マクロコズムからコンパクタへの分類変更
2025年3月4日(過去の栽培記録はこちら)から栽培記録の更新が止まっていたモンステラコンパクタです。無機質用土へ切り替え、室内管理をしていたところとても複雑な形状をした葉が開いてきました。モンステラ栽培を開始した2021年から2024年の3年間は有機質用土(Amazonで購入できる安い観葉植物の土)メインで栽培をしてきました。この間、モンステラをマンションの天井高(2メートル50センチ)まで育て上げた為、有機質用土の検証を終え、2025年からは無機質用土に切り替えてモンステラを育てています。モンステラ栽培における有機質用土、無機質用土の比較について書き出すと切りが無いので、モンステラ栽培における有機質用土、無機質用土の違いについては、以下ページにてまとめています。
複雑な葉が開いてきたモンステラコンパクタ(2025年8月7日の様子)
無機質な用土に切り替えた後、複雑な葉が開いてきたモンステラコンパクタです。無機質な用土が起因して複雑な葉になったのか?については不明です。

モンステラは、コンパクタよりもマクロコズムがいい、マクロコズムよりも更に上位互換のモンステラレースプリズマティックモーフがいい、スケルトンがいい等々、珍しさ基準での評価がされがちですが、どんなに希少種を手に入れる事が出来たとしても、そのモンステラのポテンシャルを引き出す力が無い限りは、育てているモンステラの評価も上がら無いという事に気が付いてしまいました。
つまりどんなにレアなモンステラを入手できたとしても、その株のポテンシャルを引き出す栽培スキルが無ければ、評価されないという事です。逆に今回のコンパクタの様に、株のポテンシャルを引き出す事が出来てしまうと、この株が欲しい!と評価が上がるんだと思います。以下は新しい葉が開く前、2025年7月23日に撮影した正面からの写真です。

コンパクタが成長すればマクロコズムになるし、更に成熟させればマクロコズムの上位互換になるのでは?なんて思ってきてしまいました。実は全て同じ種類のモンステラで、違いは成長過程の差だけみたいな。
用土は以下写真の通り100%無機質(赤玉土:鹿沼土:軽石=2:1:1)です。私が育てているモンステラは、ほぼ今年の成長期で有機質から無機質用土へと切り替わりました。

以下写真の右下にチラリと写るモンステラ。すっごい切れ込みと穴あきのモンステラを客先である海外の商社を経由して購入してみました。

モンステラは単なる観葉植物ではありません。成長と共に表現が変化する生体です。希少種であっても、それに見合う環境調整・管理技術が伴わなければ、本来の形質や美観は発現しません。特に葉割れや穴あきといった成熟葉の特徴は、光量・湿度・根域環境などの栽培条件に強く依存します。入手自体に価値を見出すのではなく、そのポテンシャルを引き出す育成技術こそが真の評価対象です。この株もいつか花を咲かせてあげたいなと思います。
引き続き成長に変化がありましたら、モンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録ページでご紹介致します。
モンステラコンパクタの栽培記録
Plant Cultivation Record
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
モンステラデリシオーサコンパクタの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラコンパクタ
Monstera Deliciosa Compacta