イエローモンスター
Monstera deliciosa Yellow monster
概要
Overview
イエローモンスターは、モンステラデリシオーサの中でも散り斑を持つ仲間であるタイコンステレーションの種類に含まれるモンステラです。成熟した株は、モンステラデリシオーサらしい大きな葉にクリーム色に近い散り斑が入ります。タイコンステレーションの中には、イエローモンスター、ホワイトモンスター、クリームブリュレ、レガシーなど様々な種類がありますが、中でもイエローモンスターは一番安価で入手し易いです。イエローモンスター=タイコンステレーションとして販売しているところも多く見かけ、イエローモンスターはタイコンステレーションの代表種だと感じます。斑がとても安定した種類になります。私が栽培している限りでは、突然斑が消えてしまう様な事は今までありません。安価で育てやすく、斑も安定した斑入りのモンステラを栽培したいのであれば、イエローモンスターはとてもおすすめのモンステラです。
現在栽培しているイエローモンスター
現在、私が栽培しているイエローモンスターについてご紹介致します。
鮮やかな黄斑がとても美しいイエローモンスター
(2022年7月11日に撮影)
2021年10月24日(過去の栽培記録はこちら)より栽培しているトップカットのイエローモンスターです。ハーフムーンの葉を持つとても美しい株です。最初、新葉が開く前に黒く変色してしまい育てるのに苦労したのですが、今ではとても綺麗な葉を開いています。ボルシギアナよりも丈夫だと言われているモンステラデリシオーサですが、こちらの株の様に斑が鮮やかで斑の面積が広い株は痛みやすいです。斑が鮮やかな株は高価ですが、斑は痛みやすく枯れやすいので大きく綺麗に育てるのはとても難しいです。
小さな茎伏せから育てたイエローモンスター
(2022年8月14日に撮影)
2021年12月26日(過去の栽培記録はこちら)より小さな茎伏せから育てているイエローモンスターです。栽培当初は小指の先ぐらいしか無かったのですが、今ではとても立派に育ちました。小さな茎からどの様にモンステラらしく立派に成長したのか?については、モンステラの茎伏せページで詳細にまとめています。
大きな茎伏せから育てたイエローモンスター
(2021年10月4日に撮影)
凄い巨大な茎を茎伏せしたイエローモンスターです。2枚目の葉が開くまで9ヶ月もかかった株です。丸葉のモンステラデリシオーサ(福助)の様にまん丸の葉を持つ可愛らしいイエローモンスターです。
タイコンステレーション
イエローモンスターは、タイコンステレーションの仲間です。イエローモンスターから更に鮮やかな散り斑になったタイコンステレーションは、クリームブリュレと呼ばれています。更にクリーム色が強い株は、レガシーと呼ばれておりとても高価です。私が栽培しているタイコンステレーションについては、以下のページでまとめています。
イエローマリリン
イエローマリリンは、イエローモンスターよりも斑の部分が更に鮮やかな黄色になったモンステラです。イエローモンスターよりも希少で、黄斑が鮮やかになればなるほど価格が高価となるモンステラの種類です。ただし黄斑が鮮やかな株になるほど、綺麗な斑を維持しながら大きく育てる事が難しいです。
特徴
Features
モンステラタイコンステレーションの主な特徴をご紹介致します。
01
葉に星空の様な細かい散り斑が入るモンステラ
イエローモンスターは、葉に星空の様な細かい散り斑が入るタイコンステレーションの仲間です。タイコンステレーションの中には、イエローモンスター、ホワイトモンスター、クリームブリュレ、レガシーなどの種類があります。
02
入手しやすく育てやすい斑入りのモンステラ
タイコンステレーションの中でもイエローモンスターは、とても入手しやすく初心者でも育てやすい斑入りのモンステラです。斑入りのモンステラの種類に、ホワイトタイガー(アルボ)がありますが、ホワイトタイガー(アルボ)は、モンステラボルシギアナであるのに対して、イエローモンスターは、モンステラデリシオーサなので葉が肉厚で丈夫な為、初心者の方でも育てやすいです。
03
斑入りのモンステラの代表種
斑入りのモンステラの代表種といえば、ホワイトタイガー(アルボ)かタイコンステレーション(イエローモンスター)です。価格も比較的安価で入手し易いです。どちらの種類も斑入りのモンステラの中では価格は安価な方です。ただし、長期栽培をするのであればタイコンステレーション(イエローモンスター)の方が育てやすくおすすめです。
FQA
イエローモンスターについて寄せられた質問と回答
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タイコンステレーションとイエローモンスターの違いは何ですか?
