2021年10月26日(過去記事はこちら)より羅紗葉のモンステラを栽培してそろそろ一年が経過します。前回、羅紗葉のモンステラの栽培記録を更新したのが夏前の2022年6月24日(過去記事はこちら)だったので、約3ヵ月ぶりの更新となります。羅紗葉のモンステラもこの一年でかなり成長しました。現在の姿は以下の写真の通りです。
葉がどうしても外側、外側に広がってしまうので、園芸用の支柱で2022年6月24日時点では以下の写真の通り支えていたのですが、外した方がぶわっと大きく広がり、これはこれでいいかなっと思っています。
そして約一年前の2021年11月3日(過去記事はこちら)に撮影した写真は以下の通りとなります。
比較すると一年でとても成長した事が分かります。
大きなモンステラの葉が羅紗葉なので、とても存在感があるモンステラです。
穴があいた葉も羅紗葉です。
以下の写真は一番新しいトップの葉です。新しい葉ほどツルっとした部分が増えてきてしまった感じもするのですが、一年間栽培をしてみて栽培環境によって羅紗葉具合を増幅できそうな考えが脳裏に浮かんでいるので、冬の間休眠させて、春からその考えを試してみようと思います。
一番若いトップの葉の葉柄部分に、モンステラデリシオーサの特長であるフリルが出てきました。
もともと実生の株なので、モンステラデリシオーサである事は分かっていたのですが、成熟したモンステラデリシオーサの特長がこの羅紗葉のモンステラにも出てきました。モンステラデリシオーサの特長については、以下のモンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。
関連記事:モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについて
こちらはまだ羅紗葉のモンステラの栽培記録には掲載していないのですが、ホームセンターでたまたま見つけて千円で購入したモンステラデリシオーサです。普通のモンステラデリシオーサに紛れ込んで販売されていたのですが、明らかに羅紗葉っぽさが出ている株でした。
新芽もご覧の通り、凸凹した羅紗葉です。
今後、凸凹した羅紗葉っぽさが消えてしまうかもしれないのですが、羅紗葉が安定しそうな株であれば、羅紗葉のモンステラの栽培記録に登場させようと思っています。
引き続き成長に変化がありましたら、モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株の栽培記録ページでご紹介致します。
目次
本ページで紹介している羅紗葉モンステラの栽培記録
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
- 2023年5月5日 :葉が広がり樹形が崩れたモンステラを幹立ち(幹上がり)で仕立て直し
- 2022年10月4日 :一年で成長した羅紗葉モンステラの栽培記録
- 2022年6月24日 :開いた時から傷がある羅紗葉モンステラの新しい葉
- 2022年5月30日 :5ヵ月ぶりに出て来た羅紗葉モンステラの新しい葉
- 2022年3月25日 :新しい葉が開いて約3ヶ月経過した羅紗葉のモンステラ
- 2022年1月9日 :羅紗葉が開いてから10日後のモンステラ
- 2021年12月31日 :初めて穴の開いた羅紗葉モンステラの新葉が開く
- 2021年12月26日 :穴が開いた羅紗葉モンステラの新葉がクルクルと成長中
- 2021年12月14日 :ついに羅紗葉モンステラに新芽が登場!
- 2021年11月21日 :羅紗葉のモンステラはとっても肉厚な葉っぱ
- 2021年11月3日 :白檀の仏像と羅紗葉のモンステラ
- 2021年10月26日 :和風が似合うとても珍しい羅紗葉のモンステラ
モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラデリシオーサ羅紗葉変異株
とても珍しい実生(みしょう)から育ったモンステラデリシオーサ羅紗葉変異株です。奇形と呼ばれる実生のモンステラデリシオーサが販売されているのを見かける事がありますが、こちらのデリシオーサは、大きく成長した葉も含め全てが羅紗葉となっています。羅紗葉とは、葉の表裏両面が凸凹、ゴツゴツとした荒地になっている葉です。実生のモンステラの場合、始めの数枚の葉は羅紗葉の事がありますが、切れ込みが入る大きな葉になるにつれて羅紗葉は消えていきます。羅紗とは、厚手の紡毛糸で織られた織物です。投資好きな私としては、人気があり価格も高額な天津蘭(ホワイトモンスター)やミント斑のデリシオーサよりも、多くの人がこの存在に気が付けていない数が極端に少ないモンステラの方が希少価値は高いと感じています。和風な雰囲気がとても似合う羅紗葉モンステラ、とても魅力的でお気に入りの個体です。和風な雰囲気という点ですと、とても肉厚な葉に散り斑が入るこちらも珍しいと思われるタイコンステレーション散り斑変異株も栽培しています。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
モンステラデリシオーサの種類
デリシオーサは、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなど魅力的で変わった種類があります。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。