2025年9月4日(過去の栽培記録はこちら)に続き、モンステラスケルトンの花が再び開花しました。今回も30センチを超える非常に大きな花です。

前回の記事では「世界初!?モンステラスケルトンがついに開花・交配開始」と題しましたが、本当に世界初の開花なのか?という点が気になり、世界中の公開情報を徹底的に調べてみました。私は20年以上ウェブ業界に携わり、プログラミングを趣味としています(本職はプロデューサー)。その経験から、ウェブ上の膨大な情報を体系的に調査することが可能です。

具体的には、Python を用いたデータ取得や解析、C++/CUDA による高速処理、さらに Web系のスクレイピング・API連携技術を組み合わせ、次の情報源を中心に確認しました。

  • 学術的な文献や植物園の一次公開記録
  • 海外の主要植物園や研究機関のウェブサイト、学術誌
  • 専門ナーサリーや販売サイトの品種情報
  • SNS や個人ブログにおける栽培・開花報告

その結果、モンステラスケルトンの開花情報がネット上に公開されている事例は見つかりませんでした。もちろん、現地での栽培や交配の実際の事例は存在する可能性がありますが、ネット上に公開された記録としては、本サイトが世界初の情報発信である可能性が非常に高いと考えられます。

さらに、今回の開花情報を確実に「改ざん不可能な形で記録する」ために、マルチチェーンのブロックチェーン上に情報を刻むことを検討しています。メジャーどころの複数のブロックチェーンにハッシュ化した記事情報を刻印することで、世界中の誰でも改ざんの有無を検証できる、ノンファンジブルな証明として残すことが可能です。

上記の対応を行うことで、今後誰かが「モンステラスケルトンの開花に世界初で成功した」と発信した場合でも、ブロックチェーン上に刻まれた記録を参照することで、正確な情報かどうかを検証できるようになります。

園芸業界の情報発信は、現在もSNSやnote、Youtube、ヤフオク、メルカリ、BASE 、Shopifyといった外部プラットフォームに偏っており、デジタルの世界的標準やWeb3技術の活用はまだ十分とは言えません。この状況を変えるべく、私は今回の開花情報を契機に、園芸業界でもWeb3.0を活用した次世代の情報発信へと踏み出していきたいと考えています。

モンステラスケルトンに再び綺麗な花が開花(2025年9月15日の様子)

本日早朝に開花したモンステラスケルトンの花です。

モンステラスケルトンの花

今回も仏炎苞含めたサイズは、ご覧の通り30センチ以上です。

モンステラスケルトンの花

仏炎苞を少し後ろから撮影してみました。宇宙船?の様な形状に感じてしまいます。仏炎苞は触れるとカチカチのプラスチックの様です。

モンステラスケルトンの仏炎苞

そして今回も仏炎苞の裏側に綺麗な幾何学模様があります。

モンステラスケルトンの花

そして今回も確実に交配を実施しました。以下は2025年8月31日、9月12日に採取した斑入りのモンステラ(オーレア)の花粉です。

モンステラの交配用花粉

この花粉を筆を使ってモンステラスケルトンに交配しました。

モンステラの交配用花粉

前回、2025年9月4日(過去の栽培記録はこちら)に開花・交配した花は、仏炎苞が真っ黒に変色しています。巨大なモンステラの花とゆえども短命です。毎日抜かりなく開花をチェックしておかないと、交配のタイミングを見逃してしまいます。

モンステラスケルトンの花

開花したモンステラスケルトンはとても美しいです。

モンステラスケルトンの花
モンステラスケルトンの花

現在のモンステラスケルトンの栽培環境は、湘南方面にある屋根の無いマンションの庭なので、余裕で40メートル以上登るスペースがあります。

モンステラスケルトンの花

モンステラを成熟・開花・交配する為には、モンステラにとって成長の妨げにならない環境を用意してあげる事は、最も重要な事です。

今回も、交配可能な状態で複数の株が同時に開花していることを記録するため、動画を撮影しました。SNSは「今」を伝えるツールですが、自ら開発したオープンソースのウェブサイトにこのような記録を残すことは、将来にわたって正確な情報を伝える上で非常に重要です