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タイコンステレーションは、モンステラデリシオーサに星空の様な散り斑が入ったモンステラの総称です。タイコンステレーションの仲間にイエローモンスターが含まれます。タイコンステレーションの中でも特にクリーム色の斑の面積が広い株をイエローモンスターと呼び、イエローモンスターよりも更に細かく鮮やかな散り斑が入ったモンステラをクリームブリュレと呼ばれている様です。
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イエローモンスターとイエローマリリンの違いは何ですか?
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イエローモンスターは、散り斑が入るタイコンステレーションの仲間ですが、イエローマリリンは、散り斑では無くイエローモンスターよりも鮮明な黄斑が入るモンステラデリシオーサの仲間です。
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イエローモンスターの栽培は簡単ですか?
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モンステラデリシオーサの仲間は、モンステラボルシギアナと比較すると丈夫で栽培し易いです。なので斑入りのモンステラの中では、イエローモンスターは栽培し易いです。ただし、斑が鮮やかで多く入る株は、緑が多めの個体と比較すると環境の変化に敏感です。斑が痛みやすく枯れやすいので、初心者の方は緑の面積がなるべく多い株を選ぶのがおすすめです。
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イエローモンスターの栽培環境を教えていただく事はできますか?
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私はイエローモンスターをごく一般的なマンションで育てています。栽培環境については、モンステラの栽培環境のページをご確認ください。
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イエローモンスターを育てるのに必要な機材・用品等はありますか?
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特にイエローモンスターの栽培だからと言って特別な機材や用品は使っていません。私は全てネット通販で購入できる栽培用品しか使っていません。特別な肥料や土等を使わなくても、モンステラは立派に大きく成長します。私が普段モンステラを育てる際に使っている栽培用品については、栽培用品のページをご確認ください。
栽培難易度
イエローモンスターを実際に栽培して感じた栽培難易度
イエローモンスターは、斑入りのモンステラの中では一番栽培しやすいと感じます。ただし斑入り部分が鮮やかで面積が広くなればなるほど、斑の部分が痛みやすくなるので栽培は難しくなります。なるべく枯らさずにイエローモンスターを綺麗に大きく育てたい場合は、緑が多い株を選んだ方が栽培は楽です。
入手難易度
販売価格
観葉度
育てやすさ
初心者へのオススメ度
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栽培記録
Growth Record
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以下は私が栽培しているイエローモンスターの栽培記録です。
茎伏せ約1年11ヵ月目で初めて穴のあいた葉が開く
2021年9月25日からモンステラの茎伏せを開始して約1年11ヶ月後の様子です。初めて穴のあいた葉が開きました。とても小さな茎の茎伏せから育てているのですが、かなり立派なモンステラ(イエローモンスター)に成長しました。 […]
9枚目の葉が開いてきたモンステラタイコンステレーション
2023年6月12日(過去の栽培記録はこちら)に、モンステラタイコンステレーションの8枚目の葉が開いてから2ヵ月ぶりに9枚目の葉が開いてきました。新しい葉が開くたびに樹形が乱れないのか?と気になるのですが、特に人手をかけ […]
