マクロコズムからコンパクタへの分類変更

2021年10月24日より栽培している本ページで紹介しているモンステラですが、購入当初はマクロコズムの販売名だったのですが、成熟した姿を確認すると明らかにコンパクタの為、コンパクタの分類に変更致しました(2024年9月1日)。

2025年3月4日(過去の栽培記録はこちら)から栽培記録の更新が止まっていたモンステラコンパクタです。無機質用土へ切り替え、室内管理をしていたところとても複雑な形状をした葉が開いてきました。モンステラ栽培を開始した2021年から2024年の3年間は有機質用土(Amazonで購入できる安い観葉植物の土)メインで栽培をしてきました。この間、モンステラをマンションの天井高(2メートル50センチ)まで育て上げた為、有機質用土の検証を終え、2025年からは無機質用土に切り替えてモンステラを育てています。モンステラ栽培における有機質用土、無機質用土の比較について書き出すと切りが無いので、モンステラ栽培における有機質用土、無機質用土の違いについては、以下ページにてまとめています。

複雑な葉が開いてきたモンステラコンパクタ(2025年8月7日の様子)

無機質な用土に切り替えた後、複雑な葉が開いてきたモンステラコンパクタです。無機質な用土が起因して複雑な葉になったのか?については不明です。

モンステラは、コンパクタよりもマクロコズムがいい、マクロコズムよりも更に上位互換のモンステラレースプリズマティックモーフがいい、スケルトンがいい等々、珍しさ基準での評価がされがちですが、どんなに希少種を手に入れる事が出来たとしても、そのモンステラのポテンシャルを引き出す力が無い限りは、育てているモンステラの評価も上がら無いという事に気が付いてしまいました。

つまりどんなにレアなモンステラを入手できたとしても、その株のポテンシャルを引き出す栽培スキルが無ければ、評価されないという事です。逆に今回のコンパクタの様に、株のポテンシャルを引き出す事が出来てしまうと、この株が欲しい!と評価が上がるんだと思います。以下は新しい葉が開く前、2025年7月23日に撮影した正面からの写真です。

コンパクタが成長すればマクロコズムになるし、更に成熟させればマクロコズムの上位互換になるのでは?なんて思ってきてしまいました。実は全て同じ種類のモンステラで、違いは成長過程の差だけみたいな。

用土は以下写真の通り100%無機質(赤玉土:鹿沼土:軽石=2:1:1)です。私が育てているモンステラは、ほぼ今年の成長期で有機質から無機質用土へと切り替わりました。

以下写真の右下にチラリと写るモンステラ。すっごい切れ込みと穴あきのモンステラを客先である海外の商社を経由して購入してみました。

モンステラは単なる観葉植物ではありません。成長と共に表現が変化する生体です。希少種であっても、それに見合う環境調整・管理技術が伴わなければ、本来の形質や美観は発現しません。特に葉割れや穴あきといった成熟葉の特徴は、光量・湿度・根域環境などの栽培条件に強く依存します。入手自体に価値を見出すのではなく、そのポテンシャルを引き出す育成技術こそが真の評価対象です。この株もいつか花を咲かせてあげたいなと思います。

引き続き成長に変化がありましたら、モンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録ページでご紹介致します。

モンステラコンパクタの栽培記録

Plant Cultivation Record

時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。

2025年8月7日

複雑な葉が開いてきたモンステラコンパクタ

2025年3月4日

穴多めのモンステラコンパクタに新しい葉が開く

2025年2月11日

長い年月(栽培3年4ヶ月)育てても小型なモンステラコンパクタ

2024年1月3日

見栄えが悪くなったモンステラをカットせず仕立て直して整える方法

2023年8月23日

マクロコズムの名で購入したけれどコンパクタだと思っていたモンステラにマクロコズムの様な葉が開く

2023年7月7日

引き続き葉が反対向きに開くマクロコズムの名で購入したけれどコンパクタだと思っているモンステラ

2023年5月23日

マクロコズムの名で購入したけれどコンパクタだと思っているモンステラに新しい葉が開く

2022年11月28日

葉に穴の数が増えてきたモンステラマクロコズム

2022年11月15日

モンステラマクロコズムに支柱を設置

2022年9月26日

いよいよモンステラマクロコズムっぽい葉に変化してきた

2022年8月20日

これはモンステラマクロコズム?それともコンパクタ?

2022年7月8日

7枚目に出てきたモンステラマクロコズムの新しい葉が開く

2022年5月10日

株分けから6枚目に出てきたモンステラマクロコズムの新しい葉

2022年3月17日

マクロコズムのとてもシャープな葉

2022年1月20日

マクロコズムとコンパクタの比較

2021年12月26日

冬なのに5本の気根を同時に伸ばしながら成長するモンステラデリシオーササマクロコズム

2021年12月1日

新たに伸び始めたマクロコズムの気根

2021年11月21日

開ききったマクロコズムの若葉

2021年11月11日

株分けから5枚目に開いたマクロコズムの新しい葉

2021年11月7日

開き始めたマクロコズムの新しい葉

2021年11月3日

根上がり、幹立ちのマクロコズム

2021年10月31日

マクロコズムの新芽を確認

2021年10月24日

株分けされた幹上がりのモンステラデリシオーササマクロコズムを購入

モンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。

モンステラコンパクタとは?

モンステラコンパクタは、成長しても大きくならない小型のモンステラデリシオーサとして販売されているのをよく見かけます。しかし実際に育ててみるとそこそこ大きくなりますが、モンステラデリシオーサの仲間の中では小さいです。実際に成熟するまで育てたコンパクタとマクロコズムを比較した写真をモンステラマクロコズムの紹介ページに掲載しています。フリマサービスやオークションサービスでは、「本当にこれってコンパクタなのかな?」と感じるモンステラも販売されています。私は「本当にコンパクタ?」と思うような個体も購入してみて、栽培しながら成長の様子を観察し、数年後、どのような個体になるのか?を見届けたい為、モンステラデリシオーサコンパクタの栽培日記を更新しています。大きくならない小型のモンステラは、萎縮個体、スモールリーフ個体、ドワーフ個体というような名称で販売されている個体もみかける事があります。またコンパクタはマクロコズムに似ています。小さな株ではコンパクタなのか?マクロコズムなのか?区別が付きません。私自身もマクロコズムで購入し、成熟株まで育て上げたところでコンパクタとして判明した株を保有しています。コンパクタがマクロコズムとして販売されている事も多く見かけます。のサイズが通常のデリシオーサの様に1メートル近くまでは成長しないので、一般家庭で育てるのに適したモンステラデリシオーサの仲間であると2021年10月24日より栽培していて感じます。