2025年8月24日ついに花が咲くまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽をトップカットしました。脇芽をカットした一番の理由が、脇芽が邪魔をして花芽(蕾)が上に成長できずに暴れ始めた為です。モンステラのカット(剪定)ページでもまとめている通り、”樹形を整えたい”、”邪魔だから”といった人間都合の理由で、過去一度もモンステラをカット(剪定)した事が無いのですが、今回は成長するモンステラの花芽(蕾)を見て、人手を入れた方が間違いなくよいと判断をして、脇芽をカット(剪定)しました。脇芽をカット(剪定)した2025年8月24日および翌日25日の様子を栽培記録にまとめておきます。
目次
脇芽をトップカットした当日の様子(2025年8月24日の様子)
脇芽をトップカットする直前のモンステラスケルトンの姿です。脇芽に押しつぶされてしまっているモンステラの花芽(蕾)が確認できます。花芽(蕾)を守る為、脇芽をトップカットしていきます。

以下の通り極太な主茎の横から派生した脇芽が確認できます。主茎があまりにも太いので脇芽が細く見えますが、通常販売されているデリシオーサと比較したら太さも重さも桁違いなほど成長しています。

カッターナイフを入れた瞬間です。極太な生きたモンステラの茎はナイフがなかなか入らない事を2025年3月19日(過去の栽培記録はこちら)にモンステラセブブルーミントをカット(剪定)した時、もの凄い感じました。モンステラをカット(剪定)する際には、必ず100均ショップで切れ味が鋭い新品を購入する様にしています。新品のカッターで一瞬でカット(剪定)した方が、モンステラも苦痛が少ないと思いますので。しかし、新品でも一発ではカット(剪定)できない程の硬さと太さです。

以下写真はカット直後の様子です。脇芽が無くなっていますが、次の脇芽も成長してきている事が確認できます。脇芽を成長させトップカットする事で、主茎を傷付ける事無く(成長を妨げる事無く)、モンステラを増やす事が出来る事に気が付いてしまいました。

モンステラスケルトンは高額で売れるとの事から、小さい苗のうちに切り刻まれていった株も多いかと思いますが、成熟させるまで育てれば花が咲き交配もできますし、主茎の成長を妨げる事無く立派な脇芽のトップカットが収穫できます。
先日Xにて以下の疑問を投げかけられました。一体なぜなんでしょうかね?
個人でモンステラやその他植物を、成熟するまで育てた例があまりないのはどうしてでしょうね。ずっと前から観葉植物として出回っているのに。
「個人でモンステラやその他植物を、成熟するまで育てた例があまりないのはどうしてでしょうね。ずっと前から観葉植物として出回っているのに。」この部分、私もめちゃくちゃ疑問でした。どうしてなんでしょうか? https://t.co/UVvs3iCnEe
— 私のモンステラ (@mymonstera) August 20, 2025
脇芽トップカット直後のモンステラスケルトンの花芽(蕾)です。脇芽があったせいで上に成長できず、花芽(蕾)が倒れてしまっている事が確認できます。

そしてこちらは脇芽トップカット直後、直ぐに水に挿し、一時間後に撮影した株元です。モンステラを高確率で発根させる方法は、カットして直ぐに水に挿す事です。この脇芽は、カットして3秒で水に挿しました。

鮮度の高いモンステラは、いかに短時間で水に挿せるかで全然成長が違います。切り口に何かを塗ったり、水苔を巻いているうちに劣化し、そこから立ち上がる動作へと移行しますが、カット(剪定)直後に鮮度が高いまま水に挿す事で、もの凄い短時間で発根に至る事が可能です。まずは右側の気根から発根が既に始まりそうです。
トップカット、ボトムカット、ミドルカットで合計16個に分割させ、無機質な用土の茎伏せから短期間で切れ目の入った葉を出したモンステラシエラナも、まったく同じ方法で増やしています。

モンステラはカット(剪定)したら直ぐに水に挿す。剪定したモンステラを上手に育てる上での基本動作です。何かを塗る、水苔を巻く、このタイムラグがあるだけでモンステラの鮮度が落ち、成長が緩やかとなってしまう事を実際に確認しています。
以下ページにまとめていますカット(剪定)後すぐに、水耕栽培にて発根管理したモンステラシエラナの状態を見れば、カット(剪定)後すぐに水挿しする事の大切さがよく伝わると思います。水耕栽培にてカット(剪定)直後の鮮度が保たれたモンステラは、発根だけでなく水中で発芽します。
上記はあくまで私が実践しているモンステラの発根管理です。他にも様々なやり方がネット上にはあると思うので、自らに合ったスタイルを見つける事がベストだと思います。発根管理は絶対にこの方法だと決めつけている内容ではありません。
脇芽をトップカットした翌日の様子(2025年8月25日の様子)
モンステラスケルトンの脇芽をトップカットした翌日の花芽(蕾)の様子です。一日でこんなに立ち上がりました。やはり脇芽をトップカットしたのは大正解でした。





貴重なモンステラスケルトンの花芽(蕾)の状態が上がり、合わせて極上な脇芽トップカット苗も収穫できました。写真では伝わりにくいですが、葉のサイズが90センチもあります。

これで安心してモンステラスケルトンの開花と既に開花が始まっている斑入りのモンステラたちとの交配を迎えられます。
引き続き成長に変化がありましたら、モンステラスケルトンの栽培記録を更新します。
モンステラスケルトンの栽培記録
Plant Cultivation Record
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサスケルトンの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
モンステラデリシオーサスケルトンの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラスケルトン
Monstera Deliciosa Skeleton
モンステラスケルトン脇芽トップカット出品予定事前告知
事前告知
近日
ヤフオク出品予定
開花するまで成熟したモンステラスケルトンの脇芽トップカット苗を近日ヤフオクにて出品予定です。トップカットでは無く、脇芽のトップカットとなりますが、写真の通り既にもの凄いクオリティの草姿をしています。植物ですので途中成長過程において、予期せぬトラブル等が発生する場合は、出品しない場合もありますのでご了承ください。本商品の詳細は、以下のページでご紹介しています。

モンステラスケルトンの最新情報
Monstera Deliciosa Skeleton

Types of Monstera
モンステラの種類
私が現在栽培しているモンステラの種類は、一般的な人気の種類(モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ)と、その他の種類(sp. ペルー、アカコヤグエンシス、アクミナータ、アダンソニー(マドカズラ)、エスケレート、オブリクア、サブピンナータ、シルテペカナ、スタンデリアナ、スプルセアナ、ドゥビア、ピナッティパルティタ、レクレリアナ)です。それぞれの詳細については、以下のページでまとめています。