約2ヶ月ぶりに新しい葉が開いた茎伏せから育つイエローモンスター
2023年5月7日(過去の栽培記録はこちら)に約5ヵ月ぶりに新しい葉を開いたイエローモンスターですが、夏の成長期に突入し約2ヶ月ぶりに新しい葉が開いてきました。だんだんとイエローモンスターらしい大きな葉へと変化してきまし […]
葉が大きく開いてきたモンステラタイコンステレーション
2023年6月12日(過去の栽培記録はこちら)に8枚目の葉が開いてきたモンステラタイコンステレーションですが、新しい葉が大きく開いてきたので再度撮影してみました。前回の栽培記録から9日後の様子です。 葉が大きく開いてきた […]
8枚目の葉が開いてきたモンステラタイコンステレーション
栽培しているモンステラタイコンステレーションに8枚目の新しい葉が開きました。前回、7枚目の葉が開いたのが2023年1月9日(過去の栽培記録はこちら)だったので、約5ヵ月ぶりに新しい葉が開いたモンステラタイコンステレーショ […]
茎伏せから立派に成長したモンステラ
2021年9月25日からモンステラの茎伏せを開始して、約1年9ヶ月後の様子です。かなり立派なモンステラ(イエローモンスター)に成長しました。 茎伏せから立派に成長したモンステラ(2023年5月24日の様子) 2021年9 […]
約5ヵ月ぶりに丸葉が特長のイエローモンスターに新しい葉が開く
2022年11月30日(過去の栽培記録はこちら)に新しい葉を開いたイエローモンスターですが、約5ヵ月ぶりに新しい葉が開きました。昔は数ヶ月単位で成長する観葉植物栽培のどこが面白いんだろう?と思っていたのですが、今では新し […]
モンステラの気根はカットせず邪魔になる前に植木鉢へと誘導する
モンステラの気根は、邪魔になる前に植木鉢へと誘導しながら育てる事で樹形が整います。気根が邪魔になるまで放置すると剪定(カット)せざるを得ない状態となってしまいます。モンステラは、葉と気根を交互に伸ばしながら成長する植物で […]
※偽物の購入にはご注意ください。
モンステラデリシオーサタイコンステレーション
モンステラデリシオーサタイコンステレーションは、モンステラの大きな葉に星空を散りばめた様なクリーム色に近い黄色い斑が入る個体です。特に大きな葉を持つ成熟したモンステラデリシオーサタイコンステレーションは、別名「イエローモンスター」とも呼ばれます。海外の記事を読んでいると、モンステラデリシオーサタイコンステレーションは、組織培養を通じて遺伝継承しやすいように生産された斑入りモンステラの為、常に安定して葉に斑が入るとの記載があります。私が栽培しているモンステラデリシオーサタイコンステレーションの中には、とても肉厚な葉に特異な散り斑が散りばめられた変異株などもあります。コンステレーション( constellation )とは星座を意味します。葉に入る散り斑を星空に見立てて付けられた名前だと思われます。モンステラの種類には、大宇宙を意味するマクロコズム( macrocosm )と名付けられたモンステラもあり、ネーミングがとてもお洒落だと感じます。
モンステラデリシオーサ
モンステラデリシオーサのデリシオーサは、英語で「おいしい」を意味する"delicious"に由来しているとされています。これはモンステラになる実が「おいしい」という理由からです。一般に観葉植物として市場に流通しているモンステラは、モンステラデリシオーサとモンステラボルシギアナの2種類があります。それぞれの違いについては、モンステラデリシオーサとボルシギアナの違いについてのページでまとめています。モンステラデリシオーサは、ボルシギアナと比較して大きな葉を持ち、自然界では1メートル以上の巨大な葉を持つ場合もあります。モンステラデリシオーサには、実生株、コンパクタ、イエローマリリン、イエローモンスター、タイコンステレーション、マクロコズム、スケルトン、福助、ナローリーフ、奇形株、羅紗葉変異株、斑入りなどの種類があり、奇形をした変異株もボルシギアナよりも多く見かけます。私が実際に栽培しているモンステラデリシオーサについて、以下のページでご紹介いたします。
私のモンステラ
私が栽培しているモンステラの種類、モンステラの栽培環境、モンステラを育てる際に利用している栽培用品について以下のページにまとめています。