「植物が花を咲かせる時は体力を使うので肥料が必要」という言葉を耳にしたり目にしたりする事があるのですが、開花に向けてカオスに成長するモンステラの草姿を観察していると、「子孫を残す為、自らが持つエネルギーを全開放してくるので肥料が必要」という言い方の方がシックリときます。本ページで紹介している開花直前のモンステラは、黄斑のモンステラボルシギアナのオーレアですが、節間はとても詰まり、分岐もしまくりますし、葉姿は複雑になり斑も鮮やかとなり、もはやボルシギアナとかデリシオーサでも無い別種のモンステラの様な草姿です。2025年6月27日(過去の栽培記録はこちら)に、モンステラに花芽が出る際の初動についてまとめましたが、今回今までに無い新しい動きを確認する事ができたので栽培記録にまとめておきます。

脇芽からも花芽(蕾)が続々と展開するカオスな成長をするモンステラ(2025年7月17日の様子)

分岐から新葉が展開した脇芽から更に花芽(蕾)が出てきている様子を撮影しました。花芽(蕾)はトップからのみ出るのかと思っていたら、分岐からも出てきて驚きました。花芽(蕾)は出まくるし、分岐もして新葉も開くと思ったら更に花芽(蕾)も出てくるし、子孫繁栄に向けてスイッチが入ったモンステラは、ここまで変化するのかという事を毎日目の当たりにしています。

新たな分岐から更に出てきたモンステラの花芽(蕾)です。モンステラの花芽(蕾)はトップ以外、脇芽からも出てきます。

以下はトップから出てきているモンステラの花芽(蕾)です。写真では3つの花芽しか見えませんが、合計で5つぐらいありそうです。丸々としたとても大きな花芽(蕾)です。

開花に向け花芽(蕾)がとても伸びてきました。開花直前のモンステラは、葉姿は複雑になり、斑入りであれば斑がとても鮮明になる事も今回観察し、栽培記録に残す事が出来ました。

花芽(蕾)が見やすい様に葉を手でどけてみました。蕾にも黄斑が入っている事が確認できます。

地植えで育つ開花直前のモンステラはもの凄いエネルギーを感じます。

モンステラに花が付くまで栽培している環境は、恵まれた温室では無く、普通のごく一般的な屋根も無いマンションの庭です。庭で地植えで越冬させ、栽培しているモンステラから誕生した花芽(蕾)になります。栽培している地域は沖縄等の南国では無く、モンステラ栽培の需要が最も高い首都圏(湘南エリア)です。

引き続きモンステラオーレアに変化がありましたら、モンステラオーレアの栽培記録でご紹介致します。

モンステラオーレアの栽培記録

Plant Cultivation Record

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラオーレアの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

2025年7月31日

庭で地植え栽培中の斑入りのモンステラがついに開花

2025年7月30日

開花直前、斑入りのモンステラの蕾

2025年7月27日

モンステラの交配に向け同時開花直前のモンステラスケルトンと斑入りのオーレア

2025年7月17日

脇芽からも花芽(蕾)が展開するカオスな成長をするモンステラ

2025年7月11日

鮮やかな黄斑が入ったモンステラオーレアの斑入りの蕾

2025年7月2日

開花が近づいてきた斑入りのモンステラに開いた綺麗な黄斑の葉

2025年6月30日

黄斑が入ったモンステラの蕾が登場

2025年6月27日

モンステラに花芽が出る際の初動について

2025年5月25日

地植えのモンステラスケルトンや斑入りのモンステラから続々と花芽?の様な突起が展開中

2025年5月2日

地植えのモンステラボルシギアナからデリシオーサの様な葉が開く

2023年8月22日

斑入りのモンステラ(オーレア)に緑一色の葉が開く

2023年7月31日

一般家庭では緑多めの黄斑のモンステラの方がやっぱり育てやすい

2023年7月4日

緑多めの黄斑のモンステラオーレアに新しい葉が開く

2023年5月3日

モンステラオーレアの斑の傷みによる枯れが酷い為、新たな株を追加栽培開始

2023年5月3日

茎が太く穴のあいた大きな葉のモンステラオーレアの栽培を開始

モンステラオーレアの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

モンステラ オーレアとは?

モンステラオーレは、モンステラボルシギアナ黄斑が入ったモンステラです。同じ黄斑モンステラでもモンステラデリシオーサに黄斑が入ったモンステラの種類イエローマリリンと呼ばれています。モンステラオーレアを実際に栽培していて感じた事は、黄斑が鮮やなオーレアほど価格が高額になりますが、黄斑が鮮やかなほど、斑入り部分が痛みやすく枯れやすいです。モンステラオーレアを植木鉢で大きく育てたい場合は、が鮮やかで高額なオーレアの購入は避けておいた方が無難だと感じます。緑が多いオーレアの方がとても育てやすいです。「が鮮やかなモンステラは環境の変化が大きい一般家庭で美しく大きく育てる事が難しい。」これは、ホワイトタイガー(アルボ)にも同じ事が言えます。

Types of Monstera

モンステラの種類