モンステラの根は、太い根を持つ種類と、細い根を持つ種類に分けられます。太い根を持つ主なモンステラの種類モンステラデリシオーサモンステラボルシギアナです。生育した生体の成長度合いにもよりますが(特に幼少の苗の段階において)、細い根を持つ主なモンステラの種類が、モンステラアダンソニー(マドカズラ)モンステラオブリクアです。特にモンステラの栽培初期段階で、根が十分に育ってない場合、根が細いモンステラの種類だと、いきなり鉢植えに植えると成長が遅くなってしまう事があった為、水苔での栽培から開始するようにしています。モンステラを栽培していると根詰まりによる根腐れにより、が黄色く変色し枯れてしまったり、成長が停滞してしまうなどの影響を受けてしまう事があります。根詰まり根腐れが発生している場合、モンステラの健全な生育の為にはこれらを解消してあげる必要があります。モンステラの成長過程において不調をきたす場合は、根に問題がある事がほとんどです。特に購入直後のモンステラは、販売目的の為、粗末に扱われ根にダメージを受けている事が過去に何度かありました。特に多かったのが、モンステラの根に水苔が巻き付かれた状態でに植えられていたケースです。水苔が根に巻きつけられた状態、もしくは根に巻き付かれていた水苔がちゃんと取り除かれずに残っている状態でに植えられたモンステラは、が枯れやすかったり、成長が著しく落ちるなどの影響を受けました。モンステラにとって根は、一番重要な部分です。

モンステラの根

以下は太い根のモンステラデリシオーサと、細い根のモンステラアダンソニー(マドカズラ)の根っ子を比較した写真です。モンステラデリシオーサは、水耕栽培(水挿し)で根を増やした後、鉢植えに移行しました。モンステラアダンソニー(マドカズラ)の幼少苗は、細い根に酸素が行き渡りやすくする為、水苔を敷いた給水プランターで栽培を行っています。

モンステラの根
水耕栽培(水挿し)で育てたモンステラデリシオーサの太い根っ子
モンステラの根
水苔を敷いた給水プランターで育てているモンステラアダンソニー(マドカズラ)幼少苗の細い根っ子

栽培の参考例

以下はモンステラの根の状態を確認しながら栽培している例です。

水耕栽培(水挿し)

モンステラの水耕栽培(水挿し)

主に太い根っ子を持つモンステラの種類については、水耕栽培(水挿し)で根を増やしてから、を利用した鉢植えに移行しています。

モンステラの水耕栽培(水挿し)

水苔での栽培

水苔で栽培中のモンステラオブリクア

主に細い根っ子を持つモンステラオブリクアは、細い根に水分と酸素が十分に行き渡る様に水苔を使った栽培を行っています。

モンステラオブリクア

モンステラの各部の名称

モンステラの各部の名称は、主に葉柄成長点気根となります。モンステラ水耕栽培(水挿し)挿し木茎伏せ増やす際、各部の名称を知っておく必要があります。

モンステラの各部の名称