2023年7月5日(過去の栽培記録はこちら)に斑入りが傷んで枯れまくってしまったホワイトタイガーですが、この後、復活の見込みは無いと判断し、地植え栽培へと移行を決断しました。が傷んで枯れまくってしまった場合は、間でカット(剪定)して販売するのが一般的な考え方かもしれませんが、今回はチャレンジしている人が少ないであろう斑入りのモンステラの地植え栽培へと移行しました。特に私が住んでいる鎌倉方面で、斑入りモンステラの地植え栽培にチャレンジした人はまだ誰もいないと思います。また、ホワイトタイガーは、年単位で育てていてもどうせ傷んで枯れてしまうのであれば、見た目を気にせず地植え栽培で大きくした方がモンステラにとっても良いのではないか?と思った点も地植え栽培を決断したポイントです。なお、今回斑入りのモンステラの地植え栽培へと移行したホワイトタイガーは、以下の3株となります。

真っ白な斑入りのモンステラ(ホワイトタイガー)を地植え栽培へと移行(2023年10月16日から2024年12月12日までの様子)

それでは以下に、2023年10月16日から、2024年12月12日までの斑入りのモンステラの地植え栽培の様子をまとめます。

地植え開始直後の様子(2023年10月16日)

斑入りのモンステラの地植え栽培開始直後の様子です。中央が2021年9月20日より栽培を開始したホワイトタイガー(白斑強めで枯れてしまった株)、向かって左が2022年10月9日より栽培を開始したホワイトタイガー(1枚の葉のサイズが40センチある株)、向かって右が2022年10月10日より栽培を開始したホワイトタイガー(綺麗なハーフムーンの株)です。

既に向かって左右の株からは新芽が出ている事を確認できます。

このまま2023年11月12月、2024年1月2月3月からにかけ越冬をさせます。ちなみに用土はマンション建設時の土をそのまま利用しています。掘り起こすとビニールテープ、軍手、針金、大きなコンクリートの欠片などが沢山出てきます。掘り起こして出来た地面の穴から、これら廃材を除去してモンステラ地植えし、もともと植木鉢に入れていたAmazonで購入できる観葉植物の土をそのまま入れています。株をいじりすぎない事、根腐れさせない事、必要な肥料モンステラに与えられれば、用土にこだわる事無く以下の通り何も問題無く大きく成長します。肥料もAmazonで購入できる緩効性肥料(マグァンプK)速効性肥料(ハイポネックス原液)活力剤(リキダス)しか使った事がありません。特別な肥料を使うと万が一その肥料が手に入らなくなってしまうと困ってしまう為、使わない様にしています。用土については、立派に成長したモンステラ視点で以下の通り考えています。

越冬明け直後の様子(2024年4月7日)

越冬後、を迎えた直後の株です。真ん中の株は支柱を外し、トップカットしてしまいました。

向かって左右の株は、以下の通り、見事に越冬し、新葉を展開している事が確認できます。

目に見えて株が動き出した様子(2024年5月29日)

5月下旬となり株が大きく動き出しました。以下は向かって左側の株です。本株の隣には、2024年5月6日に地植え栽培を開始したモンステラスケルトンが植わっています。モンステラスケルトン地植え栽培の様子は、「半年でモンステラスケルトンが超巨大化!地植え栽培の威力」のページでまとめています。

向かって中央の株も以下の通り動き始めました。

向かって右側の綺麗なハーフムーンだったホワイトタイガー白斑が消え、緑一色になってしまいました。

成長期の様子(2024年7月~11月)

2024年7月4日に撮影したモンステラスケルトンの隣に植わっているホワイトタイガーです。白斑が増え、古い下葉には既に枯れが確認できます。

夏本番の2024年7月31日になると、遠目からも成長したホワイトタイガーの葉姿が正面に確認できます。どのモンステラも日光が直撃していますが目立つほどの葉焼けはしていません。

