栽培開始から丸一年が経過したモンステラデリシオーサボルシギアナミントです。2024年4月8日から栽培を開始しました。斑入りのモンステラは(未だに私は一度も販売した事が無いですが)、綺麗な斑入りの葉が開いた時が売り時で、購入する側からすると綺麗な斑入りの葉に惹かれがちです。しかし、とても残念な事に鮮やかな斑入りの葉ほど傷みやすく、年単位での維持がもの凄い難しいです。個人的には高額な斑入りのモンステラを販売するのであれば、環境が安定した温室では無く、せめて首都圏の一般家庭と同じ環境で3~5年ぐらい乱れず綺麗な状態を維持できた株を販売するべきな感じがしています。乱れず安定して成長してくれる株であるならば、購入する側からすると安心して高額でも購入できますが、一般家庭における栽培実績が無い株に対して数万、数十万、数百万なんてお金はとてもじゃないけれど私は払えませんって感じです。これは今まで約3年半、斑入りのモンステラを育ててきて、購入する側の立場としての感想です。きっと以下でご紹介する斑入りのモンステラを見た方は、販売者側の立場だと売り時と感じる方が多い気がしますが、私からするとこの先真っ白な斑入りの葉になって、茶色く傷んでいくリスクも想定される株を高値で販売するなんてありえない。となってしまいます。そういった点では、購入者側に価格を決めてもらうオークション形式ってありだよなぁと職業柄思ってしまいます。

栽培開始から丸一年が経過したモンステラデリシオーサボルシギアナミント(2025年6月9日の様子)

モンステラデリシオーサボルシギアナミントです。下葉に見える茶色い部分は冬の寒さで傷んだ部分です。寒さで傷んだというよりは寒暖差、乾湿の高低差がストレスになった部分であると感じます。

今回新しく開いた葉です。綺麗なんですけれどね。真っ白過ぎて早ければ2ヵ月後に傷んでいる気がします。

約2ヵ月前の2025年4月4日(過去の栽培記録はこちら)に開いた葉です。2ヵ月前に開いたばかりですが、一部茶色く傷んでしまった部分があります。

美しい株なので売れば高値で売れると思いますが、温室では無く、日本の気候の寒暖差、乾湿の高低差をダイレクトに受ける一般家庭において乱れる事無く美しく、1年、2年、3年・・・と育て上げる事は果たしてできるでしょうか?

以下のホワイトタイガーの様に茶色く傷んでしまうのでは無いか?と心配です。

茶色く傷んでしまった斑入りのモンステラ

ホワイトタイガーの詳細は以下のページでまとめています。

斑入りのモンステラを日本の一般家庭で長期間育てる事はとても難しいと感じます。斑入りのモンステラを販売しているプロの生産者の方や園芸店の詳しい方に、年単位で斑入りのモンステラを美しく維持する方法を教えていただきたいです。

引き続き成長に変化がありましたら、モンステラデリシオーサボルシギアナミントの栽培記録ページでご紹介致します。

モンステラデリシオーサボルシギアナミントとは?

モンステラデリシオーサボルシギアナミントの名前で購入したモンステラです。本モンステラは、モンステラデリシオーサミントブラジリアンフォーム、モンステラボルシギアナミントの名前で販売されている事もあります。一体どれが正式名称なのか?名前だけではデリシオーサの仲間なのか?ボルシギアナの仲間なのか?もよく分かりません。実際に育てているモンステラを観察してみるとボルシギアナに近い印象を受けます。どんなに成長しても葉に穴があかないタイプのモンステラの様ですが、果たして成長するとどんな姿へと変化するのか?観察していきたいと思います。葉はご覧の通り、ミント斑がとても美しいモンステラになります。

Types of Monstera

モンステラの種類