モンステラ栽培のお問い合わせで、モンステラを増やす際、「節(成長点)は多い方がよいのか?」、「1つでよいのか?」、「複数の節(成長点)があるモンステラの茎を挿し木や茎伏せするとどの様になるのか?」との質問をいただく事があります。今回、複数の節(成長点)があるモンステラシエラナのカット苗で実際に検証した結果を栽培記録に残しておきます。
目次
複数の節(成長点)があるモンステラの茎を挿し木した場合どのような現象が起こるのか?を実際に確認(2025年4月28日の様子)
以下は、2025年3月30日(過去の栽培記録はこちら)に、2メートル50センチまで成長したモンステラシエラナをカット(剪定)した際に撮影したボトムカット部分です。

根腐れ部分があれば取り除きますが、綺麗な白い根は多い方が成長が早いのでなるべく多く残す様にして鉢植えしています。

植木鉢から地上に出ている節(成長点)の数が8個となる状態で、以下の通り約一ヵ月間、挿し木で管理しました。

結果は以下写真をご覧の通り、上から5節の成長点から同時に発芽が確認できました。





1本の茎の複数の節(成長点)から、同時に複数の新芽が発芽した場合、今後どの様な成長をするのかについては、引き続き事実ベースで栽培記録をまとめていきます。
こちらのボトムカット苗は、無機質な用土で育てています。

篩(ふるい)にかけて粒のサイズを合わせた方がよいのでしょうか?と質問いただく事があるのですが、私は粒のサイズを合わせる管理まではしていません。粒のサイズを合わせなくても一ヵ月で5節から発芽が確認できました。本株はこの状態で再び2メートル以上まで育てます。モンステラ栽培におすすめな用土については、実際に大きく美しく育ったモンステラを基準にしながら、実績ベースの事実を以下のページで今後詳細にまとめていきます。
本日、2025年3月30日(過去の栽培記録はこちら)にミドルカットした14株の苗にラベリングも合わせて行いました。発根発芽率は100%です。詳細は以下のページにまとめています。
引き続き成長の変化がありましたらモンステラデリシオーサシエラナの栽培記録でご紹介致します。
モンステラシエラナの栽培記録
Plant Cultivation Record
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサシエラナの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
モンステラデリシオーサシエラナの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラシエラナ
Monstera Deliciosa var Sierrana

Types of Monstera
モンステラの種類
私が現在栽培しているモンステラの種類は、一般的な人気の種類(モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ)と、その他の種類(sp. ペルー、アカコヤグエンシス、アクミナータ、アダンソニー(マドカズラ)、エスケレート、オブリクア、サブピンナータ、シルテペカナ、スタンデリアナ、スプルセアナ、ドゥビア、ピナッティパルティタ、レクレリアナ)です。それぞれの詳細については、以下のページでまとめています。

How to propagate Monstera
モンステラの増やし方
モンステラの増やし方は、種から増やす方法と株分けして増やす方法の2種類があります。一般家庭で育てているモンステラに花を咲かせ実を育ててから種を採る事は、難易度がとても高い為、モンステラを増やしたいと思う多くの方々は、モンステラを株分けして増やしています。モンステラを株分けする方法は3種類あります。一つ目は水耕栽培(水挿し)、二つ目は挿し木、三つ目は茎伏せです。実際に私がモンステラを株分けして増やしている方法について以下のページで詳しくまとめています。