本日は庭でのモンステラスケルトンの開花・交配・撮影を行った後、オキボタ MAX 2025 in サンシャインシティに行ってきました。

足を運んだ目的は、数年前から知り合いの海外の方とお会いする為です。今までネットだけでやり取りしていたのですが、今回、オキボタの会場にいらっしゃるとの事だったので、ご挨拶に伺いました。

あわせていつもモンステラだけでなく素敵な様々な植物を販売してくださっている御礼と、めちゃくちゃ欲しいフィロデンドロンがありプレオーダー中の為、どんな感じ?っというのを確認してきました。

仕事がとても忙しく都内での打ち合わせが立て込んでいた為、滞在時間は20分ほどでした。

引き続き成長に変化がありましたら、モンステラスケルトンの栽培記録を更新します。

モンステラスケルトンの栽培記録

Plant Cultivation Record

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサスケルトンの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

2025年9月15日

開花第2弾:モンステラスケルトンに再び綺麗な花が開花New!!

2025年9月4日

世界初!?モンステラスケルトンがついに開花・交配開始

2025年8月25日

花が咲くまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽をトップカット

2025年8月15日

全長35センチを超えてきた巨大なモンステラスケルトンの花芽(蕾)

2025年8月2日

本格的に姿を現したモンステラスケルトンの花芽(蕾)

2025年7月27日

モンステラの交配に向け同時開花直前のモンステラスケルトンと斑入りのオーレア

2025年7月21日

モンステラスケルトンからついに花芽(蕾)が誕生

2025年6月30日

一枚の葉の長辺サイズが1メートル以上に成長したモンステラスケルトン

2025年5月25日

地植えのモンステラスケルトンや斑入りのモンステラから続々と花芽?の様な突起が展開中

2025年5月9日

葉の切れ目の数が14個に増えたモンステラスケルトンの超大株

2025年5月7日

栽培丸3年目のモンステラスケルトン、葉の変態の変遷まとめ

2025年5月4日

最上級な穴あき葉が開いたモンステラスケルトン

2025年4月1日

初めての冬越しを成功した地植えのモンステラスケルトン

2025年2月6日

半年でモンステラスケルトンが超巨大化!地植え栽培の威力

2024年1月11日

栽培を開始して約2年が経過するモンステラスケルトン。トップカットよりボトムカットの方が大きく成長。

2023年11月20日

約75センチ、11もの切れ込みが入った葉が開いたモンステラスケルトン

2023年9月7日

モンステラスケルトンを直径15cmの極太支柱へ植え替え

2023年7月6日

切れ込みの数が異常に多いモンステラスケルトンの新しい葉

2023年6月4日

切れ込み穴あきが激しくなってきたモンステラスケルトン

2023年5月25日

成長したモンステラスケルトンの葉が美しい

2023年4月5日

約6ヵ月ぶりに開いたモンステラスケルトンの新しい葉は穴多め

2023年3月14日

穴あき細葉のモンステラスケルトン

2022年10月20日

シャープな葉に成長するモンステラスケルトン

2022年9月2日

穴あき、細葉、鋭い切れ込みがとても魅力的なモンステラスケルトン

2022年7月14日

新葉が開いてから一ヶ月経過していないのにも関わらず新しい葉が開いたモンステラスケルトン

2022年6月21日

ボトムカットのモンステラスケルトンから出て来た切れ込みが入った新しい葉

2022年5月29日

モンステラスケルトンのボトムカットに新しい葉を確認

2022年5月10日

モンステラスケルトンのボトムカットの栽培を開始

モンステラデリシオーサスケルトンの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

モンステラスケルトンとは?

モンステラスケルトンは、シャープな深い切れ込みの葉に復数の穴があくモンステラデリシオーサの仲間です。葉姿はスケルトンの名のごとく肋骨を連想します。成熟株は葉に穴のあくスペースがほとんど無いにも関わらず、無数の穴をあけとても迫力があります。モンステラデリシオーサの仲間だけに、葉は肉厚で丈夫な為、栽培環境が株に合えばとてもよく成長してくれます。私が育てているモンステラスケルトンは、地植え栽培で一枚の葉のサイズが約1メートルまで成長しています。また、モンステラスケルトンは、親木からの分け木のみで実生の株でスケルトンは存在しません。実生でモンステラスケルトンの名で販売されているモンステラは偽物となります。詳細については、以下のページでまとめています。

Types of Monstera

モンステラの種類