉をあえて全て残しながら幹立ち(幹上がり)で仕立てたモンステラコンパクタです。下葉を残す事で株全体に動きが出せます。

モンステラデリシオーサコンパクタ ( Monstera Deliciosa Compacta )


葉にあく穴が多くコンパクトなモンステラ

03 一般的な幹立ち

一般的な幹立ち(幹上がり)です。下葉を全てカットし、トップの葉一枚だけでスッキリとお洒落に仕立てています。

モンステラデリシオーサドワーフ・矮小 ( Monstera Deliciosa Dwarf )


実生から生まれた手の平サイズのモンステラ

モンステラの仕立て方

実際のモンステラで実践している仕立てをご紹介

幹立ち(幹上がり)

根立ち(根上がり)

支柱仕立て

Cutting a Monstera

モンステラのカット(剪定)