モンステラピナッティパルティタ(Monstera pinnatipartita)は、別名ジェイドウィングとも呼ばれています。切れ込みが入っていない状態、もしくは少し切れ込みが入り出した頃の葉は、モンステラsp. ペルー(ジェイドシャトルコック)の様に表面が、ボコボコ、ゴツゴツ、デコボコとしています。モンステラsp. ペルー(ジェイドシャトルコック)は、葉が楕円形で切れ込みが入らないのに対して、モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)は細長い葉に切れ込みが入ります。大きく成長する程、葉の切れ込みが増し、美しく変化していくモンステラです。
目次
現在栽培しているモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の種類
私が栽培しているモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)についてご紹介致します。以下はモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)を購入した際に撮影した写真です(当時の栽培記録はこちら)。手入れがされていない屋外栽培が行われていた為、葉に虫食い跡があります。モンステラを屋外栽培する際、植木鉢を直に草木が生い茂る場所へ配置するとナメクジ等に葉を食べられてしまう事があります。
モンステラの葉が害虫に食べられてしまった際の様子については以下のページでまとめています。
その後も上記のモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)は、調子が悪く株を掘りおこしてみたところ、根にびっちりと水苔が絡みついている状態で鉢植えされている状態でした(当時の栽培記録はこちら)。購入した直後のモンステラで成長が遅いと感じる株は、水苔が根に絡みついている状態で土に植えられている可能性が高いです。
傷んだ根と葉を整理したところ、以下の状態となってしまいました(当時の栽培記録はこちら)。しかし、見た目は弱った姿に見えますが、これから成長していくにあたって本来あるべき健康な姿になりました。
上記から復活し、約半年間成長を遂げた姿が以下になります(当時の栽培記録はこちら)。とても同じ株には見えないかもしれませんが、ここまで綺麗に仕立て上げ直してあげました。
続いてモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の特長についてご紹介致します。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の特長
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)は、葉に凸凹した凹凸があるのが特長のモンステラの種類です。同じく葉に凸凹した凹凸があるモンステラの種類がモンステラsp. ペルーになるのですが、モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)は、成熟すると葉に切れ込みが入るのに対して、モンステラsp. ペルーは、成熟しても葉に切れ込みが入りません。
モンステラsp. ペルーとモンステラピナッティパルティタの違い
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)とモンステラsp. ペルーは、似ているのですが、モンステラsp. ペルーは成熟しても葉に切れ込みが入らないのに対して、モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)は、成熟してくると葉に切れ込みが入ってきます。
以下は、モンステラsp. ペルーの葉です。凸凹した肉厚の葉が特長です。
以下は、モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の葉です。モンステラsp. ペルーと同じく、葉が肉厚で凸凹していますが、成熟してくると葉に切れ込みが入ります。
モンステラsp. ペルーの詳細については、以下のページでまとめています。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の特長をまとめると以下の内容になります。
- 凸凹した肉厚な葉が特長のモンステラ。
- モンステラsp. ペルーに似ているのですが、成熟すると葉に切れ込みが入ってくる。
私が栽培しているモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の栽培記録を以下にまとめています。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の栽培記録
以下は私が栽培しているモンステラピナッティパルティタの栽培記録です。
関連記事:モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の栽培記録を全て確認する
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)を栽培する際には特に特別な栽培環境は不要で、モンステラの人気種となるモンステラデリシオーサやモンステラボルシギアナなどの栽培環境があれば育ちます。私がモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)を育てている栽培環境を以下にまとめています。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の栽培環境
私がモンステラピナッティパルティタを栽培しているモンステラの栽培環境については以下のページでご紹介しています。
上記の栽培環境でモンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)を栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品について以下にまとめています。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)の栽培用品
私がモンステラピナッティパルティタを栽培する際に利用しているモンステラの栽培用品については以下のページでご紹介しています。
モンステラピナッティパルティタ(ジェイドウィング)のご紹介は以上です。続いてモンステラレクレリアナについてご紹介致します。その他のモンステラの種類については、以下のページでご紹介しています。
モンステラの種類
モンステラの種類は、一般的な人気の種類(モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ)と、その他の種類(sp. ペルー、アカコヤグエンシス、アクミナータ、アダンソニー(マドカズラ)、エスケレート、オブリクア、サブピンナータ、シルテペカナ、スタンデリアナ、スプルセアナ、ドゥビア、ピンナッティパルティタ、レクレリアナ)に分けられます。更にモンステラデリシオーサの仲間は、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株と様々な種類があります。特に人気のモンステラは、斑入りのモンステラです。斑が入るモンステラの種類は、モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ、アダンソニー(マドカズラ)、sp. ペルー、レクレリアナなどです。
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