モンステラが一番元気に成長する栽培環境は、地植えとも言われています。地植えとは、自然界で育つモンステラの生育環境そのものを実現させる方法です。限られたスペースの植木鉢と異なり、地植えであればモンステラはストレスを感じる事無く、自由に根を張り巡らせる事ができます。ただし、一般の家庭においてモンステラの地植えを実現させる事はなかなか難しいです。一般家庭においてモンステラを状態よく栽培させる方法は、鉢植えになってきます。モンステラを地植えで育てるところまでいきませんが、鉢植えとの成長の比較と合わせて、地植えで越冬する事ができるのか?を2年かけて検証してみました。
地植えで育てたモンステラ
以下はもともと植木鉢で越冬させながら育てていた2株のモンステラを植木鉢と地植えに分け、成長に差がでるのか?を検証した結果の写真です。2022年10月20日に撮影しました。
写真で見ると植木鉢で育てたモンステラよりも地植えで育てたモンステラの方が葉に切れ目も入って大きく成長している事が確認できます。実際栽培していても、明らかに地植えの方がよく育つと実感できます。
ただし地植えで育てたまま越冬(冬越し)させると寒さで葉が枯れてしまいます。一般家庭において地植えでモンステラを育てる事は、住んでいる地域の気候によって可能ですが、冬の気温が0度を下回る地域では、温室が無い限りは綺麗にモンステラを育てる事ができません。秋(11月)、冬(12月、1月、2月)、春(3月、4月)までは屋内栽培で育てる事が現実的となってくると思います。
以下のページでは、地植えで育てたモンステラが越冬(冬越し)できるのか?について、2021年9月6日から2023年9月6日まで、ちょうど2年かけて検証した結果をまとめています。
関連記事:モンステラが越冬(冬越し)できるかを2年かけて確認
モンステラの増やし方
モンステラはとても丈夫な観葉植物です。生命力が強く、水耕栽培(水挿し)、挿し木、茎伏せで増やす事ができます。モンステラは、大きくもできるし、小さくもできる点も魅力の一つだと感じています。稀にモンステラデリシオーサの種が販売されている事もあります。モンステラの種から育った苗は、実生(みしょう)と呼ばれ実生のモンステラデリシオーサはよく販売されているのを見かけます。水耕栽培(水挿し)、挿し木、茎伏せは、夏前にやるのがおすすめと紹介されている事が多いのですが、私の場合、春、夏、秋、冬通年を通じて行っています。モンステラを増やす際には、モンステラの各部の名称についてもあわせて確認しておくのがおすすめです。
モンステラの増やし方