2025年3月3日(過去の栽培記録はこちら)にご紹介した2メートル50センチの天井に届いた巨大な斑入りのモンステラセブブルーミントをカット(剪定)しました。2021年11月からモンステラの栽培を開始して初めてのカット(剪定)となります。今までセブブルーミントに観葉させてもらった感謝の気持ちを込めてカット(剪定)しました。植物なので簡単にカット(剪定)出来るだろうと思っていたら、とても力がいる作業で驚きました。やはり植物いえども命を宿した生き物なので、人間による不要な外力に対する反発力はもの凄いなと感じました。私は樹形を整える為のカット(剪定)は行いません。樹形を整えるとは、人間視点の行いの為、モンステラにとっては望ましく無いと判断している為です。自然界で生きるモンステラは、人間によって葉をカット(剪定)される事なく美しく成長しています。下葉を切るとモンステラは大きくなると紹介されている事もある様ですが、自然界のモンステラは下葉を切られる事無く大きく成長していますし、モンステラ自ら葉を落とさない限りは、全ての葉がモンステラにとっては成長に必要な葉であると判断しています。過去のモンステラの栽培記録をご覧いただければ、過去一度もカット(剪定)されていないモンステラがどれほど美しい草姿をしているのかを実際にご確認いただけるかと思います。それではモンステラ栽培を開始して初めて行ったカット(剪定)についてご紹介致します。
目次
巨大な斑入りモンステラの剪定(2025年3月19日の様子)
カット(剪定)前に撮影したセブブルーミントの大株です。高さ2メートル50センチあります。白斑と緑斑の2種類の斑が入る珍しい株ですが、緑斑は古く下葉になるほどほとんど目立たなくなります。緑斑が一番鮮やかなのは新葉の時だけです。一見樹形も整っている様に見えるかもしれませんが、私が育てているモンステラの中では一番乱れています。斑入りのモンステラを美しく育てるのはとても難しいなといつも思います。

この株の支柱は、天井まで成長したら簡単に解体できる様に予め2本連結していました。ちょうど園芸用の緑のワイヤーが見える中央付近に、支柱の連結部分が確認できると思います。

切れ味の悪い古いカッターナイフだと、モンステラを余計に傷付けてしまうと思い新品のカッターを100円ショップで購入してきました。切れ味鋭い新品のカッターでカット(剪定)してあげた方がモンステラの苦痛も少ないと思いますし。

ちょうど支柱の連結部分と並行する様にカッターナイフでカット(剪定)を開始したところです。生きてるモンステラの茎は、こんなにも硬いのかと驚きました。

カット(剪定)が終わったところです。

予め支柱を簡単に分解できる様に連結していたので、モンステラがカット(剪定)できれば支柱は簡単に外せます。

写真の向かって右側の株を植木鉢に立てて、新しい支柱を上部に連結させれば、更にモンステラを大きく成長させる事ができますが、巨大に成長したモンステラはもの凄くスペースを取ります。なので今回は節間でカットして増やします。

地植えで育てると更に茎が太くなりますが、屋内栽培メインで育てた割には茎はかなり太い方だと思います。
こちらは茎に入っている緑斑部分です。緑斑が入っている事が確認できます。

こちらは茎に入っている白斑部分です。白斑が入っている事が確認できます。

そして筒状の麻布を自作してネトロンパイプに入れていたので、ネトロンパイプと麻布もいとも簡単にスポッと取り出す事ができます。これも栽培前にこうしておくと後々楽だろうなと思い仕込んでおきました。案の定、作業がとても楽です。そのうちどこかのユーチューバーさんにパクられそうなネタですが、モンステラを立派に育て上げなければ撮影できない内容なので、ぜひパクれるまでモンステラを立派に育てて欲しいなと思います。

ネトロンパイプの支柱と中に中に入っている用土については、以下のページでまとめています。
まずはトップの茎をカット(剪定)します。

ハサミで麻布を切れば、麻布内に根を生やしたトップカットとなります。

続いてミドルカットです。まずは茎をカットします。

この作業を節間で行うと以下写真の通りミドルカットの完成です。

麻布内から取り出してあげると既に立派に発根済みです。この状態でフリマサービスやオークションサービスで販売してしまう方もいらっしゃるかと思いますが、発根管理、発芽管理を行い、株の状態に問題無ければ販売しようかと思います。と言いつつ魅力的な新芽が出てくる様であれば自ら引き続き育ててしまうかもしれません。

解体後は新しい根が出てくるまで水耕栽培で管理してあげます。我が家の栽培環境ですと、夏場であれば3~4日、冬場であれば7~10日ほどで新しい根が必ず出てきます。

なお水耕栽培の水は水道水のみです。切り口に何か塗ったり、水の中に活力を補う様な液体を入れたりはしません。モンステラはとても丈夫なので、余計な事をしなくてもしっかりと発根し立派に成長してくれます。モンステラの水耕栽培については以下のページでご紹介しています。
モンステラのカット(剪定)4日目に発根が確認できました。詳細は以下のページにアップしました。
モンステラボルシギアナセブブルーミントの栽培記録
Plant Cultivation Record
時系列で栽培記録が確認しやすいように本ページでご紹介しているモンステラボルシギアナの栽培記録のみを一覧で以下にまとめています。
モンステラボルシギアナの栽培記録については、以下のページで全てまとめています。
モンステラセブブルーミント
Monstera Borsigiana Cebublue Mint

Types of Monstera
モンステラの種類
私が現在栽培しているモンステラの種類は、一般的な人気の種類(モンステラデリシオーサ、モンステラボルシギアナ)と、その他の種類(sp. ペルー、アカコヤグエンシス、アクミナータ、アダンソニー(マドカズラ)、エスケレート、オブリクア、サブピンナータ、シルテペカナ、スタンデリアナ、スプルセアナ、ドゥビア、ピナッティパルティタ、レクレリアナ)です。それぞれの詳細については、以下のページでまとめています。