2024年8月12日には、向かって左側のモンステラスケルトンの隣に植わっているホワイトタイガーは、真っ白なフルムーンになってしまいました。

2024年8月16日の様子です。白斑が多いモンステラスケルトンの隣に植わっているホワイトタイガーは、斑入り部分が傷み、枯れが目立ち始めました。

2024年10月6日の様子です。正面のホワイトタイガーがとてもいい感じに成長してきました。

成長期を過ぎ、2024年11月7日に撮影した写真です。正面のホワイトタイガーがほとんど傷みも無く綺麗に成長しています。

越冬前の様子(2024年12月12日)

越冬直前。、2024年12月12日に撮影した写真です。

現在、ホワイトタイガー越冬中です。本栽培記録をまとめているのが2025年2月15日です。来週10年に一度の強烈な寒波が日本列島にやってくるそうです。果たしてホワイトタイガーは無事、白斑を大きく広げたまま越冬できるのでしょうか?

越冬したモンステラボルシギアナに真っ白な全斑(フルムーン)の葉が開きました。詳細は以下の栽培記録でまとめています。

斑入りモンステラの地植え栽培記録

Plant Cultivation Record

斑入りモンステラの地植え栽培記録を一覧で以下にまとめています。

2025年8月5日

なんと!発熱するモンステラの花

2025年7月31日

庭で地植え栽培中の斑入りのモンステラがついに開花

2025年7月30日

開花直前、斑入りのモンステラの蕾

2025年7月27日

モンステラの交配に向け同時開花直前のモンステラスケルトンと斑入りのオーレア

2025年7月18日

真っ白な全斑(フルムーン)の葉が開いたモンステラホワイトタイガー(アルボ)

2025年7月17日

脇芽からも花芽(蕾)が展開するカオスな成長をするモンステラ

2025年7月11日

鮮やかな黄斑が入ったモンステラオーレアの斑入りの蕾

2025年7月10日

マンションの庭で栽培している斑入りのモンステラから続々と花芽が誕生

2025年7月2日

開花が近づいてきた斑入りのモンステラに開いた綺麗な黄斑の葉

2025年6月30日

黄斑が入ったモンステラの蕾が登場

2025年6月27日

モンステラに花芽が出る際の初動について

2025年5月25日

地植えのモンステラスケルトンや斑入りのモンステラから続々と花芽?の様な突起が展開中

2025年5月2日

地植えのモンステラボルシギアナからデリシオーサの様な葉が開く

2025年4月22日

3年間育てた斑入りのモンステラ、イエローマリリンを地植え栽培へ移行

2025年2月15日

真っ白な斑入りのモンステラ(ホワイトタイガー)を地植え栽培へと移行

斑入りモンステラの地植え

私が実践している斑入りモンステラ地植え栽培についてご紹介致します。地植え栽培を行っているのは湘南エリアの鎌倉方面です。太平洋に面しているエリアで、冬は氷点下-1℃ぐらいまで気温が下がる事もありますが、雪はほとんど降りません。絶対に降らないエリアではありません。ただ毎年、温暖化の影響で冬でも気温が上昇している体感はあります。斑入りのモンステラを地植えで育ててみたいと思った経緯は、モンステラボルシギアナの仲間である白斑モンステラホワイトタイガー(アルボ)黄斑モンステラオーレアを長期で屋内栽培が難しい為です。斑入りのモンステラと言えば、モンステラホワイトタイガー(アルボ)モンステラオーレアの2種類が数多く販売されていますが、特に白斑黄斑が強く鮮やかに入る株ほど、綺麗な斑入りを年単位で維持しながら栽培する事は不可能だと感じています。どうせ屋内栽培でも斑入りが傷んでしまうのであれば、思い切って地植え栽培にしてしまおうと思ったのが、斑入りのモンステラ地植え栽培を開始した経緯です。なお斑入りでは無い緑一色のモンステラ地植え栽培越冬については以下のページでまとめています。