モンステラの幹立ち(幹上がり)は、モンステラデリシオーサの樹形が崩れてしまった場合に行っています。モンステラの仕立てにおいて、人手による剪定(カット)を入れてしまうと、モンステラの成長に伴い常に剪定(カット)を入れなくてはならなくなる為、あまり個人的には好まない仕立て方法になります。幹立ち(幹上がり)にするよりも、モンステラをより自然に近い状態で、剪定(カット)を行う事なく、支柱仕立てで育てた方がワイルドで迫力があるモンステラに仕立てる事ができます。こう捉えると、幹立ち(幹上がり)で仕立てるとは、あえて人の手を入れて、インテリアの雰囲気に合う様な自分好みの姿に、人手を介して剪定(カット)していく仕立て方法なのかもしれません。

幹立ち(幹上がり)で仕立てたモンステラ

以下はあえて幹立ち(幹上がり)に仕立ててみたモンステラデリシオーサになります。2021年11月3日(過去の栽培記録はこちら)に撮影した写真です。はあえて3枚残す様にしており、新しいが開けば、一番下の剪定(カット)しながら育てていました。

幹上がり(根上がり)のモンステラデリシオーサ

以下は支柱で仕立てた同じくモンステラデリシオーサの仲間であるモンステラマクロコズムです。

支柱で仕立てたモンステラデリシオーサ

根立ち(根上がり)幹立ち(幹上がり)の仕立て方ですと、どうしてもモンステラの大切なを人間の手によって剪定(カット)しがちになってしまいますが、モンステラにとっては必要であるを人の手によって見た目が悪いからと剪定(カット)してしまっては、本来観葉植物で一番大切な観葉の部分も損ねてしまう事になります。モンステラの葉のページで、様々なモンステラの種類をまとめていますが、モンステラの葉は、他の観葉植物には無い大きさと形状が魅力的なのにも関わらず、仕立てで剪定(カット)してしまうのはとても勿体無いと私は思います。なので私はモンステラを育てる際には、支柱仕立てをメインに行っています。

幹立ち(幹上がり)から支柱仕立てへの移行

以下は支柱仕立てを前提に育てていたモンステラマクロコズムです。購入時の名前がモンステラマクロコズムだったのですが、恐らくモンステラコンパクタではないか?思っているモンステラになります。

支柱仕立てを前提に育てていたモンステラの為、以下の2022年9月26日(過去の栽培記録はこちら)に撮影した写真の通りを一枚も剪定(カット)していません。このまま幹立ち(幹上がり)で育てていると、株全体が傾いてきてしまう為、支柱が必要となってきます。

幹立ち(幹上がり)のモンステラ

上記の状態から、2022年11月15日(過去の栽培記録はこちら)に支柱仕立てへと移行しました。

幹立ち(幹上がり)から支柱仕立てへと移行したモンステラ

上記の通り、幹立ち(幹上がり)はもちろんの事、根立ち(根上がり)で育てていても、モンステラが大きく成長してくれば、支柱仕立てへと移行するタイミングがやってきます。支柱仕立てについては、以下のページでまとめています。

関連記事:モンステラを支柱で仕立てる

樹形が崩れてしまったモンステラを幹立ち(幹上がり)で仕立てる

幹立ち(幹上がり)に仕立てる場面としては、栽培しているモンステラの樹形が崩れてしまった際です。以下は樹形が崩れてしまった羅紗葉のモンステラでを幹立ち(幹上がり)に仕立てた際に撮影しました。

樹形が綺麗に整ったモンステラ
樹形が崩れる前に撮影した羅紗葉のモンステラ(撮影日:2022年10月4日)
樹形が崩れたモンステラ
樹形が乱れた後に撮影した羅紗葉のモンステラ(撮影日:2023年3月2日)
樹形を整えたモンステラ
幹立ち(幹上がり)に仕立て直した羅紗葉のモンステラ(撮影日:2023年5月5日)

羅紗葉のモンステラが広がり樹形が崩れたてしまった際、幹立ち(幹上がり)に仕立て直した際の栽培記録は以下のページでまとめています。

関連記事:葉が広がり樹形が崩れたモンステラを幹立ち(幹上がり)で仕立て直し

モンステラの仕立て方

モンステラの仕立てを行う際には、まずはモンステラの樹形が崩れる原因を把握しておく必要があります。折角綺麗に仕立て上げても、樹形が崩れてしまったら仕立てる意味が無くなってしまうからです。またモンステラを仕立てる際には、場合によって剪定(カット)をする必要があるので、剪定(カット)方法についても確認しておく必要があります。そしてモンステラを仕立てる種類は、主に支柱で仕立てる方法根立ち(根上がり)で仕立てる方法幹立ち(幹上がり)で仕立てる方法の3種類があります。モンステラの仕立て方について以下のページでご紹介していきます。

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